ナンバープレート分科会とりまとめ(概要)


 自動車社会の飛躍的進展、国民の価値観の多様化等を背景として、21世紀へ向けた、望ましいナンバープレートのあり方についてとりまとめた。

○今後のナンバープレートのあり方に関する基本的考え方

 以下の理由により、現行のナンバープレートの基本的機能は維持するが、これを損なわない範囲で、希望ナンバー制を活用して、いくつかの選択肢を提供し、弾力化を図ることが適当
○望ましいナンバープレートヘ向けての具体的な施策

 以下のように段階的に実施。中長期的施策については、平成15年度に予定されているMOTAS(自動車登録検査業務電子情報処理システム)の更改等を考慮
  1. 短期的施策
    次のものについては、関係者間で検討を行い可能なものから実施
    ア 抽選対象番号の見直し
     競争率の低い番号は抽選対象からはずす等抽選対象番号の見直し
    イ 手続きの簡易化
     抽選対象でない番号について、郵送又は電話等による予約受付
    ウ 4桁以下の数字の継続使用
     4桁以下の数字について、希望ナンバー制を活用して、可能な範囲で継続使用
    工 交付期間の短縮
     申込みからナンバープレートの交付までに要する期間の一層の短縮
  2. 中長期的施策
    ア 配色
     視認性や色覚障害者への配慮、塗色の耐久性、費用対効果等様々な制約条件があることから、慎重に検討
    イ サイズ
     国際標準化の動向を注視しながら、表示内容とあわせて慎重に検討
    ウ 素材
     反射材の使用について、耐久性、視認性の検証を行う等、配色の弾力化と合わせ慎重に検討
    工 表示内容
    • 地域名表示の細分化については、地域の要望にもよるものであることを十分考慮しつつ、地元の合意形成の状況、その地域での登録台数の規模等、MOTASやプレート製造ラインに与える影響(費用負担のあり方を含む)等様々な要素を総合的に検討
    • 地域名表示のアルファベット利用については、認知度、視認性や記憶性等の観点からは当面見送る。長期的にはその可否を検討
    • 自家用・事業用表示(ひらがな)のアルファベット利用、字体の見直し等については、視認性やおばえ易さ等を検証した上で、実施について検討

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