北海道クルーズ振興協議会
 クイズの解答「客船雑学クイズ」



21 解答 ×→日本船はノーチップ制
チップの習慣がない日本人にとって、ノーチップ制はわずらわしさがなく、ありがたいシステム。ちなみに外国船には、1日ごとに定額が自動的に加算されるシステムや、パブリックスペースにチップの箱が置いてある場合、また、完全なノーチップ制など、船によってそのシステムはさまざま。


22 解答 ○
スーツケースなどの大荷物は、事前に所定の宅配サービスを利用して船に送ってしまえば、当日は身軽にチェックインできるので便利(乗船のしおりに明記されている)。下船の際も、同じく港から自宅に送ることが可能。船の上ではもちろん、行き帰りも身軽に旅ができる、それがクルーズの大きな魅力だろう。


23 解答 ×→船内でのドレスコードは、寄港地には関係ない。
ドレスコードは、クルーズ全体や区間乗船の日程を考えた上で「カジュアル」「インフォーマル」「フォーマル」の3種類から毎晩指定される。ちなみに、ぱしふぃっく びいなすの2003年世界一周クルーズでは、全99回のディナーのうち、カジュアルが78回、インフォーマルが14回、フォーマルが7回と、ロングクルーズになるほどフォーマルが減るのが特徴。


24 解答 ×→世界一周クルーズは、通常100日前後のスケジュール
ジューヌ・ヴェルヌの連載小説『80日間世界一周』は1872年の作品だが、それから100年あまりを経た2003年にも、日本発着の4隻を含めた数隻が世界一周クルーズに出航している。そのほとんどが、3カ月、100日前後のスケジュール。日本、外国問わず、真冬〜早春の出発が多く、つまりは避寒も兼ねた旅である。


25 解答 ×→ワンナイトクルーズでも夜には出港し、日中は航海する。
夏休みやクリスマスなどに合わせ、各船で実施されるワンナイトクルーズ。夕暮れを見ながら出港、ディナーにショータイムを楽しむ夜。ゆっくり目覚めた翌朝は、流れる景色やレクチャー、食事を楽しむ・・・クルーズの楽しみがコンパクトに詰まった、いわばクルーズ入門編。近頃は14時〜17時下船と、ゆったりしたワンナイトも増えてきた。


26 解答 ×→キャビンに毎日届く「船内新聞」に、スケジュールが網羅されている。
日本船、外国船問わず、入港・出港時間や食事時間、エンターテイメントの内容など、1日のスケジュールは、前日の晩にキャビンに届けられる船内新聞に明記されているので、通常船内では、この新聞を持ち歩きながら行動することになる。外国船では英語版が普通だが、日本語訳してくれる船もある。


27 解答 ×
前述のように船内には医務室があり、クルーズ乗船にあたり診断書は絶対必要なものではない。ただし、通常の旅行と同じように、持病がある場合には、あらかじめかかりつけの医師の診断書と常備薬を持っていたほうがベター。また、5日以上のロングクルーズに参加する際は、乗船前に船会社からの簡単なアンケートに答えるという場合もある。


28 解答 ×
通常、朝と晩の1日2回。各キャビンに担当のスチュワードかスチュワーデスがおり、ベッドメイク、清掃、アメニティやドリンク(該当キャビンのみ)の補充などをしてくれる。日本船の場合、フィリピン人が多い。前述のとおり、日本船にはチップの制度はないが、下船する際提出するアンケートなどに感謝の言葉を添えるとよいだろう。


29 解答 ×→撮影した写真は船内で販売している
各船の船内には専属のカメラマンが乗船し、フォーマルナイトでのキャプテンとの記念撮影や寄港地でのひとコマなど、クルーズの折々で写真を撮影。その写真は、各船のフォトギャラリーにて購入が可能だ。飛鳥では近年、乗船客持参のデジカメ写真をプリントするサービスを始めるなど、新しい試みも増えている。


