【資料7】タイトル 障害者団体等 資料 1ページ目 令和8年度移動等円滑化評価会議近畿分科会【障害者団体等資料】 特定非営利活動法人兵庫県難聴者福祉協会 渡部安世 国内外の事例紹介 聴覚障がいの立場から、国内外の好事例や課題を紹介します。 1.東海道新幹線 障害者割引利用者の実体験に基づく課題整理【別紙1】 第15回移動等円滑化評価会議(2026年3月25日)でもお話したとおり、これまでに当事者からシステム改善の意見が寄せられており、事業者にも伝わっていることと思いますが、実際どのような手順が必要となっているかを別紙1にまとめてみましたので、ご一読ください。 問題点と理想については次のとおりです。 (別紙1の1ページ目の資料の抜粋が図表で表されています) なお、1月28日付で、東海旅客鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、九州旅客鉄道株式会社の3社が、2026年秋以降に、乗車券・特急券の効力が一体となる障害者割引商品の発売を予定していると発表しています。 複雑な操作が不要になるよう、期待しております。 以下リリース書面から抜粋です。 なお、2026年秋以降に「エクスプレス予約」及び「スマートEX」の会員(※)に対し、障害者割引商品(乗車券・特急券の効力が一体)の発売を予定しています。本商品は身体障害者手帳または療育手帳(いずれも旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄に第1種又は第2種の記載のあるもの)の交付を受けている方を対象に、マイナポータルから取得した手帳情報をもとに発売します。 これまで、「e特急券」と駅窓口で購入した「身体障害者割引」「知的障害者割引」の乗車券を組み合わせてご利用いただいていたお客様も、本商品の設定により、ネット予約にて駅窓口に並ばずにお求めいただけます。 詳細につきましては、決まり次第、別途お知らせいたします。 (※)法人モデル会員及び訪日外国人向け「スマートEX」会員は除きます。 引用元 https://expy.jp/topics/detail/?id=846 2.JR西日本 新幹線きっぷうりば(2026年6月)【別紙2】 JR大阪駅 新幹線きっぷうりばで、次の事例がありましたので、紹介します。 @整理券のモニターのほかLINEでも呼び出し状況が分かった A窓口前に椅子が置かれており、座って待つことができた B窓口では、音声認識・翻訳のタブレットでスムーズな案内を受けられた 一方で、ちいさな文で「係員のお手伝いを必要とされるお客様は整理券をお取りになり、お近くの係員または窓口係員までお知らせください。」とあったが、係員は全員対応中であり、尋ねられなかった。 3.函館市電の好事例(2025年11月) 全国中途失聴者・難聴者福祉大会in函館に参加したおり、函館市電に乗車したところ、次の好事例がありましたので紹介します。 @ジェスチャーの好事例 障がい者割引での支払い時 いつもは、声で「待ってください」、「はい、どうぞ」と言われているようですが、聞こえないのでいつタッチすればいいのか、分からない。 良い事例として:障害者手帳を見せると、ICカードをタッチするところを手でふさぎ、タッチしない、タッチできる、のタイミングが分かりました。 ICカードをタッチした後 いつもは、「ピッ」等が鳴っても聞こえないため、いつも不安に思いながら降車している。実際に支払えておらず、呼び戻され注意を受けたことがあってから支払えているか、いつも不安を感じています。 良い事例として:タッチした後、ドアのほうに手のひらを差し出したことで、これで支払えた、と分かり安心して降車できました。 A案内シートの準備・デザイン【別紙3】 運転席の後ろに、別紙3の3枚のシートが紐でかけてありました。 OK・NGの区別や色分けが明確で、とても分かりやすいデザインです。 バスや市電の運転士が筆談できる時間は限られるため、私たちも遠慮しがちですが、こういったシートがあると、スムーズに案内いただけるので、私たちも尋ねやすい。 4.障害者に関する個々のマークの周知について 第15回移動等円滑化評価会議(令和8年3月25日)において、ヘルプマークだけでなく、障害者に関する個々のマークについても国交省から周知いただきたい旨をお伝えしました。 ヘルプマークのみを周知されることで、障がいの多様性や、個々に必要な支援が見えにくくなってしまいます。本来、それぞれのマークが示す「個別のニーズに応じた配慮」を受ける機会が失われる懸念があります。 聴覚障がいを例にすると、ヘルプマークは「声かけの対象」と判断されるため、後方からの呼びかけやマスク越しでは反応できません。反応がないことで「支援が不要」と誤解される可能性があります。また、耳マークを提示しても、「何のマークか分からない」「ヘルプマークではないから声をかけなくて良い」と判断され、必要な支援につながらないおそれもあります。 ヘルプマーク自体を否定しているわけではありません。 重要なのは、それぞれのマークが示す支援内容を社会に正しく理解していただくことです。聴覚障がいの特性や支援を示す耳マークも広く認知される必要があります。 (注:資料には神戸市のポスターの画像が掲載されています) https://www.city.kobe.lg.jp/documents/3152/poster.pdf このポスターは、市民に「見えにくい障がい」への理解を促す取り組みとして大変意義深いものですが、作成過程に神戸市の難聴者協会は含まれていなかったと聞いています。 ポスターでは15人全員がヘルプマークをつけており、誰がどのような配慮を必要としているか、判断できません。 中央に、「聴覚障がいの方」と書かれていますが、外見やヘルプマークからは特性や必要な配慮が分かりません。 耳マークも同様に周知いただき、困りごとや伝え方、必要な配慮など、実際に支援につながる理解と知識を、市民に広めていただきたいと思います。 5.関西国際空港(手荷物受取所・税関検査場)の事例(2026年5月) ゴールデンウイーク中に、海外から関西国際空港に到着したところ、次の事例がありましたので、紹介します。 @手荷物受取所のレーン一覧の液晶画面が小さく、自分の手荷物受取のレーンが分かりにくく、確認するのに時間がかかりました。 A税関検査場の前に、税関申告書の実物を高く掲げ、申告するものがなくても必要である、と記載して案内されていたため、とても分かりやすく良かった。 B税関検査場を出ると、建物がターミナル1か2かが分からない。 音声案内を受け取りにくいため、円滑な移動には視覚情報が頼りです。とくに帰国便では疲れも溜まっているため、Aのような視覚案内はどなたにとっても有効と思います。 6.