◆熊本運輸支局が海事産業見学会を実施

○はじめに
　島国日本で「海事」について多くの皆様に関心を持ってもらうことは大変重要なことです。
　熊本運輸支局（三角庁舎）では、(一社)日本船主協会、(公社)九州海事広報協会の協力を得まして、８月２２日（木曜日）熊本市内の小学校の先生方に対し熊本県長洲町において「海事産業見学会」を実施しました。

○実施内容
　有明自動車航送船組合（有明フェリー）「有明きぼう」に乗船して船員の仕事などを説明いただきました。乗船時の天候は晴れてはいましたが、さほど日差しは強くなく、波も無く船は無事に出港できました。また、船員の仕事や計器類の説明をしていただきました。
　乗船する機会も少ない先生方からは、普段知ることの出来ない世界を垣間見ることが出来て大変喜んでおられました。先生方を通じ熊本市内のお子さんにもその経験が伝われば嬉しいです。
　（一社）日本船主協会に「日本経済を支える海運業」の講義をいただきました。
　ジャパン マリンユナイテッド(株)では、船舶の建造の工程を見学した後、新造船が目的地のシンガポールに出航するとのことでしたので見送りをしました。

○熊本運輸支局からのメッセージ
　今回は熊本市小学校社会科研究会の先生方に参加していただきました。当日は午前中は比較的過ごしやすく、「有明きぼう」で船長・機関長の説明を受けた後は、多くの先生が展望デッキで過ごされていました。午後からは日差しがとても強くなり、講義を受けた後に新造船の見送りを行いましたが、短時間でも汗だくとなりました。無事に終了することができ、ほっとしました。
　参加いただいた先生方からは、「普段見ることのできない操舵室などの様子を見ることができ、現物を見ることで学ぶ感動を味わえることを感じた。」「私が実際に体験して知らない事を知り感動したので、子どもたちにも実際に見学してもらいたいと思いました。」との声をいただき、満足度の高い見学会となりました。
　今後も、関係機関の皆様と連携をしながら「海洋・海事」の「魅力」や「楽しさ」を伝えていければと考えております。