2019.05.13

〜名古屋調理師専門学校生が参加〜

中部運輸局では、船員の健康維持管理のため、船内調理要員（司厨員）の確保にむけた取り組みを進めています。

今回、独立行政法人海技教育機構の協力により、名古屋港ガーデン埠頭にて同機構の所属練習船「青雲丸」を活用したシップスクール（船内見学会）に学校法人糸菊学園　名古屋調理師専門学校の生徒10名が参加しました。

見学に先立ち、運輸局から司厨員の制度や船員の暮らし等の講話を聞いた後「青雲丸」に移動し、船内の調理場や保管施設等を見学しました。その後、「青雲丸」で働く船員さんを講師に招き、海運全般の話や船員の暮らし、そして、司厨員としての生活や仕事のやりがい、仕事以外の時間の過ごし方などのお話をしていただきました。

参加した生徒達は、船の職場というものを体感する経験がほとんどなかったこともあり、船の魅力と、司厨職という船員の健康と食事を司る職務の重要性などの話を聴いて学習することができました。

シップスクール終了後のアンケートでも、「参加してとても良かった」「船内の仕事などがよくわかった」「海運の仕事に魅力を感じた」「将来の進路専攻に参考となった」など、好評価となりました。

四方を海に囲まれたわが国では、海外、国内の輸送において船舶が大変重要な役割を果たしています。中部運輸局では、将来の船員の担い手を確保・育成するため、引き続き、各種セミナーや海洋教育の推進に引き続き取り組んでまいります。