インドネシア ジョグジャカルタ空港 インドネシア津波早期警報システムとその説明が置かれていました。 ご参考:インドネシア津波早期警報システム https://inatews.bmkg.go.id/ (注:資料には津波早期警報システムの設備や説明パネルの写真が掲載されています。) 他にも空港・航空会社の設備の写真や好事例がありますが、量が多いため、近畿運輸局様を通して、関係者各位に転送いただけたらと思います。 7.インドネシア 鉄道【別紙4】 インドネシアの一般鉄道、高速鉄道、長距離鉄道の好事例を紹介します。 @鉄道 KRL Commuter Line(ジャカルタ) ・Jakarta Kota駅の係員は、手話が可能であった。ろう団体が教えている。 ・車内の掲示は日本と似ているが、一般席にも優先表示があった。非常時の案内、ホットラインも掲載されている。 A高速鉄道 Whoosh(バンドン) ・チケット窓口から係員がホームまで案内してくれて、車内スタッフに引き継ぎ、座席まで案内してくれた。 ・駅到着時にも呼びにこられ、駅出口まで案内してくれた。 B長距離鉄道 KAIエクスプレス MALABAR(マラバル)号 ・ホームに入ると優先席に案内いただき、列車が近づくとスタッフが知らせにこられ、スーツケースを運ぶのも手伝ってくれた。 ・出発間もなく警備員が回ってこられ、足元のスーツケースを、車両の端に置いていいと案内してくれた。おかげで約6時間半ゆったり過ごせた。 ・降車駅が近づくと、ブランケットを回収されるので、気付きにもなる。 ・降車の際、スタッフが手伝おうと来てくれた。 今回の乗車では、ハード面は大きな段差があるなど厳しいが、接遇面、おもてなしが感じることができました。 別紙1 東海道新幹線 障害者割引利用者の実体験に基づく課題整理(新神戸駅−東京駅間) 一般社団法人全国難聴者・中途失聴者団体連合会 情報文化部員 NPO法人兵庫県難聴者福祉協会 バリアフリー部長 渡部安世 (注:女性がICカードやクレジットカードを手に持ち、券売機の前で困惑している様子のイラストが掲載されています。「急がなきゃ!」という吹き出しがあります。) 新幹線に乗車するまで【通常購入】 初回のみ@ iPhoneに「スマートEX」アプリをインストールし、会員登録する 初回のみA iPhoneで、交通系ICカード「エクスプレスカード」の設定でSuicaかICOCAを選択する @ 「スマートEX」アプリで、新幹線の予約をする A 当日、iPhoneを改札にタッチする まとめ:1つのサービスに会員登録し、iPhoneの設定まで済ませておけば、次回からはアプリで予約し、当日iPhoneをタッチするだけで乗車できる。 問題点と理想 現状の利用フロー ・2つのサービスで予約、購入し、それぞれの発券が必要 ・乗車券購入時に、先に予約した特急券の新幹線の時間など詳細に入力が必要 ・特急券はスマートEXで購入して発券 ・乗車券(手帳割引)は、e5489で購入して発券 ・ネット購入以外も可能だが、購入可能な窓口が減少している 現状の問題点 ・2つのサービスが連動しておらず、各サービスの理解、会員登録が必要 ・発券のための有人窓口・券売機が減少しているため、可能な駅までの乗車料および移動時間、混雑時の待ち時間が発生 ・身体障害者手帳に有効期限はないが、マイナポータルとe5489の仕様で更新手続きが必要となっている 理想の姿 ・通常購入と同様に、障害者割引での購入も1つのサービスで完結できること ・紙かICかを選べること 新幹線に乗車するまで【障害者手帳割引購入】 初回のみ@ マイナポータルで手帳情報の取得 初回のみA ネット予約サービス「スマートEX」に会員登録 初回のみB JR西日本ポータルサイト「WESTER」に会員登録 初回のみC(詳細スライド有) 「WESTER」サイトで、マイナポータルの手帳情報をe5489に登録する。システム仕様により、設定された期限で再登録手続きが必要。 @(詳細スライド有) 「スマートEX」で、新幹線の特急券を予約する。 ※東海道新幹線(例:新大阪−東京)の特急券はe5489では扱えず、「スマートEX」が必要。 A(詳細スライド有) 「e5489」サイトにWESTERIDでログインし、新幹線の乗車券(手帳割引)を予約する。 B(詳細スライド有) 特急券・乗車券を発券する。 ※発券に必要なものはそれぞれ異なる。 ※発券できる駅が減少しているが、発券なしで乗車すると正規料金となる。 C 当日、改札に特急券・乗車券をいれる。 まとめ:初回、手帳情報の登録、2つのサービスへの会員登録が必要。次回からも2つのサービスで予約し、乗車までに2回の発券が必要。 これ以降は、前のスライド【障がい者手帳割引購入】手順で、「詳細スライド有」と記載している手順について、掲載しています。 初回C WESTERサイトで、マイナポータルの手帳情報をe5489に登録する。1/5 (注:WESTERの会員サポート画面のスクリーンショットが掲載されています。「障害者手帳情報の登録」というページが表示されており、「マイナポータルから障害者手帳情報を取得する」ボタンが赤丸で強調されています。右側には「おすすめください」という案内ボックスがあり、マイナポータルを通じて手帳情報を取得する手順が説明されています。) 手順の概要: WESTERの会員サポートページにアクセスし、「障害者手帳情報の登録」ページを開く。「マイナポータルから障害者手帳情報を取得する」ボタンを押す。マイナポータルに連携し、手帳情報を取得する。 初回C WESTERサイトで、マイナポータルの手帳情報をe5489に登録する。2/5 (注:マイナポータルの画面のスクリーンショットが掲載されています。左側にマイナポータルのSTEPS画面が表示されており、本人確認の方法を選択する画面が右側に表示されています。本人確認の方法として「マイナンバーカードの読み取り」が選択肢として示されており、スマートフォンを使用する場合の手順が説明されています。本人確認に必要なものとして、マイナンバーカード、数字4桁の暗証番号(対応のAndroid端末のみ)が示されています。) 手順の概要: マイナポータルにアクセスし、本人確認の方法を選択する。 初回C WESTERサイトで、マイナポータルの手帳情報をe5489に登録する。3/5 (注:スマートフォンの画面が複数掲載されています。左から順に、ログイン用アプリを準備する画面、本人認証の画面(マイナンバーカードをスマートフォンにかざす指示)、パスワードの入力画面、カードの読み取り画面が示されています。) 手順の概要: ログインに使用するスマートフォンアプリをダウンロードしてインストールする。ブラウザの画面に従い「本人確認」ボタンを押す。マイナンバーカードを手元に準備し、スマートフォンにかざして本人認証を行う。電子証明書のパスワードを入力する。