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★地域の魅力紹介★「家島本島 散策」印刷用ページ

時期:平成22年11月
エリア:家島(姫路市)
しろやま(高速いえしま社)
「しろやま」(高速いえしま社)で家島に
 家島諸島には史跡(家島神社や秋祭りで紹介した真浦神社や宮浦神社など)や風光明媚なところとして家島群島の名所を取り上げた「家島十景」などがあります。
 「家島十景」などについては、観光案内等をご覧いただくとして、今回は、前回レポートした秋祭りの合間のちょっとした時間を利用して、私が見て回った「家島本島」を紹介します。
   ◆ とはいっても、旅の安全を願って「どんがめっさん」へ ◆
「どんがめっさん」
「どんがめっさん」に旅の無事を祈願
 知っている人には、「いきなり有名どころか」というツッコミをもらいそうですが、お許しを・・・。旅の安全を祈願するため、まず訪れたいところだったので・・・。

 真浦港の旅客船発着場所のすぐそばにある真浦神社の横に、水天宮として地元の信仰を集める「どんがめっさん」と呼ばれる亀の形をした岩があります。岩の前にある石碑には「その昔、大海亀が主人の帰りを待ちつづけ、長い歳月のうちに石になってしまったと伝えられています。現在は、航海の安全をつかさどる水神として、広く信仰を集めています。」とありました。
 沖に出た主人の無事を祈る女性たちによって、寄進されたものだそうです。


   ◆ ♪ 今はもう秋・・・ 誰もいない海・・・ ♪ ◆

 真浦の街並みを通って、島の南側へ。坂道を上っていくと、途中にB&Gの施設(運動場や体育館)があります。本来なら、まっすぐに島の南側の網手(あで)に進むところですが、ちょっと寄り道をしました。B&Gの施設へ行く坂道を上り頂上まで行くと坊勢(ぼうぜ)島が見えてきました。そこから、海の方へ下り坂を気分良く降りていったところの海岸線にB&Gの舟艇庫があります。

 晴天の空と目前の底が見える透き通った海の間に浮かぶように西島があり、その奥にうっすらと小豆島の島影を確認することができました。
眺めの先には、瀬戸内海の島々があることなどを考えながら、波の音と遠くを走る漁船の音が心地よさを増幅させてくれます。
 夏は、カヌーなどの体験でにぎやかだろうと思いますが、訪れた秋11月は、ひっそりとしています。寄り道して見つけたほっと一息つける私のおすすめのポイントです。
西島を望む(パノラマ合成写真)
B&G舟艇庫より西島を望む(パノラマ合成写真) 左端の山並みの奥に小豆島がうっすらと見える
   ◆ 新たな交通手段「コミュニティーバス」を発見 ◆

 家島島内は、車がぎりぎり通れるような細い路地が多く、島民の方の足は原付バイクか自転車が中心です。その家島で「バス停」を発見。
 平成22年4月から社会実験で「家島コミュニティーバス」(料金1回100円)が平日だけ運行(2コースで1日36便)されており、通院、買い物など、島民の貴重な足として活躍しています。島民でない方も利用できます。バスはミニバンタイプです。
バスルートと路地
コミュニティーバス 運航ルート           車がやっと1台通れる運航ルート  



  ◆ お好み焼き屋の女将さんが覚えていてくれました ◆

 NHKの朝の連続ドラマ「てっぱん」が放送中ですが、家島にも「お好み焼き店」があったので、そこで昼食をとることとしました。宮の家島漁業協同組合のすぐそばにある緑色の壁をした一見民家と見間違えるような「楓」というお店です。
 店にはいると、座敷に3つ、土間に2つテーブルがあり、奥の厨房で調理して目の前の「てっぱん」に出してもらって食べる形のお店です。
「楓」さん
民家と間違えるたたずまい「楓」さん
 無難に「オムそば」を注文すると、「お客さん、前に来られたことありますね?」と店の看板お嬢さん?から声をかけられました。仕事で何度か食べにきていたのですが、まさか覚えてくれているとは思いませんでした。「どこから」の問いに、「仕事は姫路で、何度か家島来てたんやけど、いっぺん家島の祭り見にきたかったので」とちょっとした会話をかわす。お好み焼きでお腹がいっぱいになるとともに、私の気持ちもうれしさと暖かさでいっぱいに満たされました。
 メニューにはメレンゲだったと思いますが、それを使ったお好み焼きがあるらしいです。私は挑戦しませんでしたが、興味のある人はどうぞ。


         ◆ 編集後記 ◆

「高福ライナー」
帰りに乗船した「福丸」(福ライナー社)
 帰る頃にはあたりは真っ暗でしたが、いっぱいのお客さんを乗せた船で姫路へと戻ってきました。
 今回は、前回の秋祭りの合間を縫って散策したので、家島本島をはじめ、坊勢島、男鹿島、西島など他の島全てを見て回ることはできませんでしたが、また、あらためてゆっくりと訪れたいと思いました。
 みなさんも、播磨灘と瀬戸内海の間に浮かぶ家島へ、船旅と散策に出かけてみませんか。
 なお、釣り好きのみなさんにとっては、ポイントに困ることがないのはいうまでもありませんので、念のため。(投稿者 須磨休さん)

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