南雲 友美(なぐも ともみ):新潟県湯沢町
■観光バスガイド
■おもてなしインストラクター
選定理由
新潟県湯沢町において、観光バスガイドとして地域の観光魅力を伝えるとともに、おもてなしインストラクターとして宿泊施設従業員、タクシードライバーなどの研修会の講師を努め、地域に大きく貢献しています。
具体的な取り組み内容
新潟県湯沢町は、古くから温泉場として知られ、川端康成の小説「雪国」の舞台となったことで有名です。越後湯沢温泉、スキー場などの観光資源を抱えており、JR東日本の越後湯沢駅は上越新幹線「とき号」の多くが停車する他、東京〜越後湯沢の区間運行「たにがわ号」も約1時間おきに発着します。また、北越急行ほくほく線経由の特急「はくたか」が六日町駅から乗り入れており、首都圏と北陸とを結ぶ乗換駅という役割も有しています。現在では、首都圏からの観光客を中心に年間約500万人以上が訪れるリゾート地となっています。
このような状況のなか、鉄道利用の観光客が多い湯沢町において周遊バスを提案し、自ら日帰り観光バス「こころ号」の観光バスガイドとして観光振興に尽力しています。こころ号では、越後湯沢駅を起終点として湯沢町及び周辺地域の文化・歴史・食にふれる旅ができ、今年で4年目を向え、年間3000人以上が利用しています。二次交通の弱い地域において、周遊バスで地域の観光魅力を伝えています。
また、バスガイドの傍ら、”おもてなしインストラクター”として、旅館やタクシードライバーの研修会などを行ったり、中越地震後に越後湯沢駅に集まった、JR代行のバスに「次回訪れた際に・・・」と、「裏バスガイド教本」を無償で配布したり、地域社会に大きく貢献しています。
千葉県幕張で開催された「旅フェア2006」にも参加し、新潟県の魅力を積極的にアピールしました。
写真提供:新潟県写真家協会