海事振興部

旅客課/九州の旅客船事業


 「離島をぶらり」
口永良部島(くちのえらぶじま)

口永良部本村港
1.口永良部島の紹介
 口永良部島は屋久島の北西約12kmに位置し、面積約38平方km、周囲49.7kmのひょうたん形をした島で、薩南火山群島の中で最も大きい島です。島の南東部中央には昭和41年の大爆発を起こした「新岳」が今なお噴気をあげています。丘陵地帯には緑に覆われて自然の牧野をなし、切り立つ断崖は自然の浸食により奇岩怪石となりいたるところより湧き出す良質の温泉とあいまって「緑の火山島」とも呼ばれています。
 
口永良部本村港

2.口永良部島で体験する
まず温泉三昧。口永良部島では、火山島故に3カ所で温泉が湧き出でいます。
寝待温泉 西之湯 湯向温泉

  寝待温泉 西之湯 湯向温泉
泉質 含硫黄泉、ナトリウム、カルシウム塩化物泉 ナトリウム塩化物泉 含硫黄泉、ナトリウム、カルシウム塩化物泉
効能 神経痛、皮膚炎等 腰痛、胃腸病等 神経痛、皮膚炎等

その他、磯釣り、新岳・古岳登山等も楽しめます。



3.口永良部島を食べる
 島で捕れた魚は、鮮度抜群、刺身で食べれば最高。山には入れば山菜が豊富、なかでも島のほとんどで見られる竹(大名竹)は天ぷら、酢の物、みそ汁の具に最適。山菜料理で楽しめます。また庭先で飼育している地鶏の肉を使い、鍋で食べる「地鶏のすき焼き」は口永良部島特有の料理です。


寝待の立神
4.口永良部島を観る
 島は緑の火山島と呼ばれ、そのほとんどが溶岩でできています。新岳(657m)・古岳(638m)は島の象徴で眺めも良く新岳は、活火山として白い噴煙を上げ、その雄姿を見せています。
 また、寝待沖にある寝待の立神(右写真)は雄壮で一見の価値あり。


※このページは、(財)日本離島センター発行の「日本の島ガイドSHIMADAS(シマダス)」(1998年)の内容の一部を転載したものを含んでいます。このページの一部または全部を無断で複製することはできません。

(C)日本離島センター National Institute for Japanese Islands

ページのトップヘ