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第191号(平成29年6月30日発行)

 「目次」件名をクリックすると、それぞれの記事に移動します。
 ○地域公共交通シンポジウム in 札幌・旭川・釧路
  〜北海道における持続可能な交通体系の構築に向けて〜
 ○「ひと・もの」協働輸送プロジェクト、いざ空知へ

 ○平成29年度「不正改造車排除強化月間」
  〜街頭検査を実施しました〜
 ○平成29年度観光及び自動車関係功労者等表彰式を挙行
  〜81名・62事業所(場)を表彰〜
 ○運輸安全マネジメント制度の今後について

 ○編集後記


地域公共交通シンポジウム in 札幌・旭川・釧路

〜北海道における持続可能な交通体系の構築に向けて〜



 交通政策部 交通企画課

札幌会場の様子

 昨年11月、JR北海道は、厳しい経営環境を踏まえ、単独では維持困難な線区を公表し、地域における持続可能な交通体系の構築のために地域と協議を行いたい意向を示しました。
 今後、北海道においては、鉄道、自動車、航空などの交通手段が、それぞれの適性に応じて適切な役割分担をしながら、持続可能な交通体系を構築していく必要があります。
 既に全国の様々な地域において、事業者、地域住民、行政が連携して地域の公共交通を支え、その維持・活性化を図っている取組事例が見られます。

開会挨拶をする
石ア北海道運輸局長

 そこで、北海道における持続可能な交通体系の構築に向けて、他地域での取組事例等に詳しい学識経験者、自治体職員、事業者等からの講演・発表とパネルディスカッションを通じて、皆様とともに検討する機会となるよう、札幌市旭川市及び釧路市の3都市でシンポジウムを開催しました。
 自治体、交通事業者などさまざまな業界から、札幌会場で約200名旭川で約150名釧路会場で約160名と多くの方々にご参加をいただきました。




 平成29年6月7日(水)開催の札幌会場では、名古屋大学加藤教授による基調講演、事例発表として近畿日本鉄道(株)福嶌計画部長より赤字路線再生に向けた地域鉄道線への取組、京都府寺井交通政策課長より鉄道事業再構築のために行った「上下分離」方式の取組、イーグルバス(株)谷島代表取締役社長より効率的なバス事業と交通まちづくりの取組に関して講演を賜りました。

旭川会場の様子

 平成29年6月12日(月)開催の旭川会場では、流通経済大学板谷教授による基調講演、事例発表として札幌会場に引き続き近畿日本鉄道(株)福嶌計画部長から赤字路線再生に向けた地域鉄道線への取組、福島県尾形生活環境部長JR東日本(株)大口復興企画部長からそれぞれ、自然災害で被災した路線の復旧への取組について講演を賜りました。

釧路会場の様子

 平成29年6月16日(金)開催の釧路会場では、札幌会場に引き続き名古屋大学加藤教授による基調講演、事例発表として旭川会場に引き続きJR東日本(株)大口復興企画部長より被災路線復旧への取組、和歌山電鐵(株)礒野代表取締役専務より鉄道利用促進等の取組、福井県平林並行在来線対策室長より地域鉄道支援の取組に関して講演を賜りました。





 また各会場では、基調講演、取組事例発表後にパネルディスカッション「北海道における持続可能な交通体系の構築について」と題して加藤教授、板谷教授、事例発表者、本省鉄道局の水嶋次長、大野鉄道事業課長にご登壇頂き、自治体・事業者・国それぞれの立場から、持続可能な交通体系構築に向けた取組におけるポイントや、今後の地域公共交通の課題等について活発な意見交換が行われました。


名古屋大学 加藤教授

流通経済大学 板谷教授


 シンポジウムの開催概要及び資料は、以下の北海道運輸局ホームページに掲載しております。
 ・地域公共交通シンポジウム in 札幌(平成29年 6月 7日(水)開催)
 ・地域公共交通シンポジウム in 旭川(平成29年 6月12日(月)開催)
 ・地域公共交通シンポジウム in 釧路(平成29年 6月16日(金)開催)

