石川運輸支局では、自動車や運輸事業における環境・
バリアフリー問題に積極的に取り組んでいます。
当支局の取り組みや環境・バリアフリーに関する情報をお知らせします。
■平成15年度交通バリアフリー教室
 北陸信越運輸局石川運輸支局では、平成16年2月28日(土)に金沢福祉用具情報プラザ“ルキーナ金沢”、金沢駅及び駅周辺において、「交通バリアフリー金沢教室」を開催しました。
 参加者は一般公募による親子等25名で、車いす使用者の介助方法、アイマスクと白杖を使用した歩行と目の不自由な方の誘導方法、専用体験器具を装着しての高齢者擬似体験や電車・バスへの乗降体験を行いました。
 バスへの乗降体験では、「環境にやさしい」「人にやさしい」天然ガスを燃料とするノンステップバスを使用し、また、「ICカード」による料金支払いも体験しました。なお、ICカード使用は料金精算におけるバリアフリーにもなります。
 

【車いす介助体験】
電車乗降体験
 
【車いす介助体験】
ノンステップバス乗車体験

【高齢者疑似体験】

【意見交換会】
【交通バリアフリー金沢教室の概要】
日時 平成16年2月28日(土)13:00〜16:50
場所 金沢福祉用具情報プラザ ルキーナ金沢、金沢駅及び駅周辺
参加者 一般(小学生と保護者等)25名
カリキュラム 13:00〜13:15 オリエンテーション
13:15〜15:50 
車いす介助体験・高齢者擬似体験・視覚障害者誘導体験
電車・ノンステップバスの乗降体験
16:00〜16:50 意見交換会
主催 北陸信越運輸局・石川運輸支局
後援 石川県・金沢市・社会福祉法人石川県社会福祉協議会・
社会福祉法人金沢市社会 福祉協議会
協力 みらい子育てネット金沢市地域連絡協議会・石川県視覚障害者情報文化センター・自立生活センターハートいしかわ
社団法人石川県バス協会・西日本旅客鉄道(株)金沢支社・北陸鉄道(株)
参加者の感想
●小学生の感想から
 お母さんと一緒に参加しました。アイマスクをしてお母さんの手を持って声を聞いて金沢駅まで歩きました。いろんな音が聞こえてきます。いつも道を歩いているときは気にならなかったけど、でこぼこや段差のあるところはとても危ないと思いました。目の不自由な人にとって不便なところはどんな所なのか少しわかりました。思いやりの心を大切にしたいと思います。

●保護者の感想から
 高齢者体験をさせていただいたが、高齢者の不自由さが身をもって体験でき、非常に貴重な経験ができました。機会があれば車イスや視覚障害者の体験ができればいいなと思います。
また、普段子供とふれあう機会も少なく、一緒にいろいろな体験ができ、子供のいろいろな面を見ることができました。

●保護者の感想から
 実際に体験することによって多くのことに気づきました。お互いのそれぞれの立場になって考え、マナーやルールを守っていきたいと思います。より多くの人に体験してもらいたいです。

●誘導者の感想から
 車いすを実際に押したり、階段で持ち上げる手助けをしなくても、車いすが通り過ぎるまで押ドアを開けたまま待ってくれた若いお母さんや並列で歩いていたところを車いすに通路を譲ってくれた高校生や車いすが横断歩道を渡るのが遅かったため、もう一回信号待ちとなったバスの運転手さんなどのように、弱い人を優先させる心の余裕を持つ姿勢・思いやりのような簡単なことが、心のバリアフリーになるということも同時に学ばされました