30 解答 ×→ホームページ上でも購入できる船がある
乗船記念、おみやげになる船のロゴ入りオリジナルグッズは、たびたびリニューアルもしているので、リピーターにもうれしいコレクション。Tシャツ、帽子、ボールペン、マグカップ、タオルなど、軽くて丈夫なグッズのほか、限定品のイヤーズプレートなどもそろえている。商船三井客船のにっぽん丸グッズは、同社ホームページ上でも購入が可能だ。船上での支払いはすべて最終日に精算。クレジットカードを船上にて登録しておけば、自動的に引き落とされるので、現金を持ち歩く必要はない。


31 解答 ×→西回りルート
世界一周クルーズの場合、関東(東京、横浜)、関西(大阪、神戸)を出発後、アジア〜インド洋〜(地中海)〜大西洋〜太平洋〜日本、とめぐるクルーズがほとんどだ。この進み方だと、1日、1日と進むごとに時計を1時間ずつ遅らせる−つまり、毎日少しずつ時間が“得する”進み方であり、身体への負担も軽い。


32 解答 ○
「何をしても、何もしなくてもOK」−これが、クルーズの大原則。だから、居心地のよい船ならば、停泊中も、船でのんびり過ごしてみたって構わない。基本的に停泊中はギャングウェイがいつでも開いているし、終日停泊している日であっても、船上ではランチのサービスが必ずあり、決して「開店休業」ではないので安心。


33 解答 ×→早期割引を利用すれば3万円台から。
日本船のクルーズはステートルームなら1泊4.5万〜5万円、早期割引なら3万円台から乗船できるし、外国船ならより手頃な値段のクルーズもある。また、2003年の世界一周での最低価格はピースボートの125万円(第44回地球一周の船旅98日間/通常代金138万円/フレンドリータイプ・ヤング)、次いでぱしふぃっく びいなすの270万円(世界一周クルーズ100日間/通常代金300万円/ステートルームCツイン)。


34 解答 ×
日本船では、キャビン、デッキなど所定の場所での喫煙はOKだが、ホテルと同じで、寝タバコなどマナーには気をつけたい。ちなみにカーニバル・クルーズ(米)の客船パラダイスでは、乗客もクルーも、オープンデッキも含めて船内でタバコを吸うと250ドルの罰金が科せられる。愛煙家にはちょっと厳しいが、フレッシュな空気が約束された船でもある。


35 解答 ○
日本船・外国船問わず一人でクルーズに参加する場合、他の旅行と同じく約130%〜200%程度の追加料金がかかる(船、コースによって異なる)。


36 解答 ○
クルーズ代金には宿泊費、交通費、食費がすべて含まれていること。フェリーや旅客船は定期航路であり、一般的に食費は別料金である。


37 解答 ○
旅行会社主催の船内見学会(2時間前後)が開催されている。当日は、説明を聞きながらの船内見学のほか、クルーズ説明会、クルーからのあいさつなど、実際のクルーズをイメージできる。有料で、お茶や食事が付く会の場合もある。


38 解答 ○
たとえば横浜からロサンゼルス、ハワイから神戸など、太平洋を渡るには、1週間以上の航海日、つまり洋上でのんびり過ごす日というのもある。それが「終日航海日」。レクチャーや教室など、この日は殊に、船内プログラムが綿密に組まれているので、じっくり腰を据えて参加してもいいし、いろいろ顔を出してもOK。もちろん、何もしなくてもOK。


39 解答 ×→船上での申し込みも可。
出発2週間前までの事前申し込みが目安。クルーズ代金の振込み後、乗船券とともに送付されてくる書類の中にある案内に記載されている。半日、終日の食事付きなどの数パターンがあり、料金は1人5,000円〜15,000円程度。船上でクルーや乗船客の説明を聞いてから申し込むこともできる。定員に満たないツアーはキャンセルとなる場合も。


40 解答 ×→返却はされない。
船は自然の中をめぐる乗り物。なればこそ、雨もあらしも降りかかる。よって、安全を最優先に考え、寄港予定の港に寄港できない(寄港しない)こともあり得る。これを「抜港」と呼ぶ。その場合、急きょ船内イベントが開かれたり、食事時間を早めたりと、臨機応変に対応してくれるが、旅行条件にもあるとおり、天候による予定変更の場合も料金は戻らない。

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