カードの読み取りを行う。 初回C WESTERサイトで、マイナポータルの手帳情報をe5489に登録する。4/5 (注:マイナポータルおよびWESTERの画面が複数掲載されています。左からマイナポータルのSTEP2画面(登録ボタンが赤丸で強調)、WESTERの「障害者手帳情報の登録(確認)」画面、「障害者手帳情報の登録(完了)」画面、「障害者手帳情報の登録・更新・削除」画面が示されています。) 手順の概要: マイナポータルで内容を確認し、「登録」ボタンを押す。WESTERの画面に戻り、障害者手帳情報の登録内容を確認する。登録が完了すると完了画面が表示される。その後、登録・更新・削除の管理画面に移行する。 初回C WESTERサイトで、マイナポータルの手帳情報をe5489に登録する。5/5 注意事項:身体障害者手帳には有効期限がないが、マイナポータルとe5489の仕様で、空欄を期限不明と判別し、更新の手続きが必要になっている。 (注:WESTERの「障害者手帳情報の登録・更新・削除」画面のスクリーンショットが掲載されています。障害者手帳情報の欄に「e5489での有効期限切れ処置済」と表示されており、「更新」ボタンが赤丸で強調されています。) @「スマートEX」で、新幹線の特急券を予約する 1/2 注意事項:列車を検索しなおそうとすると「通信中です。しばらくお待ちください。」と表示され、「セッションがタイムアウトします。」と表示されて固まるため、再ログインが必要。 また、「検索条件を追加」をクリックして開き、「e特急券(特急券のみ)を利用する」の選択が必須。常に隠れているため、忘れてしまう。 「簡単ログイン」の画面もスマホに登録する手順が必要。 (注:スマートEXアプリの画面が複数掲載されています。左から、ログイン画面(「簡単ログイン」ボタンが赤丸で強調)、セッションタイムアウトのエラー画面、検索条件の追加画面(「e特急券(特急券のみ)を利用する」の選択肢が赤丸で強調)、列車検索結果画面が示されています。) 手順の概要: スマートEXアプリを開き、ログインする。列車を検索する際、「検索条件を追加」から「e特急券(特急券のみ)を利用する」を必ず選択する。通信エラーやセッションタイムアウトが発生した場合は再ログインが必要。 @「スマートEX」で、新幹線の特急券を予約する 2/2 注意事項:ここでも、良い席がなく列車を検索しなおそうとすると「通信中です。しばらくお待ちください。」と表示され、「セッションがタイムアウトします。」と表示されて固まり、再ログインが必要。 (注:スマートEXアプリの画面が複数掲載されています。左から、列車の空席状況画面、座席選択画面、支払い方法の入力画面(VISAカードの入力欄あり)、予約完了画面が示されています。新神戸から東京への経路が表示されており、料金や日時の情報が含まれています。) 手順の概要: 列車の空席状況を確認し、座席を選択する。クレジットカード情報を入力して支払いを行う。予約が完了すると確認画面が表示される。 A「e5489」サイトにWESTERIDでログインし、新幹線の乗車券(手帳割引)を予約する 1/2 注意事項:@で予約した特急券の新幹線の時間など詳細を入力して検索し、該当の経路の選択が必要(なぜ必要なのか?)。「乗車券のみを予約」の選択が必須。 また、2026年5月31日に購入を進めたところ、「往復乗車券」が表示されず、帰りの乗車券を同様の手順で購入した。 (注:e5489サイトの画面が複数掲載されています。左から、e5489のトップ画面、乗車券検索画面(「乗車券のみを予約」の選択肢が赤丸で強調)、経路選択画面(該当経路が赤丸で強調)、座席・料金確認画面が示されています。) A「e5489」サイトにWESTERIDでログインし、新幹線の乗車券(手帳割引)を予約する 2/2 (注:e5489サイトの画面が複数掲載されています。左から、乗客情報入力画面、予約内容確認画面、支払い方法選択画面、予約完了画面が示されています。各画面で入力・確認が必要な項目が表示されています。) 手順の概要: 乗客情報を入力する。予約内容を確認する。支払い方法を選択して決済を行う。予約完了画面が表示されたら予約は完了。 B 特急券・乗車券を発券する 注意事項:発券ができるのは、みどりの窓口、みどりの窓口プラス、有人窓口であるが、それらの設置駅が減少しているため、発券可能な駅に行くために乗車料が発生することがある。発券手順が異なり、また、時間がかかる。ワンタイムPSWが5分で無効など、慌ててしまう。 発券に必要なもの(クレジットカード決済の場合) 券種:e特急券 購入サービス:スマートEX 発券に必要なもの: ・受取コード(※)またはEX-ICカード ・※サイトの予約一覧からコード発行を選択、メールに届いたワンタイムパスワード(5分で無効)を入力すると、コードが表示される。 券種:乗車券(障害者手帳割引)※ 購入サービス:e5489 発券に必要なもの: ・決済に使ったクレジットカード ・予約番号 4から始まる5桁 ・電話番号 下4桁 ※障害者割引の乗車券はICカードに紐づけできず発券が必要なため、特急券も発券が必須。 別紙1は以上 別紙2 JR西日本大阪駅 新幹線きっぷうりば(2026年6月) 写真1:順番受付・発券機の写真 「matoca(マトカ)」と書かれた順番受付・発券機が設置されています。機器の画面には整理券番号の順番待ち状況が表示されており、現在番号「29」が表示されています。画面下部には「LINEミニアプリ」の案内があり、LINEで通知を受け取れることが示されています。発券機の下部には整理券が出てくる口があります。 発券機の画面の小さな文字で次のように書かれています。 「係員のお手伝いを必要とされるお客様は整理券をお取りになり、お近くの係員または窓口係員までお知らせください。」 赤い矢印でこの文字が指し示されています。 コメント:呼び出し後、窓口が分からないため、尋ねようとしたが、係員は全員対応中であった。 写真2:整理券の写真 手に持った整理券の写真です。整理券には次の内容が印刷されています。 JR西日本 大阪駅 QRコード(画面上部に掲載) 番号:1176 日時:2026-06-01 20:17 (当営時間6:00〜22:00)※当日のみ有効 整理券番号の順にお呼びいたします。モニターでご確認ください。 LINEをご利用の方は番順が近づいたら登録されたLINEに通知することもできます。 ※通信料はお客様のご負担となります 【注意事項】 お呼び出しから15分経過又は整理券紛失の際は「無効」となりますのであらかじめご了承ください 【お願い】 定期券購入のお客様は記帳台にございます定期券購入申込書をご記入ください 呼び出し時、窓口番号を音声案内しております。 お手伝いが必要な方は事前にお知らせください。 