プログラム

○札幌会場(平成29年 6月 7日(水)開催)
【第1部】
・話題提供@『地域公共交通における最近の動向、国の支援策について』

          国土交通省 総合政策局 公共交通政策部 交通支援課長 杉山 忠継
・話題提供A『JR北海道の現状等について』
          国土交通省 鉄道局 鉄道事業課長 大野 達
・基調講演 『「鉄道を残す」から「地域公共交通を守り、育て、活かす」へ!』
          名古屋大学大学院 環境学研究科 教授 加藤 博和 氏
・事例発表@『近鉄における地域鉄道線への取組みについて』
          近畿日本鉄道 株式会社 総合企画本部 計画部長 福嶌 博 氏
・事例発表A『鉄道事業再構築(上下分離)の取組について
      〜北近畿タンゴ鉄道(KTR)から京都丹後鉄道(丹鉄)へ〜』

          京都府 建設交通部 交通政策課長 寺井 豊 氏
・事例発表B『見える化と地域おこしによる交通まちづくりの取り組み』
          イーグルバス 株式会社 代表取締役社長 谷島 賢 氏
【第2部】
・パネルディスカッション 「北海道における持続可能な交通体系の構築について」


近畿日本鉄道 株式会社
福嶌計画部長

京都府
寺井交通政策課長

イーグルバス 株式会社
谷島代表取締役社長


○旭川会場(平成29年 6月12日(月)開催)
【第1部】
・話題提供@『地域公共交通における最近の動向、国の支援策について』

          国土交通省 総合政策局 公共交通政策部 交通支援課長 杉山 忠継
・話題提供A『JR北海道の現状等について』
          国土交通省 鉄道局 鉄道事業課長 大野 達
・基調講演 『受益と負担の関係から考える鉄道存廃の判断基準』
          流通経済大学 経済学部 教授 板谷 和也 氏
・事例発表@『近鉄における地域鉄道線への取組みについて』
          近畿日本鉄道 株式会社 総合企画本部 計画部長 福嶌 博 氏
・事例発表A『平成23年7月新潟・福島豪雨から6年「只見線」復活に向けた福島県の取組』
          福島県 生活環境部長 尾形 淳一 氏
・事例発表B『気仙沼線・大船渡線のBRTによる復旧』
          東日本旅客鉄道株式会社 執行役員 総合企画本部 復興企画部長
                                               大口 豊 氏
【第2部】
・パネルディスカッション 「北海道における持続可能な交通体系の構築について」


福島県
尾形生活環境部長

東日本旅客鉄道 株式会社
大口復興企画部長

パネルディスカッションの様子
(旭川会場)



○釧路会場(平成29年 6月16日(金)開催)
【第1部】
・話題提供@『地域公共交通における最近の動向、国の支援策について』

          国土交通省 総合政策局 公共交通政策部 参事官 上田 大輔
・話題提供A『JR北海道の現状等について』
          国土交通省 鉄道局 次長 水嶋 智
・基調講演 『「鉄道を残す」から「地域公共交通を守り、育て、活かす」へ!
      〜それが地域を守る道〜』

          名古屋大学大学院 環境学研究科 教授 加藤 博和 氏
・事例発表@『和歌山電鐵の取組み』
          和歌山電鐵 株式会社
          岡山電気軌道 株式会社 代表取締役専務 礒野 省吾 氏
・事例発表A『福井県における地域鉄道支援の取り組み
      〜えちぜん鉄道の発足から挑戦を中心に』

          福井県 総合政策部交通まちづくり課並行在来線対策室 室長 平林 透 氏
・事例発表B『気仙沼線・大船渡線のBRTによる復旧』
          東日本旅客鉄道株式会社 執行役員 総合企画本部 復興企画部長
                                               大口 豊 氏
【第2部】
・パネルディスカッション 「北海道における持続可能な交通体系の構築について」


和歌山電鐵 株式会社
磯野代表取締役専務

福井県
平林並行在来線対策室長

パネルディスカッションの様子
(釧路会場)
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「ひと・もの」協働輸送プロジェクト、いざ空知へ



 旭川運輸支局

各分野を越えて、力をひとつに!


 「ひと・もの」協働輸送プロジェクトは、路線バスの空席スペースを貨物輸送に活用し、地域における宅配貨物輸送等の物流サービスを効率化するシステムを構築することで、輸送の効率化と生産性の向上を図り、地域の公共交通サービスと物流サービスの維持・確保が期待されています。

深滝線貨客混載輸送スタート!

