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神楽の魅力

 神楽は、日本神話(※1)の神様にささげる歌や踊りです。この神楽は豊作・豊漁を願い、疫病を追い払う儀式として舞われたのが始まりとされています。
 日本国内で様々な神楽が伝承されていますが、中国地方では神楽上演団体(※2)の数は500を超え全国トップクラスです!地域ごとに包括しても「出雲神楽」、「石見神楽」、「芸北神楽」、「備中神楽」など、いくつも名前をあげることができます。
 趣についても、ゆったりと神事性が高いものから、太鼓や笛のリズムのテンポ(※3)に合わせ、華麗に舞う舞い手(※4)の姿に圧倒される演出性が高いものまで幅が広いです。
 ストーリーを伴うものについては大半が「勧善懲悪」を主とした内容となっています。上演場所も様々であり、神社で厳かに舞うものもあれば、常設会場などで飲食を楽しみながら和気あいあいと鑑賞するものまであり、訪れた方々は神楽の魅力に惹かれ、多くのリピーターを生み出しています。
 皆様も是非一度中国地方に足を運んでいただき神楽の魅力を体験して下さい!

(※1)8世紀初頭に編纂(へんさん)された「古事記」や「日本書紀」をはじめとする古典に記された神話のことです。その中に登場してくる神様の中で、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、須佐之男命(すさのおのみこと)、天鈿女命(あめのうずめのみこと)などは神楽の演目の主人公となることもあります。
(※2)「神楽団」や「社」と呼ばれています。通常、構成員は別の本業に従事しながらその合間をぬって稽古を行い完成度の高い演舞を披露しています。
(※3)神楽でかかすことが出来ないのが奏楽です。奏楽の種類としては大太鼓・小太鼓・横笛・銅拍子(手打ち鉦)があり、中でも欠かせないのが太鼓です。神楽には楽譜がないため、他の演奏者は大太鼓の流れに合わせて演奏をすることが多く、舞い手との阿吽の呼吸も要求される奏者は日頃の鍛錬と熟練の技術が求められます。
大太鼓小太鼓横笛銅拍子(手打ち鉦)
(※4)神楽の舞い手神楽の要素として舞い手が舞台上に一部終始登場していることが挙げられます。それぞれの演目により舞い手のお面・衣装が異なります。演舞によりますが、時には華麗に、時には激しい動きで舞い、多くの観客を魅了します。舞い手の中には「追っかけ」が存在するほどの人気スターもいます。神楽が「日本のオペラ」とも称されるゆえんです。


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