コメント:LINEでの通知は大変便利。窓口でも音声認識・翻訳アプリでスムーズでした。 吹き出しコメント:手話での対応もあるとよりスムーズ。 別紙2は以上 別紙3 函館市電 案内シート 案内シート 1/3 黒地に黄色の文字で「注意事項 NOTICE」と書かれた見出しがあります。 シートは日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)の多言語で記載されています。 赤い帯: おつりは出ませんので、あらかじめ両替をお願いします。 No change will be given, please exchange money first. 没有零錢、請先換錢。 青い帯: 運賃は電車を降りる際にお支払いください。 Please pay your fare when getting off the tram. 請在下車時支付電車費。 支払い方法について、OKとNGが色分けされたボックスで示されています。 OKのボックス(緑色の文字): ・ICカード(Smart CARD 智慧?) ICカードのイラスト ・スマホアプリ(Smart phone APP. 智能手機應用) スマートフォンのイラスト ・小銭(Cash / Coin 現金) 硬貨のイラスト NGのボックス(赤色の文字): ・クレジットカードは使えません(No credit card payment 無信用?付款) クレジットカードに赤い禁止マークが重なったイラスト 下部: 黄色地に「1DAY PASS」と書かれたアイコンとともに、 一日乗車券は車内で販売中。 一日乗票在電車上出售。 ONE DAY PASS is sold in the tram. 案内シート 2/3 シートの上部に青い帯で次のように書かれています。 「運転士へは、下の絵と単語を指さしておたずねください。」 英語・韓国語・中国語(繁体字・簡体字)でも同様の案内が記載されています。 シートの右上には3つの記入欄があります。 ・「_を見せて下さい。」(Please show me _) ・「どうかしましたか?」(What's happened?) ・「_がしたいです。」(Please show me _) シートの中央部には、ピクトグラム(絵文字)と日本語、英語、韓国語、中国語、台湾語の多言語の単語が並んでいます。 各ピクトグラムは黒地に白のイラストで描かれています。 上段左から: ・整理券  整理券を手に持つイラスト ・乗り換え 電車が矢印で別の電車に切り替わるイラスト ・両替 手のひらにコインが乗っているイラスト ・はい 人物が丸のジェスチャーをしているイラスト ・いいえ 人物がバツのジェスチャーをしているイラスト ・やめて! 手のひらを前に向けて止めるジェスチャーのイラスト 下段左から: ・現金 紙幣と硬貨のイラスト ・乗り継ぎ 電車からバスへ矢印で切り替わるイラスト ・忘れ物 荷物に疑問符が付いたイラスト ・乗る 人物が乗り物に乗るイラスト ・降りる 人物が乗り物から降りるイラスト ・どこへ? 疑問符のイラスト 案内シート 3/3 シートは左側と右側に分かれています。 左側: 市電専用 一日乗車券 大人600円 小児300円 1day ticket for trams Adult 600 yen Child 300 yen (韓国語・中国語でも同様に記載) 下部に次の案内があります。 「下記のチケットは、Webアプリ『DohNa!!』で販売しております。(紙券はございません)」 The following tickets are sold on the web application "DohNa!!"(There is no paper ticket.) Webアプリ「DohNa!!」のロゴとQRコード、URLが掲載されています。 https://cstm.dohna.jp 市電・函館バス共通 1日乗車券 大人1,400円 小児700円 1day ticket for trams & buses Adult 1,400 yen Child 700 yen 市電・函館バス共通 2日乗車券 大人2,400円 小児1,200円 2days ticket for trams & buses Adult 2,400 yen Child 1,200 yen 市電専用 24時間乗車券 大人900円 小児450円 24hours ticket for trams Adult 900 yen Child 450 yen 右側: 上段に3つのメッセージボックスがあります。 ・「次でお降り下さい。」(Please get off at the next stop. 韓国語・中国語でも記載) ・「次の電車にお乗りください。」(Please get on the next tram. 韓国語・中国語でも記載) ・「降りるときにお支払いください。」(Please pay when you get off. 韓国語・中国語でも記載) 中段に2つのメッセージボックスがあります。 ・「そこまでの時間はどれくらいかかりますか。」(How long does it take to get there? 韓国語・中国語でも記載) ・「料金はいくらですか?」(How much is the fare? 韓国語・中国語でも記載) 下段には日本の紙幣と硬貨のイラストが掲載されています。 紙幣:10,000円(一万円札)、5,000円(五千円札)、1,000円(千円札) 硬貨:500円、100円、50円、10円、5円、1円 別紙3は以上 渡部委員の資料は以上 15ページ目 2026年7月27日六條友聡 移動円滑化評価会議近畿分科会 現状のバリアフリー報告及び提案について --- 関西エアーポート株式会社 リノベーションバリアフリー検討会について 現状 2021年2月から2025年3月まで続いた、リノベーションバリアフリー検討会では、当事者が委員に加わり、検討会、フォローアップ、原寸大のモックアップ検証を行われました。また、国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰を受賞され、おおきな成果となりました。民間事業者で最初から最後まで当事者参画ができたことは、画期的であり、感謝申し上げます。ありがとうございました。 提案 全体的に改修工事したことでの検証やボーディングブリッジのエレベーター設置などがあり、バリアフリーは積み上げていくことが大事です。更に、バージョンアップした取り組みを一緒にできればと思います。 --- 主要ターミナルのアクセスについて 現状 鉄道については、地域の方や地域外から主要ターミナル駅となるアクセスルートでうめだエリア、難波エリアのバリアフリーで複数ルートの確保や分かりやすい案内表示などで、当事者と一緒に検証会が必要である。