業務担当:自動車監査指導部/自動車技術安全部(自動車運送事業安全監理室) 自動車運送事業における事故や法令違反は、人命の損失など国民の安全・安心に直接支障を及ぼすことになりかねないことから、自動車運送事業者に対しては特に高いコンプライアンスの徹底が求められています。 運輸局及び運輸支局では、事故につながりかねない法令違反を犯す悪質事業者に対して、質・量ともに一層の監査機能の強化に努め、国民の目線に立って毅然とした監査対応を行っています。 事業用自動車が引き起こした事故について、再発防止対策の検討を行うため、事故の発生に至る背後要因等の調査分析を運輸局及び運輸支局の担当者が実施しています。また、社会的影響の大きな事故については、事業用自動車事故調査委員会が実施する事故要因の調査分析への協力をしています。 事業用自動車の事故統計や事故要因の調査分析結果に基づき、同種事故の再発防止のため、運行管理者等講習や自動車運送事業者向け各種研修会を通じて指導を行っています。 自動車運送事業においては、運行中の安全確保の大部分が運転者に委ねられているため、従来から運行管理制度及び整備管理制度により安全確保を図るとともに、自動車運送事業者に対し監査を行い、法令の遵守、安全の確保に係る社内体制の改善を指導し、安全・安心な輸送サービスの提供に努めています。特に悪質な法令違反や重大事故を起こした自動車運送事業者に対しては、事業停止等の厳正な行政処分を行っています。 また、運行管理者及び整備管理者に対して各種研修を実施し、資質及び安全意識の高揚を図り安全運行の徹底に努めています。[自動車運送事業者に対する監査][事業用自動車の事故調査分析の実施][事故調査結果に基づく自動車運送事業者等への指導]4自動車運送事業
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