スマート化分科会とりまとめ(概要)


 ナンバープレートにICチップを取り付け、登録情報等を道路側の機器等との間で電子的にやりとりするスマートプレート[ SMART PLATE (=System of Multi‐functional lntegration of Automobiles and Roads in Transport in 21st Century PLATE)]の活用のあり方、実用化に当たっての課題等についてとりまとめた。

○スマートプレートの活用イメージ(活用分野や方式を確定するものではない)

○スマートプレートの位置づけ

 自動車交通に不可欠な新しい社会の共通インフラとして位置づけ、将来的には基本的に、すべての車両に普及を図ることが適当。
(スマートプレートの特徴)
○スマートプレート実用化への課題

  1. 技術的課題
    ICチップの仕様(材質、容量、電源、CPUの有無等)、周波数や電波の強さ等
  2. スマートプレートに記録する情報
     プライバシーの保護等の観点から、ナンバープレートの情報及び自動車登録ファイルに記載されている情報とする。それ以外の情報が必要な場合には、オプション装置の併用等によって対応
  3. プライバシーの保護
     法規制面のみならず国民の理解や安心感等への配慮が必要
  4. セキュリティ対策
       最新の情報技術を用いたセキュリティの確保(認証鍵方式等)
      信頼性の高い情報管理、運用体制の構築
○今後の遠め方

 以下の実験等を通じ、上記課題の検討を進め、概ね2003年を目途に、特定の地域において一定の範囲で実用化に係る試験運用を行うことを目標。遅くともITSの普及が見込まれる21世紀初頭には全国展開。なお、普及に向けては、 等が必要
  1. 第一次実証実験(2000年):自動車(1台)によるテストコースでの走行実験
  2. 第二次実証実験(2001年):複数車種、複数台によるテストコースでの走行実験
  3. フィールド実験(2002年):実用段階を想定した公道上における走行実験

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