また、無人駅については人員減少の影響があり、誰もが安心して利用できる鉄道としては、行政機関・鉄道事業者・当事者と引き続き提案をしていく検討会が必要である。 提案 主要ターミナルでは、阪急電鉄が大規模リニューアル工事を始めておられ、当事者委員が加わり、情報交換などが出来ればと思います。近畿分科会の委員は、関空エアーポートや大阪・関西万博での知見があり、より先駆的なリニューアル工事になればと思います。また、情報の漏洩についても委員の方々は徹底しており、漏洩の恐れはないです。 無人駅では、インターホン、電話、Webでの対応をされて、各社が日々、努力をされています。駅に人員がいることが必要とされる方がいますが、やむを得ない時に、利用する側が選べることが大事です。阪急電鉄では、Webでの申込でPAパッセンジャーの対応をされており、当事者の方々に話しを聞きながら改善の努力をされています。今後、関西の鉄道でPAパッセンジャーの対応を広げていく時には、地元の鉄道を利用される当事者の方々の話を聞きながら進めてもらえればと思います。 --- 大規模建や娯楽施設について 現状 大阪府内の3カ所(吹田、森ノ宮、難波)で、大規模な建設や娯楽施設の再開発事業が計画されようとしています。当事者の委員が加わっての話が、地元の方々に聞いても入ってなさそうです。まずは、当事者の委員が加わっての情報交換ができればと思います。 提案 近畿分科会の委員は、関空エアーポートや大阪・関西万博での知見があり、より先駆的な再開発事業になればと思います。また、情報の漏洩についても委員の方々は徹底しており、漏洩の恐れはないです。国土交通省では、建築物プロジェクトの当事者参画のガイドラインが令和7年5月にもだされており、3カ所のうち1カ所で、モデル的に実施ができ、近畿分科会から、全国へ発信できるのではと思います。 --- バス事業者による接遇研修について 報告 関西では、バス事業者と当事者が一緒に取り組んでいる接遇研修があり、阪急バス、南海バス、大阪市バスなどがある。長年、取り組んでいる、阪急バス接遇研修では、令和7年度近畿運輸局バリアフリー化推進功労者表彰をされ、当事者と事業者が相互理解とコミュニケーションと実技などで評価されている。他の事業者でも広げていくには、それぞれの研修について検証や課題共有を進める必要がある。 提案 バス事業者と当事者が一緒に取り組んでいる接遇研修について、近畿分科会で現状の把握を引き続き進めていく必要がある。また、研修については、当事者への謝金にかわりプリペイドカードの対応で、謝金がない状況で取り組んでいます。持続可能に取り組むには謝金がでる仕組みについて、検討ができればと思います。 --- ここからは、令和7年度近畿運輸局バリアフリー化推進功労者表彰の表彰状ページの内容です。 令和7年度近畿運輸局バリアフリー化推進功労者表彰 優秀賞(連名受賞) 阪急バス株式会社茨木営業所 所在地:大阪府茨木市上郡二丁目14番5号 茨木の街のバリアフリー化を考える連絡会 所在地:大阪府茨木市中津町3番26号 NPO法人自立生活センターほくせつ24内 受賞者の取り組みのタイトル:障害当事者が参画したバス乗務員向け接遇研修の継続的実施 受賞者の取り組みの内容 阪急バス株式会社茨木営業所と茨木の街のバリアフリー化を考える連絡会は、障害当事者自らが講師となる研修を2012年から現在に至るまで(コロナ禍の2020年度から2022年度を除く)毎年1回継続して研修を実施している。 障害理解に関する講義を実施するにとどまらず、手動車椅子の方、電動車椅子の方、視覚障害の方、言語障害の方の乗降やコミュニケーションに関する実技を交えた講習を実施している。 阪急バス株式会社茨木営業所の働きかけにより、現在では京阪バス株式会社高槻営業所、近鉄バス株式会社鳥飼営業所など茨木市内を運行する他のバス会社に参加が広がり、毎年70名以上が参加する大規模な実地研修となっている。 研修参加者からは高い評価を得ており、また、一般の障害当事者の方からは運転者の対応が良くなったという声が聞こえてきている。 --- 接遇研修の実施風景の写真説明 写真1:電動車椅子ユーザーによる講義の場面。バスが停車している屋外の広場で、制服を着た多数のバス乗務員が整列して講義を聞いている様子。 写真2:電動車椅子の固定方法に関する写真。電動車椅子のタイヤ部分をアップで撮影したもの。説明文として「年々講義内容をブラッシュアップしており、令和6年度は近年普及が進んできているWHILL社製の電動車椅子の固定方法を取り上げた」と記載されている。 写真3:視覚障害当事者による講義と実習の場面。屋外でバス乗務員と視覚障害当事者が向き合って実習を行っている様子。 写真4:手動・電動車椅子の操作・乗降に関する実習の場面。屋外でバス乗務員が車椅子ユーザーの乗降を補助する実習を行っている様子。複数の参加者が見学している。 写真5:言語障害当事者による講義と実習の場面。屋外で車椅子に乗った当事者とバス乗務員が向き合ってコミュニケーションの実習を行っている様子。 --- 講評 障害当事者からの提案をきっかけに障害当事者と交通事業者と協働体制で研修を実施し、相互理解とコミュニケーションの実技を交えた研修を行ったことが特徴的であり、講師と受講者の双方向のやりとりを通した学びの機会となっている点が特に評価できる。市内を運行する他のバス事業者も研修に参加するなど、地域のバリアフリー化推進に貢献している点も良い。 今後は、研修の更なる継続的実施と内容のスパイラルアップに期待するとともに、この取組が模範となって他地域にも波及していくことにも期待したい。 --- 六條委員の資料は以上 18ページ目 20260727移動円滑化評価会議近畿分科会意見 NPO法人メインストリーム協会 茂上裕太郎 0 自己紹介エピソード ・言語障害について――インターホンにカメラが付いていることでよかったこと。私:「神戸までいきたいです」。駅員:「〇〇ですか?」。私:?サインしてもう一回言う。駅員:「あ、神戸ですね」。私:〇サインで相互確認ができたことです。 これはカメラに車いすでの姿が映っていることと低い位置からの視線でモニターが見えたことでできたこと。他の電鉄ではインターホンを使うとカメラが顔半分で切れていたり、カメラが無かったりして相互確認ができませんでした。改札付近で困っている高齢者もみかけます。障害者の声は言語障害以外にも視覚障害、聴覚障害、知的障害、車いすなど多様なニーズと課題と駅員の重要性を確認しながら一緒に考えてほしいと思います。 ・トイレの不安について――私は外出先のトイレに介助者と使うことのできるベッドがあるかないかを考えて不安がある場合には水分を我慢することがあります。トイレには様々なニーズがありますが、安心して使えるトイレがあることは健康や社会参加に重要な課題と思います。 