 すでに、昨年度から道北地区の「士別〜士別朝日」・「名寄〜下川町」・「名寄〜美深町」、十勝地区の「足寄〜陸別町」で展開されているこのプロジェクトですが、5月26日より
空知地区の「深川〜妹背牛町・雨竜町・秩父別町・北竜町・沼田町」間
で新たにスタートしました。






中間停留所にて荷物受取

 空知地区での「ひと・もの」協働輸送プロジェクトの目玉は、複数の中間停留所における貨物の受け取りにあります。
 昨年度までの北海道における「ひと・もの」協働輸送プロジェクトでは、路線バスを改造する事無く、空席スペースを利用したバス事業者・物流事業者双方にとって負担が少なく、導入が容易なシステムでしたが、貨物の受け取りは最終停留所で行われていました。
 しかし、空知地区での「ひと・もの」協働輸送プロジェクトでは、従来のシステムに加えて、同一バス路線上の最終停留所ではない、複数の中間停留所における貨物の受け取りを実現しました。

 この新システムが実用化されたということは、このプロジェクトをひとつのバス路線を用いることで、複数の最終停留所を有しない過疎地域への導入を可能にすることを意味し、より広範囲に、より効率的で、より生産性の高い輸送サービスの提供へと繋がるものです。

 さらに、この空知地区では、バス事業者である空知中央バス 株式会社 様と物流事業者であるヤマト運輸 株式会社 様がタッグを組み、スキー板など従来の荷物BOXでは対応できないようなサイズの大きい物品も輸送出来るような仕組みを検討しており、実現すればより高品質なサービスを、すでに実施している地域も含め、より広範囲に提供できることになるでしょう。

最後は、荷物BOXごと回収
これからお客様の元へお届け!!















 北海道における「ひと・もの」協働輸送プロジェクトは、現在まで協力してくださっている地域の皆様や運送事業者様のおかげで、広範囲に効率的でより生産性の高い輸送サービスをより少ない負担で実現できるよう進化しており、より多くの地域へ展開されることが期待されています。

 今回、新たに導入した本地域において皆様とともにこの新システムを成功につなげ、より多くの地域により高い品質の輸送サービスを届けられたらと考えております。

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平成29年度「不正改造車排除強化月間」
 〜街頭検査を実施しました〜



 自動車技術安全部 整備・保安課

平成29年度「不正改造車排除強化月間」中に実施した
街頭検査の様子


 我が国の自動車保有台数は、平成28年12月末現在で8,160万台を超えており、自動車が国民生活に欠かせない移動手段となっている一方、交通事故の発生状況は依然として厳しく、また、交通量の多い地域における自動車の排出ガス、騒音等による環境の悪化が深刻な社会問題となっています。
 特に、部品の取付けや取外しによって保安基準に適合しなくなっても、違法であるとの認識のないままに改造を行っている自動車使用者や、その意を受けて車検時には基準適合していても車検後に部品の取付けや取外しをする不正改造を行う事業者もいる状況となっております。また、本年2月15日、京都府警において、速度抑制装置の改変を行う部品を販売した被疑者を同装置の不正改造ほう助の容疑で逮捕するという事案も発生しているところです。
 国土交通省では、このような状況を改善し、車両の安全確保及び環境保全を図ることにより、国民の安全、安心を確実に確保していくため、平成29年度においても、関係省庁、自動車関係団体等と協力して、「不正改造車排除強化月間」を全国的に展開しており、特に6月を「不正改造車排除強化月間」として一層強力に取り組みました。

 北海道運輸局では、強化月間終了後においても街頭検査を実施し、不正改造車の排除に努めるとともに自動車の使用者に対し指導等を行っていきます。

 不正改造車を排除する運動等の詳しい情報は、こちらをご覧ください。

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平成29年度観光及び自動車関係功労者等表彰式を挙行
  〜81名・62事業所(場)を表彰〜


 総務部 総務課

 
 6月1日(木)に札幌第2合同庁舎9階講堂において、平成29年度観光及び自動車関係功労者等表彰式を挙行いたしました。
 観光及び自動車関係功労者等表彰は、永年にわたり北海道の観光及び自動車関係事業でご活躍されてこられた方に対して、各分野でのご功績に敬意を表し、毎年6月に表彰状を授与しているものであります。

表彰状授与の様子

 今年度は、「観光関係功労者 1名」、「バス関係功労者 25名」、「タクシー関係功労者 2名」、「貨物自動車運送事業関係功労者 12名」、「自動車販売事業関係功労者 7名」、「自動車整備事業功労者 24名・35事業場」、「適正化事業指導員 2名」、「観光をめぐる奉仕活動等の一般協力者 3名」、「環境保全優良事業者 5名・1事業者」、「安全性優良事業所 18事業所」、「環境に優しい自動車整備事業場 8事業場」の合計81名・62事業所(場)を表彰いたしました。



