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職員発信!★地域の魅力紹介★ > 地域の魅力紹介★「ホルモン焼きうどん」

地域の魅力紹介★「ホルモン焼きうどん」印刷用ページ

時期 平成22年1月
エリア 佐用町

 兵庫県の西端、山に囲まれた佐用町。ここでの私のイチオシ、佐用町名物「ホルモン焼きうどん」を紹介します。
佐用名物 ホルモン焼きうどん地図
ガイドマップは佐用町商工会青年部が発行、同会HPや道の駅等で入手できます。10軒のお店を紹介。
 ホルモン焼きうどんは、佐用町と隣の岡山県津山市周辺にしかない知る人ぞ知る超レアな食べ物ではないでしょうか。父方の実家が佐用町なので子供のころから知っていましたが、ご当地以外で未だこの味に出会ったことはありません。でも佐用町では、観光協会が町民に行った調査によると45%の方がホルモン焼きうどんを町の名物とあげるというほど馴染みの食べ物。今は町をあげて食べさせてくれる店のガイドマップがつくられたり、店にはホルモン焼きうどんの幟(のぼり)があげられています。
 さっそく一軒の店に入りました。別の店で食べたときは2人で3人前をペロッだったので、同じように頼むと「ウチは量が多いから1人前で十分と思うよ。足らなければ白いご飯があるから」と。女将さんの商売っ気よりもお客の満足度を考えたあたたかみを感じます。
 つくるのは親父さん、まずホルモンを熱い鉄板の上にドバッと放り込む。一気に「ジューッ!」という音、そして白い湯気が立ち、両手に持ったコテでカンカンいわせながら炒めます。火が通ったところでキャベツ、ネギ等の野菜を加え、最後にうどんの登場。
ホルモン焼きうどん
ボリューム満点の3人前!店ごとに違う秘伝の味を求めてはしごする人もいるほどの美味しさ
 このうどんがホルモン焼き専用と思うのですが、形が平べったい。かといってきし麺ほど薄くもなく麺そのものに味があってコシもあります。これらを塩・コショウ・だし汁等でからめて出来上がりです。
 でも、このまま食べるのではありません。テーブルには各店秘伝のしょうゆダレやみそダレのつぼがあって、これを小鉢にストレート、あるいは2対1の割合で混ぜ合わせ、さらに一味やにんにく等を加えて、自分好みのつけ汁をつくります。そうです、ホルモン焼きうどんは「つけ麺」なんです。女将さんがおろし金にゆずをのせてきて「これ入れる?」、もうたまりません。
 じゅわっとした腸や、コリコリしたセンマイやハチノス、ミノやレバーなどホルモン好きにはたまりません。ビールがあればもう最高ごきげんです。(車だったのでビールが飲めず残念)
「がんばろう!佐用」の幟(のぼり)
「がんばろう!佐用」の幟(のぼり)が
掛かる町役場
 ホルモンは「ムリっ!」という嫁はん、当然初体験だったのですが、食べ始めると「これいけるわ」と完食です。
 家では、ホルモンは御法度なので(今後はわかりません)やむなく豚バラ、麺も普通の麺で、ポン酢や焼き肉のタレなどをつかって少しでも本場の味に近づけることに毎回チャレンジしていますが、難しいです。ご当地の佐用でも店ごとに味が違うそうですから・・・。
 こんなご当地グルメをもつ佐用ですが、みなさんご存知のように、昨年8月9日に発生した台風9号による集中豪雨、そして大洪水によって大きな被害がありました。地域あげて観光ひまわり農園をスタートさせた矢先のことでしたが、一瞬にして家屋や田畑、山林、道路などが破壊され、尊い命も奪われ、今なお2名の方が行方不明となっています。
 今回訪れたとき、町の様子は全国のボランティアによる支援活動や被災住民の必死の尽力によって見た目では平常なようで、どうにかこうにか一息つけるところまで復旧されたように見えますが、この台風災害と一昨年来の社会全体を覆った経済悪化により、地域の経済は非常に厳しいと聞いています。
 JRだと姫新線で姫路から約70分、車も姫路からだと国道179号線で約70分です。中国縦貫道の佐用ICからだと町中心部まではすぐです。
ぜひホルモン焼きうどんを食べに訪れ、ついでに近所でつくられた野菜などを買うことで、少しでも佐用町の元気再生に貢献できればと思います。(投稿職員 塚さん)

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