1 近畿分科会を年2回行ってください 本省の評価会議は年2回開催されています。近畿分科会では年1回の開催にとどまっています。そのため、当事者委員からの「意見」は各3分程度という状況であり、当事者の視点に立った課題を明らかにするには時間が十分ではありません。会議で出された課題を継続的に評価するためにも、国に対し評価会議を年2回開催する必要性および予算要求含をしてください。 〇本省の移動円滑化評価会議は委員限定で開催されていましたが、事務局等が働きかけた結果、各地方分科会委員にも傍聴ができるようになりました。各委員に重要な事項や好事例などの情報が共有できるようになった意味は大きいです。 さらには、関心のある人や一般市民にも広く視聴(WEB)できるよう働きかけをお願いします。 2 近畿分科会の取組みについて 〇「当事者参画」による会議や検討会が複数進行している状況です。しかし、いずれの会議においても、障害種別の多様性を踏まえた当事者参画にはなっていません。例えば、肢体障害の当事者委員が電動車いすだけである場合、手動車いす(自走/介助)や歩行障害などの課題が取りこぼされるおそれがあります。そのような課題を解決するためにも、障害種別ごとの多様性を踏まえた当事者参画を実現するようにしてください。 〇バリアフリー教室や各事業所内での障害者接遇研修等が様々に工夫されてきていることと思います。しかし、「心のバリアフリー」に関連して「思いやり」の醸成に主眼をおいた内容が少なくありません。これからは「思いやり」ではなく「社会モデル」の視点や移動の権利の重要性を理解することが必要です。研修内容の検討・実施についても障害当事者参画ですすめてください。 3 当事者委員が提案している取組みについて 〇委員提案企画(六條、鈴木):アクセス関西ネットワークとの意見交換会 2023年度においては「駅無人化」、2024年度は「災害時/避難」、2025年度は「大阪万博の利用者の声」をテーマとする意見交換会を開催しました。事業者からも取組みを報告してもらい、対話を深める必要性を感じています。今後も当事者の多様な声から社会の環境を考えていくために対話を重ねて、検討・検証・改善につながる場となるよう継続した開催を希望していきます。 〇「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活かす取組みを求めます 制度届が出された鉄道事業者から毎年度の整備・微収実績が公表されています。この制度を活用するにあたり、当事者参画の検討がどのようにすすめられているのかもあわせて収集し公表してください。 〇委員提案企画(塩安、六條、茂上):障害種別の状況を聞き合う当事者会 障害当事者委員から他障害の課題についても知る必要があるという意見が出されました。そこから開催されることになり、目的に賛同した有志による任意の取組みとして、2022年度から開催しています。近畿分科会委員への呼びかけ、お互いの情報交換から課題を整理していくというプロセスを大切にして、今年度も実施していきます。 4 香害、化学物質過敏症について  〇第15回「移動等円滑化評価会議」 2026年3月25日開催 (資料5(p9)より引用) 【障害当事者等からのご意見】 香害は、洗剤や柔軟剤などの日用品に含まれる石油由 来の合成香料によって、頭痛や目まい、吐き気など多様な健康被害を引き起こす問題である。こうした症状が出ると、公共交通機関の利用が大きな負担となり、 特に車椅子利用者は到着駅でのスロープ介助を依頼しているため途中下車や車両変更ができず、電車・バ ス・タクシーに乗れなくなる場合もあり、通勤・通 学・通院が著しく困難になる状況が生じている。現在、消費者庁や文科省など5つの省庁が啓発ポスターを作成しているが、これらの掲示を早急に進めるとともに、 公共交通機関に特化した課題啓発ポスターの作成も検討していただきたい。 【国土交通省等の対応状況】 国土交通省としては、香りの強さの感じ方には個人差があり、自分にとって快適な香りでも不快に感じる人がいることから、周囲の方への配慮が必要であるとの 認識を共有しております。 また、ご指摘の通り、香りへの配慮については、消費者庁を中心にポスターを作成し、周知していると承知 しております。 国土交通省としても、公共交通機関に特化したポスター作成の検討も含め、どのような場所でどのような 周知が必要かなど、関係省庁と協力してまいりたいと考えております 〇「その香り困っている人もいます」啓発ポスター(右の図)が2026年5月に5省庁から7省庁に(こども家庭庁、国土交通省が追加)されました。以下URL消費者庁ホームページ https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/other/index.html#other_002 〇「国土交通省近畿分科会」のTwitter(X)においても7省庁ポスターについてポストいただき感謝します。関係各社からの啓発もお願いいたします。また、公共交通機関利用時における啓発ポスター作成の必要性を感じます。ご協力をお願いいたします。          (以上) --- 茂上委員の資料は以上 20ページ目 観光施設・飲食店 2024 バリアフリー調査 報告書 特定非営利活動法人 滋賀県脊髄損傷者協会 表紙の説明:青空と緑の木々が広がる風景、並木の道、琵琶湖の湖面と小舟の写真が使われています。 --- 滋賀県観光施設・飲食店バリアフリー調査 調査の目的 滋賀県は美しい自然と歴史的な名所が多く、観光地として非常に魅力的な場所です。 しかし、観光の楽しさを障がいの有無に関係なく、すべての人々が感じることができるようになるには、バリアフリーの整備は欠かせません。 近年、障がいを持つ方々や高齢者が旅行を楽しめるよう、観光地におけるバリアフリー対応の重要性が増しています。 本調査は、滋賀県の補助事業を活用して県内の主要観光地におけるバリアフリー状況を調査し調査データに基づいた情報をホームページ(旅しがstyle!)で公開します。 障がい者や高齢者の外出への不安要素であるトイレやスロープ、エレベーターなどのバリアフリー情報を事前に確認することで観光地等へのお出かけ意欲を高め 障がい者や高齢者の社会参加の促進を図る事と今後の改善策について提案することを目的としています。 調査概要 期間:令和6年(2024年)6月25日〜令和7年(2025年)3月31日 対象:「湖南地域」「湖西地域」「湖東地域」「湖北地域」「東近江地域」「甲賀地域」「大津地域」の7圏域の主な観光地・飲食店(144か所) 調査方法:事前アンケート調査後、実地調査 調査項目:段差の有無、エレベーターやスロープの設置状況、トイレのバリアフリー対応、車いす駐車場の整備状況、AED設置状況 調査メンバー:車いすメンバーを含む1チーム2〜3名(延368人) 主な調査結果 (1)湖東地域にある彦根城は観光名所として広く知られており、多くの観光客が訪れますが、敷地内には急な階段や石畳が多く、車椅子利用者には移動が難しい部分があります。