自動車交通部長 末吉 博昭
令和8年 年頭の辞
令和8年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
新しい年を迎えるにあたり、自動車交通部の所管する業務に関する抱負を述べさせていただきます。
乗合バス事業については、公共交通機関として生活に欠くことのできない重要な社会基盤です。運転者不足が喫緊の課題となっておりますが、運転者の確保には賃金アップと労働環境の改善が不可欠です。運転者の待遇改善に必要な原資を確保するための運賃改定が迅速に実施されるように取組んでまいります。
また、皆様が地域を支える公共交通機関としての使命を果たすことが出来るよう、DX/GXによる経営改善支援や路線維持にかかる補助金の活用を含め、事業者の取組に対してしっかりと支援してまいります。
貸切バス事業については、2024年度の訪日外客数は過去最高となり、政府は2030年には6,000万人を目標としていることから、今年はインバウンドを中心に需要の更なる拡大が期待されます。皆様が地域の活動や観光を支える重要な社会基盤として、安全と信頼を礎にその力を十二分に発揮できるよう、関係機関とも連携して取組んでまいります。
タクシー事業については、公共交通が不十分な地域における、持続可能で利便性の高い交通サービスが確保出来るよう、各地域の状況、ニーズを的確に把握し、自治体等との連携を強化しながら、日本版ライドシェアや公共ライドシェア等の活用も含め、地域交通における「担い手」や「地域の移動手段」・「観光の移動手段」の不足の解消に向けて、引き続き取り組んでまいります。
トラック事業については、物流は国民生活や経済を支える重要な社会インフラです。昨年4月に施行された改正物流法に加えて、本年は昨年6月に公布されたトラック適正化二法の一部施行も予定されていることから、引き続き法改正に関する周知徹底を図るともに、トラック・物流Gメンの活動を通じて、荷主の行動改善や物流全体の取引適正化に取り組んでまいります。
運送事業の最大の使命は、輸送の安全・安心の確保であるため、今後も法令遵守の徹底、適切な監査の実施、運輸安全マネジメント制度を通じた安全管理体制の構築などにより、交通事故の未然防止に務め、輸送の安全性向上に向けて、しっかりと取り組んでまいります。
新しく迎えるこの一年を、関係する皆様と協力し、自動車運送事業の健全な発展を通じて、人々の暮らしを支え、地域経済の発展に貢献できるよう取り組んでまいりますので、引き続き、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