 表彰式には、受賞者の方々をはじめ、多くの来賓及び関係者の皆様にご参列いただきました。石ア 仁志 北海道運輸局長の式辞に始まり、表彰状授与、続いて、来賓を代表して北海道自動車整備連合会 会長の柿本 純 様より祝辞を、受賞者を代表して一般社団法人 室蘭地方自動車整備振興会 副会長の江良 貴志 様より謝辞をいただき、滞りなく閉式いたしました。

 受賞された皆様の益々のご活躍とご健勝、ならびに業界の益々のご発展をお祈り申し上げます。


祝辞を行う
北海道自動車整備連合会
会長 柿本 純 様

謝辞を行う一般社団法人 
室蘭地方自動車整備振興会
副会長 江良 貴志 様
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運輸安全マネジメント制度の今後について



 総務部 安全防災・危機管理調整官

運輸安全マネジメント制度の今後のあり方
〜これまでの10年を踏まえた運輸安全マネジメントのスパイラルアップに向けて〜
(概要)

 運輸安全マネジメント制度は、運輸事業者自らが、経営トップから現場まで一丸となり安全管理体制を構築・改善することにより、輸送の安全性を向上させることを目的として、平成18(2006)年10月に導入され、保安監査とともに両輪となって輸送の安全確保に寄与してきました。
 制度創設から10年が経過したことを踏まえて、運輸審議会運輸安全確保部会において、これまでの取組のフォローアップを行い、今後の方向性や今後5年間で重点的に取り組む措置等を盛り込んだ提言『運輸安全マネジメント制度の今後のあり方〜これまでの10年を踏まえた運輸安全マネジメントのスパイラルアップに向けて』をとりまとめました。

 とりまとめの主な内容としては、
・貸切バス事業者に対する運輸安全マネジメント評価を重点的に実施し、今後5年間で全ての貸切バス事業者の安全管理体制をチェック
・トラック・タクシー事業における運輸安全マネジメント制度の適用範囲を300両以上から200両以上へ拡大
・社会環境・事業環境の変化に応じた「運輸事業者における安全管理の進め方に関するガイドライン」の見直し
・運輸安全マネジメント評価のための国の体制強化
となっており、取りまとめで示された方策を総合的に実施することにより、運輸安全マネジメント制度のスパイラルアップを目指すこととなります。

 とりまとめの全文については、こちらをご覧ください。

 また、札幌第2合同庁舎9階講堂において、国土交通省大臣官房運輸安全監理官付 柴田 徹 主任運輸安全調査官を講師に毎年開催している「運輸安全マネジメントセミナー」を、平成29年度についても6月22日(木)〜6月23日(金)の2日間に開催いたしました。

会場の様子

 本セミナーは、運輸安全マネジメント制度の普及・浸透に向けた取組みとして、『ガイドライン』・『内部監査』・『リスク管理』の3つに分けて行い、鉄道・自動車・海事・航空事業者等の安全担当部署に所属する方を中心に、各セミナーとも定員を超える約300名の皆様に出席していただきました。

 6月22日(木)午後に行われた『ガイドラインセミナー』においては、安全管理体制全般の構築・改善を推進するための取組を、項目別に参考例を示しながら具体的に解説しました。


講師の柴田 徹 主任運輸安全調査官

 翌日の6月23日(金)午前に行われた『内部監査セミナー』においては、組織体制、内部監査員の選出、内部監査計画の立案、監査技法など、内部監査を実施するために必要な基礎を具体的に解説しました。

 同日午後に行われた『リスク管理セミナー』においては、事故の再発防止等に関する「リスク管理」に係る情報の収集、分類、分析方法から分析結果を活用する手法を具体的に解説しました。



 本セミナーを通じて、各運輸事業者の皆様のさらなる安全性向上の取り組みに役立つことを願うとともに、安全マネジメント制度についてご不明な点等があれば、北海道運輸局までお問い合わせください。

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編集後記

 総務部 広報対策官
                   

    ☆本号では、地域公共交通シンポジウム、「ひと・もの」協働輸送プロジェクト等の概要に
       ついて掲載させて頂きましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。
    ☆いよいよ明日から7月、夏本番を迎え全道各地で様々なイベントが開催されますが、
       来月は当誌でも「海の月間」イベントを掲載予定です。
       最近は気温も少しずつ上がってきました。皆さんも是非、ご家族、ご友人と足を
       運んでみてはいかがでしょうか。。