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★地域の魅力紹介★rice terraces 「国土交通省選定 島の宝100景「家島天神祭」」印刷用ページ

2018年8月2日 更新

時期:平成30年7月
エリア:姫路市
 
  今回私が紹介するのは、姫路の沖合に浮かぶ家島で毎年7月24日、25日に開催される「家島天神祭」です。
  家島は、姫路港から定期船で約30分と短時間で行くことができて、港に降り立つと古き良き時代の原風景と共に、離島特有の穏やかな時間が流れる島ですが、近年は他の観光地と同様に観光客の受け入れに注力し、積極的な観光振興に取り組んでいます。

 
  家島神社 (祭神:大己貴命、小名彦命)

  家島天神祭は、千年以上の歴史を誇り、菅原道真公のゆかりと伝えられ、海の男たちの信仰を集めている家島神社の代表的な夏祭りです。前述の観光振興メニューとは一味違った歴史ある祭りであり、国土交通省の「島の宝100景」にも選定されています。

  祭りの見所は、2隻の船をつないで作られ、色とりどりの幟や豪華絢爛な装飾を施した「だんじり船」と船上の舞台で笛や太鼓の音色に合わせ繰り広げられる壮麗な獅子舞の 演舞です。特に25日の天神浜での本宮では、宮・真浦の両地区のだんじり船が揃い、それぞれの獅子舞が奉納されるシーンは一見の価値あり…(?)です。
  だんじり船上で演じられる獅子舞を見ることができるのは兵庫県内で家島だけです。


                      真浦地区のだんじり船・真浦獅子舞 

  私の4回目の島への上陸で初めて出会った外国人である中国人観光客も思わず、「很精彩(素晴らしい)」と言ったような空耳だったような…。
  なお、真浦の獅子舞は約200年間途切れることなく続き、兵庫県の無形民族文化財にも指定されており、住民の誇りとして受け継がれています。

  ここで、私のやらかし事をひとつ。実は天神浜にはたどり着けず、真浦港で獅子舞を見ました。
  当日は、姫路港〜家島の定期船で向かいました。約30分の船旅後、真浦港へ無事に上陸。家島神社前の天神浜には、宮・真浦両地区のだんじり船がそろい踏み…のはずが、祭りの気配がない普段通りの風景で、恐る恐る付近の人に確認したところ、やってしまいました。
  目的の天神浜に行くには宮港で下船しなければなりませんでした。動揺の中、島民の方にアドバイスをいただき、急遽予定を変更して、真浦地区のだんじり船が港に戻って来るのを待つことにしました。


沖合からだんじり船が帰ってきました

  真浦の獅子舞だけでこの迫力ならば、両地区揃って獅子舞を奉納する天神浜での本宮はいかほど凄いのかを想像しただけで今更ながら下船港の間違いが悔やまれます。今後は、 しっかりと事前調査と計画をしようと猛省しました。

  話は戻りますが、25日の夜には夜空を彩る花火大会も行われ、昼間の熱気溢れるお祭りと一味違う楽しみもあります。さらに、島が誇る新鮮な魚介類も忘れてはならない楽しみの一つですので、時間が許す方は、是非とも泊まりで行かれることをお勧めします。


     家島天神祭・花火大会

  私事になりますが、本年4月から姫路で働くようになり、遠い存在であった姫路地域 (実家の滋賀からは小旅行レベル)の魅力を発掘するとともに、本欄を通じて広く発信していきたいと思いますので、次回作も乞うご期待。
                                                       (投稿職員 見習い播州名人)

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