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第228号(令和2年10月30日発行)

 「目次」件名をクリックすると、それぞれの記事に移動します。

 ○令和2年度鉄道関係功労者等表彰式を挙行
  〜6個人・7事業者・1団体を表彰〜
 ○貸切バスを対象とした街頭監査を実施
  〜旭山動物園とウポポイで計20台の貸切バスを点検〜
 ○中学校教諭を対象としたフェリー船内見学&海事講座を開催しました
 ○物流体験会in石狩湾新港2020
  〜高校生が物流の「今」を体感〜
 ○編集後記


令和2年度鉄道関係功労者等表彰式を挙行
〜6個人・7事業者・1団体を表彰〜


 総務部 総務課


表彰状の授与

 令和2年10月14日(水)午後2時より、札幌第2合同庁舎9階講堂において、令和2年度鉄道関係功労者等表彰式を挙行いたしました。

 鉄道関係功労者等表彰は、鉄道関係事業でご活躍されてこられた方に対し、各分野(鉄道・索道等)でのご功績に敬意を表して例年10月に授与しているもので、 今年は、6個人・7事業者・1団体の計14受賞者を表彰しました。

 表彰式には、受賞者のうち11名の方々(代表者)が出席され、多くの来賓と表彰される方々の関係者の皆様がご列席されました。

 今回は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、式典中はマスクの常時着用、例年より座席の間隔を空ける等の感染対策を講じた上での開催となりましたが、 北海道運輸局長の式辞に始まり、表彰状授与、続いて来賓を代表して北海道索道協会会長代行 若狭 幸司 様からご祝辞を、 受賞者を代表して日本貨物鉄道株式会社北海道支社 石田 浩光 様から謝辞をいただき、滞りなく閉式いたしました。

 受賞された皆さまのご活躍とご健勝、ならびに業界の益々のご発展をお祈り申し上げます。

受賞された皆さま

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貸切バスを対象とした街頭監査を実施
〜旭山動物園とウポポイで計20台の貸切バスを点検〜


 自動車交通部 自動車監査官


 北海道運輸局では10月16日(金)、旭川市の旭山動物園、白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)にて、運行中の貸切バスを対象とした街頭監査を実施しました。

 国土交通省は、「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」を策定し、同プランで定められた各措置について集中的に施策を展開しています。 その施策の一環として、国内旅行の足となる貸切バス事業者に対し、貸切バスの安全な運行に一層の注意喚起を図るべく、 北海道運輸局では監査方針に基づく立入検査(街頭監査)を実施し、運転者の健康状態、点呼や交替運転者の配置基準の遵守状況等、輸送の安全確保の状況について確認を行っています。

 現在、新型コロナウイルスの感染リスクから完全には抜け出ていない状況ですが、全国的な観光需要は徐々に回復しつつあります。 その状況に鑑み北海道運輸局では貸切バスの安全な運行に一層の注意喚起を図るとともに、 新型コロナウイルス感染予防対策の実施状況の点検及び日本バス協会が制定しているガイドラインの遵守の徹底を図るべく、今年度初の街頭監査を行いました。

 当日は、車検の有無や運行指示書の内容、車両内外の表示を点検しつつ、運転者に対して点呼及びアルコールチェックの実施状況や当日の体調など聞き取りを行いました。 加えて新型コロナウイルスの感染予防対策として、消毒液の設置や車内換気の実施、体調不良時の連絡体制などの状況も確認しました。

街頭監査の様子

 2か所で計20台の貸切バスを点検した結果、いずれも不適切な状況は認められず、各運転者に対して安全運行の遵守を呼びかけ、本街頭監査は終了となりました。

 北海道運輸局としては今後も道内各地で街頭監査を実施し、貸切バスのさらなる安全運行の確保に努めていきます。

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中学校教諭を対象としたフェリー船内見学&海事講座を開催しました

