ページトップ

[本文へジャンプ]

職員発信!★地域の魅力紹介★ > ★地域の魅力紹介★石の宝殿

★地域の魅力紹介★石の宝殿印刷用ページ

時期:平成23年6月
エリア:生石神社(高砂市)


 ここはJR山陽本線の宝殿駅から南西約1.5k、小高い山の中腹にある生石(おおしこ)神社。この神社のご神体が日本三奇の一つに数えられている超ド級の巨石建造物で、いつ誰が何のためにつくったのか、また完成品なのか未完成なのか、すべてが謎のミステリー好きにはたまらない代物。ということで、何事も百聞は一見にしかずですから、行ってきました。
 山すそから神社に至るまでのルートは2通りで、観光バスも楽々OKの広い駐車場(無料)に向かって車道を進むルートと、木々の中の振り返ることすら怖いほどの急勾配の石段を進む徒歩専用の参道ルートの2つです。石段を登り切ったところに神社が現れますが、正面から見るかぎり日本三奇と言われるほどの巨石を秘めている様子は伺えません。中に入って本殿の脇に〆縄を張った大岩を発見。これがかの巨石か!! でも、頭の中に浮かぶミステリーな巨石と言えば、イースター島のモアイ像やイギリスのストーンヘンジ。
力を込めて押すがビクともしない
立札に「石ノ宝殿ノ分岩デアル」と記述
 そもそもご神体が神社の脇にあるはずもなく、なんぼなんでもこれは違うなと近寄ってみると、「霊岩」と書いた立て札があります。そこには、「全身の力を込めて押した手で身体の弱いところをさすると御利益あり」と書かれてあり、逆にこれをしなければバチがあたりそうな気がして、押した手で頭から足まで念入りにさすります。次に来た人も同じことをしていました。みなさんなら、どこをさすりますか。
 さて、寄り道はこれくらいにしといて、いざ本殿の奥へ。この本殿が素通し状になっていて珍しい造りをしています。割本殿(わりほんでん)というらしいですが、トンネル状のところをくぐるとドドーン!! 「どひゃあー」「うそー」「なんじゃこりゃあ」。高さ6m、幅・奥行き7m、見事なまでにスパッとカットされた重さ推定500トンとも言われる途方もないスケールの巨石が、地面に接しているのではなく、池の中で浮かんで見えます。そんなはずはないと、しゃがみ込んで巨石の下部をのぞいてみますが、よく分かりません。
 ぜひ、みなさんにも臨場感を味あわせたいと思って色々とアングルを変えてみますが、なんせ被写体がデカすぎてうまくおさまりません。ここは高砂市のHPから見ていただけるとよく分かると思います。
本殿を見おろすところから
本殿のご神体はこれだ!!
ご神体は加工された巨石
ご神体の上には木々が育っている
 この巨石の回りを人ひとりが通れるよう回廊状になっているので、探検気分で歩いてみます。巨石をぺしぺし叩きながら、上を見上げ、下をのぞき、横をすかして見ます。見れば見るほど、その大きさに圧倒されます。背面に回ってみると出っ張りがあって、なんとブラウン管型のテレビにそっくりではありませんか。まさか宇宙人用のモニター?というわけでもないでしょうが、いったい何を表しているのか。この出っ張り部分を上にして家型にする途中だったのではという説もありますが、これで完成なのか未完成なのかも含めて、とにかく謎に包まれています。
周囲を取り囲むように岩肌が
側面から見たところ
この出っ張りはテレビのあれだ
背面から見たところ
 そこで、謎の解明になればと市の教育委員会がレーザー光線をあてて調査したそうです。わかったことは「内部に空洞はない」ということだそうです。
 また、この巨石が浮かんで見える池にも謎があるらしく、炎天続きでも枯れることがなく、また雨が降っても水かさはいつも同じとのこと。
 人気スポットだからと訪れて、意外にガッカリしたという経験は誰にもあると思いますが、ここは保障します。絶対にそんなことはありません! パワースポットとして紹介されているわけでもなく、周辺にお店も何もありませんが、超ド級の衝撃をお約束します。ぜひ、行ってみて下さい。
 ちなみに、気になる拝観料はたったの100円でした。(投稿職員:塚さん)
いつの時代に造られた階段だろう
神社より山頂へは岩を削った階段で
遠くに播磨灘が見える
5分ほどで山頂に到着

職員発信!★地域の魅力紹介★

PDFファイルをご覧いただくにはAdobe Reader(無償)が必要です。
ダウンロードした後インストールしてください。

Get Adobe Reader

Adobe Readerダウンロードページへのリンク