しかし、城周辺にはスロープが設置されており、バリアフリートイレも完備されています。今後、城内のさらなるバリアフリー化が期待されます。彦根城歴史博物館や彦根城の城下町である四番街スクエアはバリアフリー化の整備が進み車いすでも十分に楽しめるスポットとなっています。 写真の説明:彦根城の隣にひこにゃんがいる写真があります。 (2)湖北地域の長浜市内の観光地には、バリアフリー対応の施設が増えてきています。特に、「長浜市曳山博物館」のある黒壁スクエアや長浜駅周辺の城下町などは、車椅子でもアクセスしやすい設計が施されており、歩道や施設の段差解消、エレベーター、バリアフリートイレ設置や休憩スペースのバリアフリー化が進んでいます。 写真の説明:長浜市内の観光施設と思われる建物の外観写真があります。 (3)湖南地域にある琵琶湖博物館は、琵琶湖の自然環境や生態系、湖の歴史、文化について深く学ぶことができる多彩な展示と水族館が魅力です。全館バリアフリー設計になっており、博物館の入口、展示室内には段差がなく、車椅子での移動も容易です。また、通路は十分に広いため、車椅子の利用者やベビーカーの方々も安心して見学できます。車いす駐車場は館内入口近くにあり、バリアフリートイレも数カ所整備されており音声ガイドも随所にあり視覚障がい者への配慮もされています。 写真の説明:琵琶湖博物館の水族館展示と思われる、水中トンネルや魚の展示の写真があります。 (4)湖西地域は自然を生かした観光地が多くあり、白鬚神社は湖中に鳥居が立ち、湖と神社が一体化した神秘的な風景が人気です。メタセコイア並木は、約500本のメタセコイアの巨木が続く美しい並木道です。並木道は舗装されており、ショップ、レストラン、カフェもバリアフリー整備されており車いすで散策が可能です。 写真の説明:秋の並木の写真があります。紅葉した木々が道の両側に並んでいます。 (5)大津地域は古くから交通・政治・文化の要所として栄えてきて寺社仏閣も多く点在しておりバリアフリー対応が進んだお寺、神社もあり車いすや高齢の方でも安心して楽しめるスポットが多数あります。また琵琶湖を望む美しい景観が広がるエリアで、湖岸の遊歩道や公園は整備されていて、散策に最適です。遊覧船ミシガンはバリアフリー化されており湖上遊覧(ミシガンクルーズ)が楽しめます。 写真の説明:琵琶湖を航行する大型遊覧船の写真があります。白い船が湖上に浮かんでいます。 (6)甲賀地域は、滋賀県の南東部に位置し、かつての「甲賀忍者」の里として全国的にも知られる場所です。山々と盆地に囲まれた自然豊かな地域で、歴史と伝統、陶芸文化など多様な観光資源があります。陶芸展示や忍者関係の施設内は車いす対応の通路やトイレが整備されているところもあり車いすや高齢の方でも安心して楽しめます。バリアフリー対応が進んでいる施設も増えてきています。 写真の説明:甲賀地域の観光施設と思われる建物の外観写真があります。 (7)東近江地域は、滋賀県の中東部に位置し、琵琶湖の東岸から鈴鹿山系の山間部にかけて広がる自然と歴史、ものづくりの文化が豊かな地域です。「三方よし」の精神で知られる近江商人の発祥地の一つで近江商人屋敷も多くあり現在も一流企業である伊藤忠商事の創業者伊藤忠兵衛は五個荘出身です。近江商人屋敷は当時のまま残されており段差が多くありますが近江商人の歴史や文化を学べる施設はバリアフリー化が進んでいます。 写真の説明:東近江地域の観光施設と思われる建物の外観写真があります。 バリアフリー状況グラフの説明 縦棒グラフで、4つの項目について「設置あり」(赤色)と「設置無し」(青色)の件数を示しています。 車いす駐車場:設置あり68件、設置無し76件 バリアフリートイレ:設置あり95件、設置無し49件 ユニバーサルシート:設置あり132件のうち設置あり分は少数、設置無し132件が大部分 オストメイト設備:設置あり38件、設置無し106件 2025年3月末時点の調査件数に基づく設置率は以下のとおりです。 バリアフリートイレ:66パーセント 車いす駐車場:47パーセント ユニバーサルシート:8パーセント オストメイト設備:26パーセント 事業効果 @ 障がい当事者が県内各地の観光施設や飲食店を調査することにより施設の管理者や飲食店のオーナーの方にユニバーサルデザインの意識を高めるきっかけとなり障がい者理解を高めることができ、多くの気づきを持ってもらうことができた。調査時の状況から車いす駐車場が屋根付き車いす駐車場に、段差にスロープを設置されたりバリアフリー化が進んでいるところもあります。合理的配慮から誰もが行きやすいように改善する事に前向きになっていただくことができた。 A ウェブサイト「旅しがstyle!」で事前に観光施設・飲食店のバリアフリー情報や便利情報、その施設の特徴を知る事ができ、障がいの有無を問わず、旅行計画が立てやすく車椅子の利用者や高齢者、ベビーカーの方々も「行ってみたら使えなかった」というリスクを避けられ、安心して観光地巡りを楽しむことができます。情報が事前にあることで、精神的な負担が軽くなり、旅行や外出のハードルが下がりサポートが必要な人にとって、「大丈夫だ」と思える事で、行動範囲を大きく広げる事ができ社会参加の拡大に繋がります。 --- さらなるバリアフリー化への課題 調査の結果、県内の観光地はバリアフリー化が徐々に進んでいるものの、まだ改善が必要な部分も多く見受けられました。特に、観光施設内での段差の解消や、移動のしやすさを考慮した導線の整備が求められます。歴史的建造物であるお城、寺社のバリアフリー化は、文化遺産としての価値を保ちながら、障がい者や高齢者を含むすべての人々が利用しやすいようにする事が重要な課題です。歴史的建造物は、建設当時の設計や構造がそのまま残されていることが多く、バリアフリー対応を進める上でいくつかの工夫と配慮が必要です。建物までの導線である参道の道幅、舗装の素材選び、スロープの設置やエレベーターの外観を、建物のデザインに調和させるバリアフリー化が求められます。滋賀県は観光地としての魅力が豊富であり、バリアフリー対応が進むことで、より多くの人々にその魅力を伝えることができます。歴史的建造物のバリアフリー化は、文化財を守ることと、すべての人々が利用できる環境を提供することのバランスを取ることが重要です。段差の解消、トイレのバリアフリー化、音声ガイドや点字案内など、現代のニーズに対応する取り組みを進めることで、障がいを持つ方々や高齢者を含むすべての人が、よりアクセスしやすく、歴史的建造物を楽しむことができるようになります。