海事振興部

旅客課/九州の旅客船事業


 「離島をぶらり」
高 島(たかしま)

1.高島の紹介
高島海水浴場  高島は、長崎の中心地から南西約14.5km、長崎港から高速船で34分のところに位置する島で、もともと、3島でしたが、ボタ(捨石)で埋め立てられ1つの島になりました。明治2年佐賀藩とイギリスの貿易商トーマス・グラバーと共同で日本最初の洋式竪坑を開き、本格的な炭鉱開発が始まりました。その後、三菱に譲渡され、事業を拡大し、三菱発祥の地の一つと言われています。
 昭和61年の炭鉱閉山後は、人口も減少しましたが、周囲に広がる美しい海を活かした環境整備が進められています。
高島海水浴場
 


飛島磯釣り公園
飛鳥磯釣り公園
 
グラバー別邸跡
グラバー別邸跡
2.高島を体験する
・高島海水浴場/ふれあいキャンプ場
 「日本の水浴場88選」にも選ばれた、美しい海水浴場。隣接のキャンプ場には固定テントが完備されています。また、日帰りキャンプも可能です。
 
・飛鳥磯釣り公園
 本格的な外洋性の磯釣り公園で、九州きっての好漁場でマダイ・クロ・イサキ・チヌ等魚種も豊富です。また、体の不自由な方にも配慮したバリアフリーで、休憩所も設置されています。さらに、公園内には、釣堀もあるので、魚が釣れない場合も安心です。
 
・グラバー別邸跡
 トーマス・グラバーが高島炭鉱開発のため、明治元年に建てた別邸の跡。長崎のグラバー邸まで日本最初の私設電話が敷かれました。明治5年まで居住、その後、三菱 高島砿業所の迎賓館として使用され、昭和23年老朽化のため取り壊されました。
 
・権現山展望台
 高島で一番高い標高115m、島全体はもちろん端島や野母半島まで見渡せる絶景のポイントです。天気が良ければ五島列島や天草の島々も観ることができます。また、公園内には桜・梅・ツツジなどの草花が植えられており、季節ごとに楽しむことができます。
 
・石炭資料館
 炭鉱とともに歩んだ高島の歴史や炭鉱の写真・炭鉱で使われていた機材・作業衣類などが展示されており、当時の炭鉱の模型では、いかに高島炭鉱が大きかったが分かります。
3.高島のイベント
・UMIBOUZ in 高島
毎年、7月20日頃、高島水浴場で開催され、夏にピッタリのイベントが盛りたくさんで、多くの海水浴客で賑わっています。


4.高島の詳しい情報
・あっ!とながさき:www.at-nagasaki.jp/
・交通手段(長崎汽船):www.nomo.co.jp/


※このページは、(財)日本離島センター発行の「日本の島ガイドSHIMADAS(シマダス)」(1998年)の内容の一部を転載したものを含んでいます。このページの一部または全部を無断で複製することはできません。

(C)日本離島センター National Institute for Japanese Islands

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