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遠間和広(とおま・かずひろ):妙高市

遠間和広(とおま・かずひろ):妙高市印刷用ページ

遠間和広(とおま・かずひろ):妙高市図
■温泉ソムリエ協会 家元
■赤倉温泉観光協会 会長
■妙高市観光協会 副会長
■遠間旅館 代表取締役

選定理由

新潟県妙高高原の赤倉温泉において、「温泉ソムリエ」(フランス料理のソムリエがワインの専門知識を持つように、温泉の基礎知識を持ち、正しい入浴法を指導できる人)を提唱し、認定制度として平成14年11月から開始しています。
「温泉ソムリエ」という名称の発案者は清水富弘氏(上越教育大学助教授、医学博士)でありますが、遠間氏は清水氏から資料提供や指導を受けて、認定制度として温泉ソムリエの普及・発展等に尽力してきました。
遠間氏は「温泉ソムリエ」の提唱人として、各温泉地を精力的に指導して回り、制度の定着や入浴法の普及及び地域観光のPR等を目指してTV・ラジオ・雑誌・新聞等のメディアやホームページを通じて全国に情報発信し、更なる振興に取り組んでいます。

具体的な取り組みの内容

温泉ソムリエ 認定証授与図温泉ソムリエ 認定証授与

「温泉ソムリエ」とは、健康増進のための温泉入浴方法を指導する指導員であり、そのためには温泉そのものの基礎知識等を取得するとともに、個々の温泉の特長を把握し、さらには、その温泉周辺の温泉地の特長も把握し、当地のポテンシャルを十分に活用し、適切な入浴方法を指導しなければなりません。また、温泉療養にあたり「ウォーキング」「健康食」等も組み合わせ、温泉を活用した総合的な健康プログラムを提供するための知識を取得した人を指します。

温泉ソムリエ 講習風景 その1図温泉ソムリエ 講習風景 その1

「温泉ソムリエ認定制度」は、赤倉温泉で生まれた温泉入浴の総合アドバイザー制度であり、講習会に参加することによって認定されます。認定期間は1年間です。年数回開催される講習会の内最低1回に参加して、「健康入浴法」や「美人入浴法」など身体に良い入浴法や温泉の効能知識等の新しい情報を取得し続けなければ温泉ソムリエになり続けることが出来ない制度となっています。

温泉ソムリエ 講習風景 その2図温泉ソムリエ 講習風景 その2

当初赤倉温泉でのみ実施していましたが、現在「温泉ソムリエ」では新潟県旅館組合として登録商標を取得しており、範囲を湯沢・松之山・五頭温泉郷・佐渡等の全県に拡大して実施しています。

地域振興の事業として温泉地の活性化を目指して、温泉経営者や従業員らを対象として実施してきた制度でありますが、一般客からも取得希望が多く寄せられ、平成17年7月より赤倉温泉にて「温泉ソムリエ認定ツアー」を実施しており好評であります。

温泉ソムリエ認定ツアー セミナー風景 その1図温泉ソムリエ認定ツアー セミナー風景 その1

この様に「温泉ソムリエ」制度は定着してきておりまして、平成17年10月現在、赤倉温泉地区において55名がおり、各地区での出張講習会にも全県から参加者が集まっています。本年の講習会には湯沢温泉地区で103名、松之山温泉地区で53名、五頭温泉郷地区で50名、佐渡で50名の受講者がおり、全県で認定者が増加してきています。

温泉ソムリエ認定ツアー セミナー風景 その2図温泉ソムリエ認定ツアー セミナー風景 その2

認定者の中心は温泉経営者や従業員等であり、お客様へのサービスとして始まった制度でしたが、一般利用者からも希望者が多いため「温泉ソムリエ認定ツアー」を定期開催し、現在(平成17年11月10日現在)は一般利用者として86名の認定者と3名の特別認定者がおります。

「温泉ソムリエ」を導入した温泉地では、温泉を深く学ぶことで旅館の従業員の意識が変わったと同時に、お客さんの評価も高まっていると言う手応えがあるようです。

赤倉温泉 滝の湯図赤倉温泉 滝の湯

また、発祥地である赤倉温泉地区では、昨年度までの観光客入込数(妙高市妙高高原支所調べ)は以下のとおりでありますが、平成14年度から回復傾向にありまして、温泉ソムリエの導入によりマスコミ等へ取り上げられたことも大きな要因と思われると同時に、昨年の中越地震の風評被害も極力抑えていると思われます。

13年度 858,970人(対前年比 95.2%)
14年度 853,420人(対前年比 99.2%)
15年度 850,730人(対前年比 99.8%)
16年度 804,890人(対前年比 94.6%)

温泉ソムリエ 認定者図温泉ソムリエ 認定者

にいがた観光カリスマ

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