今回の取り組みがバリアフリー化の推進への一助になれば幸いです。 写真の説明:3枚の写真があります。左から、神社の境内と思われる広い石畳の空間、歴史的な町並みの通り、桜が咲く川沿いの景観です。 旅しがstyle! (鉄道駅・宿泊施設・観光施設・飲食店・体育施設バリアフリー情報) ウェブサイトのアドレス:https://tabishiga-style.com/ 写真の説明:「湖国を自由に出かけよう!」というキャッチコピーが書かれたウェブサイトのトップページ画面のイメージ画像があります。また、ウェブサイトにアクセスするためのQRコードが掲載されています。 最後に、琵琶湖沿いの山道を走る赤いロードバイクの写真があります。青い湖と緑の山々が広がる美しい景観です。 所在地:滋賀県草津市草津3丁目14番40号 特定非営利活動法人 滋賀県脊髄損傷者協会 前野委員の資料は以上 23ページ目 2026年6月19日提供 トイレ好事例 濱崎はるか(新設Cチーム企画) 設計思想が優れたトイレ 利用分散、ブースの大きさ、動線設計など、トイレ施設の設計そのものが優れている事例 大阪ヘルスケアパビリオン(解体) 写真1の説明: 「みんなトイレご案内 Inclusive Toilet Information」と書かれた配置図の写真です。 配置図には以下のトイレ・設備が記載されています。 男女共用トイレ、男子トイレ、女子トイレ、車いすトイレ、洋式便座、小便器、介助用ベッド、おむつ交換台、オストメイト、手洗い、手すり、ベビーチェア、着替え台、ベビーケアルーム、授乳室、こどもトイレ、乳幼児連れ向けの設備。 性別にかかわらずだれもが利用できるトイレが8つあります。 施設全体の平面図上に各トイレの位置がアイコンで示されています。 写真2の説明: トイレ入口に掲示されたコンセプトボードの写真です。 「みんなでトイレプラン作成チャレンジ」のプロセスと書かれた大きなイラストボードで、トイレ内の様子が立体的なイラストで描かれています。 車いす使用者、ベビーカーを押す人、子ども連れの人、高齢者など、さまざまな人々がトイレを利用している場面が描かれており、それぞれの人物の近くに吹き出しや説明文が添えられています。どのような人がどのような設備を必要としているかが視覚的にわかるようになっています。 設計思想が優れていると感じる理由 1.「多様でありながら、ひとつ」というコンセプトや「いろんな人」がいる前提とすることが優れている。 2.まちづくりに関わる行政や事業者が少なからず実際に見学、体験したことが貴重であり優れている。 3.当事者が参画して評価する一貫としてアンケートを実施したことが優れている。 4.トイレ入口にコンセプトボードを設置し、それぞれの機能がどのようなニーズ、困りごとがあって必要なのかをはっきりとわかる絵と文字によって伝えたことが優れている。 --- 設備・機器が優れたトイレ トイレ内に設置された設備・機器(便器、ボタン、洗面器、パウダーコーナー、装飾など)が優れている事例 大阪メトロ中央線夢洲駅(大阪府大阪市此花区) 写真3の説明: 化粧台および流し台のスペースの写真です。 グレー系のタイル張りの壁を背景に、白い長方形の洗面ボウルが横に2つ並んでいます。清潔感のある明るい空間で、化粧や手洗いがしやすいよう広めのカウンタースペースが確保されています。 写真4の説明: 現在の使用状況がわかるデジタル表示画面の写真です。 「トイレ利用状況表示」と書かれた大型モニターが設置されており、各トイレブースの空き・使用中の状況がリアルタイムで色分けして表示されています。オレンジ色がオールジェンダートイレを示しています。画面の右側には「改装中」と書かれた貼り紙があります。 写真5の説明: 間仕切りがある男性トイレの小便器の写真です。 白い陶器製の小便器が3つ並んでおり、それぞれの間に曇りガラスの仕切り板が設置されています。仕切りは床から天井近くまで届く高さがあり、利用者のプライバシーをしっかりと確保できる構造になっています。 設備・機器が優れていると感じる理由 1.2025年1月19日に開業した駅の公共トイレであり、大阪市内の公共交通機関においてオールジェンダートイレを初めて設置したこと。前例にない積極的な設置取り組みであったことが優れている。 2.専用の独立した個室のオールジェンダートイレであり、性別に関わらずだれもが利用しやすいことが優れている。 3.オールジェンダートイレが、化粧台、流し台と分離している。排泄する場所として機能が独立し、誰かを待たせていることに申し訳なさを感じないことが優れている。 4.折りたたみベッドありのバリアフリートイレが2、オストメイト設備ありのバリアフリートイレが2、ベビーベッドとベビーチェアーありの乳児連れ向けの広めのトイレが2、一般便房より大きめの便房が計6あり、すべて左右勝手の確保もあったことが優れている。 5.男性便所の小便器は曇りガラスで仕切り、プライバシーを確保していることが優れている。 --- 情報提供が優れたトイレ トイレ利用に関する情報提供(入り口のトイレマップ、色使い、ピクトグラム、個室のネーミングなど)が優れている事例 TONPAL多文化共生・人権プラザ(大阪府富田林市) 写真6の説明: トイレの扉に貼られたピクトグラムと名前の表示の写真です。 扉の左側には、洋式便器のピクトグラムと、車いす使用者を示す人物のピクトグラムが並んで表示されています。扉の右側には、大きな文字で以下の3か国語が縦に並んで記載されています。 日本語:「みんなのトイレ」 英語:「Restroom for Everyone」 ベトナム語:「Nha v? sinh cho m?i ng??i」 白い扉に黒い文字とピクトグラムで、シンプルかつ明確に表示されています。 写真7の説明: トイレ入口の頭上に設置されたピクトグラムの写真です。 正方形の白いプレートに、4つのピクトグラムが2行2列で配置されています。 上段左:スカートをはいた女性を示す人物のシルエット 上段右:ズボンをはいた男性を示す人物のシルエット 下段左:洋式便器のシルエット 下段右:車いす使用者のシルエット プレートの下部には「みんなのトイレ」と記載されています。 情報提供が優れていると感じる理由 1.性別に関わらず利用できるトイレとして「みんなのトイレ」が設置されたことが優れている。 2.LGBT当事者参画の結果、ピクトグラムについて、日本産業規格 JIS Z 8210 の「洋風便器」に似たピクトグラムを採用したことが優れている。 3.多文化共生のための配慮として日本語、英語、ベトナム語の3か国語で、「どなたでも利用できる」ことを表記していることが優れている。 4.男性便所の小便器は木目調の板で仕切り、プライバシーを確保していることが優れている。 トイレ好事例は以上