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第173号 (平成28年1月29日発行)

札幌モーターショー2016でのテープカット (平成28年1月22日)

 「目次」件名をクリックすると、それぞれの記事に移動します。
 ○今年度第3回目の北海道運輸局長記者会見を開催
 ○『島信一朗・北海道ユニバーサル上映映画祭実行委員会』が大臣表彰を受賞
 〜インクルージョンの理念の下、誰もが楽しめる映画祭を通じたUDのまちづくり〜
 ○編集後記


今年度第3回目の北海道運輸局長記者会見を開催


 総務部 広報対策官

記者会見場の様子

 
 北海道運輸局では、1月8日(金)札幌第2合同庁舎において、新聞社、テレビ局、専門紙あわせて20社23名の方に参加をいただき、局長記者会見を開催しました。

記者の質問に答える北海道運輸局
川勝 敏弘 局長(写真 中央)

 はじめに川勝局長から観光と地域公共交通の施策、自動車運送業などにおける人材育成などの取組状況と今後の方針を説明し、記者からの質問を受けました。

 観光の施策では、平成28年度の観光庁予算が前年の2倍以上の245億4500万円が計上され、急激な訪日外国人旅行客の増加に対して受入れ態勢を整備していくこと、北海道では二次交通、宿泊施設の不足問題への対応や地方での消費拡大に向けた環境整備等のほか、道東の広域観光周遊ルート形成促進の支援や地方での観光地域づくりの強化に取り組むことが示されました。


 地域公共交通の施策では、広域拡散という北海道特有の状況に触れながら、交通政策基本法の理念や同基本計画の概要を説明すると共に、道内で初めて地域公共交通網形成計画を策定した函館市を例にあげ、地域公共交通の再編・形成の取り組みについて説明しました。また、被災し一部区間が運休となっているJR日高線について復旧に関する調整を進めていくとの考えも示されました。

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「島信一朗・北海道ユニバーサル上映映画祭実行委員会」が大臣表彰を受賞
〜インクルージョンの理念の下、誰もが楽しめる映画祭を通じたUDのまちづくり〜

 交通政策部消費者行政・情報課


“個人”と“団体の代表”として大臣表彰を受けた島 信一朗氏 (写真 中央)
写真左より、ミュージックサイン担当の相馬 恵美 氏、北星学園大学の鈴木 克典教授、
島氏、山本 順三国土交通省副大臣、映画祭の実行委員会事務局長の橋本 和幸氏
(平成28年1月22日)


 国土交通省では、国土交通分野におけるバリアフリー化の推進に多大な貢献が認められた個人又は団体を表彰し、優れた取組みについて広く普及・奨励することを目的とした、国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰を設けております。第9回となった今年度は全国で計4件(団体3・個人1)が受賞し、函館市の「島 信一朗」氏が個人として、そして自らが代表を務める「北海道ユニバーサル上映映画祭実行委員会」が団体として受賞しました。


映画祭の看板


 本年度で10年目を迎えた「北海道ユニバーサル上映映画祭」は、複数ジャンルにわたる上映作品に、映画を鑑賞する全ての人が総合芸術として楽しむための様々な工夫として、全上映作品に「日本語字幕」が付いている他、映画の映像・画面の様子を音声で表現する「音声ガイド」や、聴覚障がいの方のために「音楽や背景音を手話や動作、絵などを使って視覚化表現する“ミュージックサイン”」という他に例のない取り組みを導入しております。
 また、司会や関連企画には「要約筆記」「手話通訳」を用意するとともに、会場には「補聴援助システム(磁気ループ席)」や「選べる車椅子席」を設置し、「託児所」の完備するなど、映画鑑賞をすること自体にバリアのある方にも応じた、様々な映画の楽しみ方を用意しています。


音楽などを視覚化表現する“ミュージックサイン”

司会等の発言を素速く文字で伝える“要約筆記”


