2017.05.18

平成29年5月18日、全国造船安全衛生対策推進本部（全船安）愛知支部による安全点検パトロールが、全船安西日本総支部専門スタッフ、愛知支部長他愛知支部委員10人により（株）袖野造船所、伊藤造船（株）、千代田造船所（株）にて実施されました。中部運輸局からは船舶産業課長が参加しました。

安全点検パトロールでは現場確認の後、作業環境で良かった点、改善点等について各委員より発表がありました。

平成28年度中部運輸局管内では死亡事故は発生していませんが、全国では7件発生しています。原因としては、はさまれ・巻き込まれ2件、転落・墜落3件、転倒1件、高温物との接触1件となっており、転落・墜落が死亡原因の一位となっていること、また、造船所では高所作業の頻度が高いことから、転落・墜落事故に対する安全対策について活発な意見交換が行われました。

全船安の活動により造船所における安全意識が向上し、労働災害が発生しにくい作業環境となることを期待しています。中部運輸局では、今後も全船安の活動を支援して参ります。

※全船安とは、日本造船工業会、日本中小型造船工業会、日本造船協力事業者団体連合会及び造船事業者（加盟は任意。会員の総事業所数は約3,400 ヶ所）により構成される任意団体で、昭和58年に設立。
組織は、本部−総支部（東日本、西日本、中国・四国、九州・山口）−支部（県単位）