2018.05.24

平成30年5月24日（木）、全国造船安全衛生対策推進本部（全船安）の愛知支部による安全点検パトロールが、愛知県西尾市の鈴木造船所にて実施されました。

パトロールには、全船安から愛知支部長・地区班長、西日本総支部の専門スタッフが、中部運輸局から海事振興部の船舶産業課長が参加しました。

安全点検パトロールでは、造船所の作業現場の確認の後に、作業環境で良かった点、改善点等を各参加者が発表し、安全衛生管理の重要性を再確認しました。

昨年は、中部運輸局管内では死亡・重大災害の発生はありませんでしたが、全国では5件の死亡災害が発生しました（前年比3件減）。このため、造船所における災害の発生原因の多くを占める「はさまれ・巻き込まれ」、「墜落・転落」、「転倒」を防止するための安全対策について、各参加者による活発な意見交換が行われました。

安全点検パトロール等の全船安が行う活動により、造船所における安全衛生管理が向上し、災害のない作業環境となることが期待されます。中部運輸局は、今後も全船安の活動を支援して参ります。

※全船安とは、日本造船工業会、日本中小型造船工業会、日本造船協力事業者団体連合会等で構成される任意団体です。本部・総支部（東日本、西日本等）・支部（県単位）の組織体制で、全国の造船所の安全衛生推進活動を支援しています。