関東運輸局では、大型車の車輪脱落事故防止について、大型車の使用者等に対して注意を喚起してきたところですが、依然としてホイールボルト折損等による車輪脱落事故が各地で発生していることから、下記の緊急点検の実施方法により、確実に点検をされ、事故防止を図るよう大型車を使用する皆様へお願いします。 |
|
《緊急点検内容》 |
1.目視点検の実施方法 |
@ ホイールボルト及びホイールナットが全車輪、全て確実に装着されているかを点検する。 |
A ディスクホイールやホイールボルト、またはナットから錆汁が出た痕跡がないかを点検する。 |
B ホイールナットからホイールボルトの頭が出ていて、均等に装着されているか出っ張り量を確認する。 |
C 冬用タイヤから交換する際に、ホイールボルト及びホイールナットがスチール用、アルミ用誤って使用されてないか確認する。 |
|
2.点検ハンマを使用しての点検方法 |
@ ホイールナットの下側に指を添えて点検ハンマでホイールナットの上面を叩いた時に、指に伝わる振動が他のナットと相違する打音、感触がないか異常の有無を確認する。 |
A ディスクホイールやホイールボルト、ホイールナットの締め付け部付近を点検ハンマで軽く叩き、正常なディスクホイールと比較して異音の有無を確認する。 |
|
3.異常があった場合の処置 |
異常と思われる感触等があった場合、ホイールナットの緩みやホイールボルトに亀裂が生じて折損している場合があります。
異常を発見したらそのままにしないで早急に整備を行って下さい。 |
|
4.整備の方法について |
整備の方法等については、(社)日本自動車工業会のホームページ内の「くるまとユーザー」、各メーカーの整備マニュアルや取扱い説明書及び(社)日本自動車整備振興会連合会の技術情報誌(平成14年4月号)に掲載されています。
点検や整備の実施方法で不明な点は各販売会社に問い合わせ下さい。 |
|