タクシーは、正式には一般乗用旅客自動車運送事業といいます。
1個の契約により「乗車定員10人以下の自動車」を貸し切って旅客を運送する一般旅客自動車運送事業のことで、法人タクシーと個人タクシーが代表的な存在となっています。
また、身体障害者や要介護者などの移動制約者の移動手段として福祉タクシーが活躍しています。
個人タクシーは「1人1車制個人タクシー」といい、1人の個人が1台の自動車を使用する事業で、都市を中心に営業しており、中国地方では、広島交通圏(広島市※1、廿日市市※2、安芸郡府中町、海田町、熊野町及び坂町)、呉市A※3、福山交通圏(福山市、尾道市※4)、岡山市※5、倉敷交通圏(倉敷市、都窪郡早島町)、岩国交通圏(岩国市、玖珂郡和木町)、周南市、宇部市、下関市の9つの区域にあります。
一方、法人タクシーは、複数の乗務員、複数の車両により組織的に事業を営みます。
福祉タクシーは、福祉自動車を使用して、障害者等の運送に業務の範囲を限定して事業を行う福祉限定タクシーが一般的ですが、法人タクシーでも福祉自動車を導入してサービスの提供を行っています。
タクシー車両には、一般車両の他に、グレードの高い「ハイヤー車両」や、グループでの小旅行に便利な「ジャンボタクシー」、車椅子や寝台車のまま乗れる「福祉自動車」があります。
また、健康な方はもちろんのこと、足腰の弱い高齢者、車いす使用者、ベビーカー利用の親子連れ、妊娠中の方など、誰もが利用しやすい"みんなにやさしい新しいタクシー車両"として、ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)の導入も行われています。
タクシーには、大型、中型、小型などの区分があり、それぞれに運賃料金が定められています。
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