 旭川運輸支局 稚内庁舎


 旭川運輸支局稚内庁舎では、10月22日(木)北海道海事広報協会・北海道旅客船協会との共催により、ハートランドフェリー株式会社稚内支店の協力を得て、 稚内市内の中学校教諭を対象に「フェリー船内見学・海事講座」を開催しました。
 国内の海運を支える内航船員は、近年著しく高齢化が進み、将来的な船員不足が懸念されていることから、 船員の仕事に対する認知度向上と生徒に対する将来の進路指導やアドバイスに役立てていただくことを目的に、今年で4回目の開催となりました。
 今回は、稚内市内の中学校等から計7名が参加されました。
 船内見学では、まず稚内〜利尻・礼文航路に就航している「アマポーラ宗谷」(4,265トン)の船員食堂室で、 船員が普段食べているものと同じ昼食(カレーライス)をとり、同船の機関室、車両甲板、船員居住区、操舵室を船員の説明を受けながら見学して周りました。
 見学後、フェリーターミナルの会議室において、旭川運輸支局稚内庁舎より、船舶の役割や用途、船員の現状、船員になるための教育機関について、 ハートランドフェリー株式会社からは、船員の労働条件や待遇等について説明を受けました。

フェリー船内見学(操舵室) 海事講座

 参加者からは、「日常見られない場所を見学でき、大きな財産になった」「生徒にも見学させたい」「海の仕事について理解ができた」 「生徒にフェリーの魅力を伝えたい」「カレーライスがおいしい」等の感想をいただきました。
 参加された先生の皆様、また今回の見学会の実施にご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

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物流体験会in石狩湾新港2020
〜高校生が物流の「今」を体感〜


 交通政策部 環境・物流課


事前講義(北海商科大学 相浦教授)

 北海道運輸局では、物流産業の重要性を理解し、就職先としての物流業界への関心を高めてもらうことを目的に、 一般社団法人札幌地区トラック協会と連携し、札幌国際情報高校の生徒(1年生)を対象とした物流体験会を10月23日(金)に開催しました。

 この物流体験会の前に、予備知識習得を目的として10月7日(水)に北海商科大学相浦教授による事前講義を開催しました。 ここでは社会における物流の役割と北海道における物流の課題をテーマに講義を行っていただきました。

 物流体験会では、製造・保管・流通を担う石狩湾新港地域内の3施設を見学し、普段では立ち入ることのできない物流施設の「今」を体感しました。 また、校内では物流事業者の方々を招いて講話会を開催しました。

株式会社エース石狩第7物流センターでは、最新鋭となる施設の概要について説明を受けた後、 無人フォークリフトや電動パレットラック、現在研究中の物流支援ロボットの実演を見学し、希望者には実際に最新機器を操作してもらいました。

施設見学の様子:(株)エース 石狩第7物流センター


東洋水産株式会社石狩新港物流センターでは、日本の食文化における冷蔵倉庫の重要性を学んだ後、 今年4月に建築された北海道最大級の大型冷蔵倉庫を見学し、無人で稼働する移動ラックや−25度の極寒体感をしました。

施設見学の様子:東洋水産(株) 石狩新港物流センター

YKK AP株式会社北海道工場では、ビル用窓、住宅用窓、網戸などの建築用プロダクツにおける原料の搬入と保管、商品の製造から出荷までの行程を見学し、 商品が消費者の手元に届くまでの「サプライチェーン」を体感してもらいました。

物流事業者の方による講話会


 4人の物流事業者の方々を講師に招いた講話会では、物流現場の生の声と各々の物流に対する考えを伺いました。

 参加した高校生からは、「確かに目立った仕事ではないが、生活にとても重要で、やりがいのある仕事だと感じた」「これから生活していく中で、 物流関連の仕事をしている方々に感謝していきたい」「現場に出向き、その身をもって知ることの大切さを学べました」などの意見をいただきました。


 北海道運輸局といたしましては、今後ともこのような体験会を通じて正しい物流イメージを発信し、 物流産業における人材確保の推進に向けた取組を継続してまいります。
 最後に、本体験会の開催にあたりご協力いただきました関係者の皆様には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

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編集後記

 総務部 広報対策官
                   

    ☆今月号では稚内での中学校教諭を対象としたフェリー船内見学会と海事講座、石狩湾新港での高校生の物流体験会について紹介しました。
     北海道運輸局では、この他にもバスやタクシー、自動車整備士など輸送の安全に携わる人材の確保・育成について、 関係機関や団体と連携して様々な取組みをすすめています。
    ☆秋もすっかり深まり、紅葉も街中まで色づく季節となりました。お車で峠を越える予定の方は早めのタイヤ交換をお勧めします。 これからは冷え込みも一気にすすみますので、体調には十分お気を付けください。