「中部運輸局自動車事故防止セミナー」を開催しました！
2019.01.24
〜事故防止のいま、事故防止の未来。〜
中部運輸局では自動車の事故防止を主なテーマとして、「中部運輸局自動車事故防止セミナー」を開催しております。当セミナーは平成２０年３月７日に開催して以来毎年度開催を続けており、今年度は平成３１年１月２４日、愛知県名古屋市のウインクあいち（愛知県産業労働センター）において開催しました。
今回は『事故防止のいま、事故防止の未来。』をサブテーマとし、平成２１年３月に「事業用自動車総合安全プラン」が策定されてから１０年を迎え、事故防止に対する取組や方策について理解を深めるとともに、最新の自動車先進安全技術を広く紹介しました。
はじめに講演として、自動車局安全政策課の大森隆弘室長（当日は同課塚田淳一補佐が代理）から事業用自動車の安全対策について、公益財団法人大原記念労働科学研究所所長の酒井一博氏から事業用自動車の事故削減に向けた１０年の歩みについて、筑波大学副学長の稲垣敏之氏から自動運転に繋がる運転支援技術とヒューマンファクターについて、東京海上日動リスクコンサルティング株式会社主席研究員の床尾あかね氏から運送事業者を元気にする健康経営についてそれぞれご講義いただきました。
加えて、「自動車事故防止の１０年」と題してパネルディスカッションを開催しました。
パネラーには先にご講義いただいた講師のみなさまのほか、自動車メーカー代表として日野自動車株式会社技監の小川博氏、バス代表として名鉄バス株式会社代表取締役常務の瀧修一氏、タクシー代表としてつばめ自動車株式会社代表取締役副社長の澤井利之氏、トラック代表として大興運輸株式会社常務取締役の棚橋親樹一氏に加わっていただき、総勢７名でのディスカッションを行いました。
なお、コーディネーターは酒井先生にお願いしました。
参加者総数は５７０名と多数の方にご聴講していただき、盛会のうちに終了することができました。
中部運輸局では、「事業用自動車総合安全プラン２０２０」の事故削減目標に向けた取組を効果的に実践していくため、『安全管理についてより理解を深めること、一体感を持って取組を推進すること、広く積極的な情報発信をすること』を使命（Ｍｉｓｓｉｏｎ）とした「Mission 1st運動（ミッションファースト）」を展開しております。当セミナーもこの運動の一環として開催したものです。
今回のセミナーにおいて講演いただいた内容、パネルディスカッションで挙がったご意見等を今後に生かし、事業用自動車の事故削減に向けた取組を推進して参ります。
