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低公害車とは

 低公害車は、窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)等の大気汚染物質の排出が少ない、または全く排出しない、
 燃費性能が優れているなどの環境性能に優れた自動車です。
 低公害車の普及は自動車からのCO2削減だけでなく、自動車に起因する大気汚染問題への対応としても大変有効です。

実用段階にある低公害車は

天然ガス自動車(CNG)

 

家庭に供給されている都市ガスでもある天然ガスを燃料として走る自動車です。天然ガスを気体のまま20MPaまで圧縮して高圧ガス容器に貯蔵し、それを燃料とする圧縮天然ガス(CNG)自動車が世界的に最も普及しています。CO2の排出量はガソリンに比べ2〜3割少なく、NOxもガソリンエンジン並みに少なく、黒煙も出ません。

電気自動車

 

バッテリー(蓄電池)に蓄えた電気でモーターを回転させて走る自動車です。
自動車からの排出ガスは一切なく、走行騒音も大幅に減少します。電気を作る際に化石燃料由来だとNOxやCO2排出はありますが、通常の自動車よりは大幅に少なくなります。太陽光発電等の再生可能エネルギーによる充電であれば、NOx、CO2とも排出量ゼロということになります。

燃料電池自動車

燃料電池自動車は、車載の水素と空気中の酸素を反応させて、燃料電池で発電し、その電気でモーターを回転させて走る自動車です。
各社で開発が進められている燃料電池自動車の燃料は、気体水素が主流ですが、その他に、液体水素、気体水素改質可能な天然ガス、メタノール・エタノール、ガソリン・軽油等の炭化水素、水加ヒドラジンなども燃料として利用することができます。

ハイブリッド自動車

 

複数の動力源を組み合わせ、それぞれの利点を活かして駆動することにより、低燃費と低排出ガスを実現する自動車です。
現在、各社で開発・市販されているハイブリッド自動車の多くは、ガソリンやディーゼル等の内燃機関(エンジン)と電気や油圧等のモーターの組み合わせとなっており、特に乗用車クラスでの開発・市場投入が急速に進んでいます。

プラグインハイブリッド自動車

 

プラグインハイブリッド自動車は、ハイブリッド自動車に対し、家庭用電源などの電気を車両側のバッテリーに充電することで、電気自動車としての走行割合を増加させることができる自動車です。
 水素自動車 ガソリンの代わりに水素をエネルギー源として駆動する車。ガソリンエンジンを改良し、直接水素を燃焼させる仕組みです。燃焼により水と少量のNOxが排出されます。CO2の排出はありません。
燃料電池車も水素を利用しますが、水素と酸素の化学反応で得られる電気エネルギーで駆動させる、という違いがあります。
 クリーンディーゼル自動車  「ポスト新長期規制」という排出ガス規制の基準に適応する、粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOX )の排出量が少ないディーゼル車です。

低燃費かつ低排出ガス認定車

 

「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に基づく燃費基準(トップランナー基準)早期達成車であり、かつ「低排出ガス車認定要領」に基づく自動車です。
一部対象車両では、消費者が税制面での優遇を受けることができるなどのメリットがあります。

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