2019年3月29日 更新
平成30年度近畿運輸局交通関係環境保全優良事業者等表彰受賞者一覧表
平成30年度受賞事業者の概要
受賞者 | 主な受賞事由 |
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WILLER TRAINS株式会社 株式会社丹後王国 |
<地元企業と連携した人と環境にやさしい地方型貨客混載事業の実施> これまで株式会社丹後王国施設内で販売する農作物は、各生産者が軽トラックで往復50キロを、約2時間かけて個別に出荷していたが、鉄道貨物輸送への転換を図ることで、農作物の出荷にかかるトラック輸送距離の短縮に伴い、CO2排出量が削減され、環境負荷低減に貢献している。さらに、運転時間の短縮による高齢ドライバーの負担軽減、交通の安全性の向上にもつながるとともに、運搬時間を農産物の生産にあてることで、生産性向上にも今後期待できる取り組み。なお、本事業は、農業振興と地域の活性化を目的とした全国初の試みによる貨客混載事業として物流総合効率化法の総合効率化計画の認定を取得した国土交通省、農林水産省連携による画期的な事業となっている。 |
阪神都市圏公共交通利用促進会議 | <阪神都市圏における継続的な公共交通利用促進の取り組み> 公共交通の利用促進を進めるために利用者にわかりやすい情報提供の必要性に着目し、阪神都市圏全体の鉄道・バス路線を1枚に収めたマップ「えきバスまっぷ」を作成、協議会を構成している各団体が官民連携して、必要部数のマップを定額で購入し、その費用を毎年の改訂・発行の原資にあてることで、12年間持続的にマップを発行するシステムを構築している。 さらにマップ購入費を原資とし、主要駅のバス情報提供(デジタルサイネージ・WEB版)を運営・維持している。 マップ発行部数は、利用者からの要望が多く近年も増加しており、地域の人たちからも配布を期待されている。今まで、自家用車を利用していた人たちが、マップ等これらツールを活用し、電車・バス利用に移行することにより環境負荷低減にも貢献している。 |
南海電気鉄道株式会社 | <鉄道事業者による総合的な環境保全への取り組み> 「南海環境ビジョン2030」を実現する施策として、鉄道車両の省エネ車両への更新、駅のコンコース・ホームのLED化を推進し、CO2削減に貢献するとともに太陽光発電システムの導入による再生エネルギーの普及にも努めるなど体系的な環境改善に取り組んでいる。 また、「ECOニストプログラム」を導入するなど、高い環境意識を持って積極的・主体的に環境活動に参加する社員を認定し、認定証を授与するなど独自の取り組みも行っている。 全社的に環境活動を力強く推進するため、同業種では数少ない会社全体の統括機能を有する本社でISO14001を取得するなど、環境にやさしい事業運営の実現・向上に向けて、継続的に取り組むことにより環境負荷低減にも貢献している。 |
■問い合わせ先:近畿運輸局 交通政策部 環境・物流課
TEL:06-6949-6410 FAX:06-6949-6169