 加えて、映画祭の関連行事として、バリアフリーに関するシンポジウムやワークショップ、モニターツアーを行うなど、自治体や団体、地域などと協同した多様な関連企画にも取り組んでいます。

 選考委員からは「『誰もが共に生きる意識を持った優しい社会環境の実現』、『地域のユニバーサルデザイン化の普及』、『子どもたちの世代からインクルージョンの意識を持つ人づくり』を目指し、障害がある方や健常者、高齢者や子供などを問わず、参加した誰もが同じ環境で楽しむことができる映画祭をはじめとして様々なユニバーサルデザインへの取組みを継続して行っておられます。このように、インクルージョンの理念の下に地域や人に優しいまちづくりを継続して進めておられる点を高く評価し、表彰することとしました。」と講評がありました。


障がいがある方を対象にした“観光モニタリング
体験コースツアー”を実施  (大沼公園)

誰もが共に楽しめる旅行、外出
機会の増進を目指しています 


 インクルージョンとは、一般的に「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という理念です。島 信一朗氏はこの一般的な理念に加え、インクルージョンの本質を「普遍的四つの人間観」からなると考え、ひとりひとりの違いを当たり前に認め合い、つなげ合うことで広がる優しさの波紋を大切にしながら、インクルーシブ社会の実現に向けて活動されています。
 以下、島信一朗氏が掲げるインクルージョンの本質を原文のままお伝えします。


北海道運輸局主催のバリアフリー教室で講義を行う島氏


インクルージョンの本質
【普遍的四つの人間観】

一 ひとりひとりは掛け替えのない存在。 全てが代用の利かない大切な存在。全ての命は尊きもの。 あるがままこそが美しい命の輝き。【尊厳】

一 ひとりひとりは、同じ存在ではない。全てが違う存在。 固有の良さや持ち味・可能性、得て不得手・向き不向きをそれぞれの「違い」として存在することが当たり前。 限られた価値だけで人間を観てはいけない。 ひとりとして同じ人間は存在しない。【尊重】

一 人間は決してひとりでは生きていけない存在。 心は全てを認め合い、信じ合い、助け合い、支え合う。 掛け替えないひとりひとりを尊重し合う心。 ひとりひとりの違いを尊重し合う心。【共存】

一 人間は繋がりの中で生きていく存在。 繋がりは、同情や哀れみ、優劣ではなく、共感し合いながら保たれるもの。互いの心を傾聴し、心と心がふれあうことで、心地良い距離感の中、心は穏やかに共存する。 こうして命の輝きは柔らかな光を放ち、万人が共に生きる社会を照らす。【共生】

私たちの存在は、あるがままで輝いています。
この尊き命の輝きは、全て違う輝きを放ち、等しく価値ある存在です。
一人一人の違いを当たり前のこととして、互いに認め合い・尊重し合いながら共存する。
この真なる共存の広がりによってつくられる共生社会こそが、本来あるべき自然の姿。

    ソーシャル インクルージョン プロジェクト 2016  島 信一朗
 

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編集後記

 総務部 広報対策官
                   

    ☆札幌第2合同庁舎から見える雪まつり大通り10丁目会場の雪像造りは日々形を現し、1月も「あっという間」に過ぎようとしています。この1月、道東、オホーツク地方は爆弾低気圧の影響により一時陸の孤島となった町もあり、また、遠くの沖縄本島では寒波に見舞われ観測史上初の降雪が確認されています。
    ☆今年はオリンピック・イヤー、日本代表チームも続々とオリンピック出場を決定させています。今大会で競技初採用となる『7人制ラグビー』は男女ともに出場を決めておりますが、この中には道産子選手も候補にあげられているようで、余念無い準備で掴み取って貰いたいものです。「初」繋がりでした。
    ☆最後までお付き合い頂きありがとうございました。インフルエンザ流行のピークを迎えようとしています。皆様身体にお気を付け冬を乗り越えましょう。