2023年8月25日 更新
深刻化するドライバー不足の解消に向けて新しい貸切バスの運賃・料金を公示します
標記について、PDFファイルにてお知らせします。
貸切バス事業においては、近年ドライバーの人手不足が課題となっておりましたが、2024 年4月か ら開始されるドライバーの労働規制の強化を目前に控え、さらに深刻化しています。 こういった状況への対応や、さらなる安全への取組みを着実に実施できるよう、本日近畿運輸局に おいて、新たな貸切バスの運賃・料金を公示しました。
現状の社会経済情勢に見合った運賃・料金を収受できるようにすることで、貸切バス事業者による ドライバーの待遇改善や安全投資への取り組みが一層促進されることを期待します。
1.運賃・料金見直しの概要
現在の貸切バスの運賃・料金は、貸切バス事業者が適切に安全への投資を行えるようにすることを目的として平成26年に導入されました。差励行、今日に至るまで人件費や燃料費のコストは上昇していることから、これを運賃・料金に反映させ、貸切バス事業者の収入基盤の改善を図ることとしました。
また、現在貸切バス事業者は、1時間当たり及び1km当たりの単価の上限額と下限額を国に届け出ていますが、貸切バス事業者の創意工夫によって高付加価値なサービスを提供することも可能となるよう、上限額の届出を不要とすることとしました。
2.新運賃公示額
貸切バス事業者には9月25日までに運賃・料金の変更届出の提出を求めることとしており、各貸切バス事業者においては、10月1日以降に順次新たな運賃・料金が適用されます。
なお、新たな運賃・料金の実施日よりも前に運送の引受を合意した場合には、契約の締結が実施日以降であっても、従前の運賃・料金による額を適用することができます。