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九州運輸局メールマガジン 令和4年1月27日 第452号
〜運輸と観光で九州の元気を創ります〜
https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/
九州運輸局メールマガジンをご愛読いただきありがとうございます。
九州運輸局メールマガジンは、毎月第4の木曜日(祝・祭日の場合は翌日)にお届けいたします。
次回の定期発行日は令和4年2月24日(木曜日)です。
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■ 目次
1 現場リポート
◆「海運と船員の仕事」をテーマに中学生に出前授業を開催!
◆工業高校生を対象とした海事産業見学会を開催しました!
〜次代を担う人材の育成のために〜
◆長崎市の小学校の児童に海事産業見学会を開催しました。
〜進水式など普段目にしない現場を見学〜
◆国富町立木脇中学校で出前講座を開催
〜海運と船員の魅力をPR〜
◆「下関市の工業高校生を対象に海事産業見学会を開催しました!」
〜次世代を担う人材の育成のために〜
2 お知らせ
◆新型コロナウイルス感染症による九州の公共交通事業者・観光事業者への影響
◆引越時期の分散に向けたお願い
3 観光部施策・データ
◆九州への外国人入国者数の推移について
4 九州運輸局ホームページ・公式Twitter情報
◆報道発表
◆お知らせ
◆更新情報
◆公式Twitter(@kyushu_unyu)
━━━ 1 現場リポート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「海運と船員の仕事」をテーマに中学生に出前授業を開催!
◎ 11月18日、鹿児島県教育委員会「未来を拓くキャリア教育推進事業」と連携した取組として、当支局より指宿市内の中学校に講師を派遣して、「海運と船員の仕事」をテーマに3年生85人を対象とした出前授業を開催しました。
◇内容
・本事業は、出前授業や講演会等を行うことにより、児童や生徒に学ぶことの意味や楽しさを伝えるとともに、自己の在り方・生き方を考え、将来の社会参画の実現に向けて必要な能力や態度の育成を図ることを目的として実施しているものです。
・授業では、海運業の物資輸送や離島住民の足としての役割、船員の一日のスケジュールなどをプロジェクターを使って説明しました。生徒さんたちは、海運業の担う意味やその重要性に、知識を得ると同時に新鮮な驚きもあったようで、「身近にある飛行機や鉄道より船の輸送が多くてびっくりした」「船員は意外と休みも多く給料も高くていいなと思った」などの感想がありました。
◇鹿児島運輸支局本庁舎からのメッセージ
・本事業での学校への講師派遣は数年ぶりでしたが、講師となった職員の息子さんが実際に船員として働いていることもあり、講義の内容が身近な話題で非常にわかりやすく、船の仕事にとても興味をもった生徒さんもいたようでした。
・船員になったきっかけは、船を見学して船長にあこがれたからだとか。
・この授業を通じて、私たちの日常生活や地域の経済に大きな役割を担っている海事産業の重要性について理解・感心を深めていただき、将来の職業選択をする際の一つのきっかけとなれば幸いです。(鹿児島運輸支局(本庁舎))
◇出前授業の様子は、九州運輸局メールマガジンフォトライブラリーをご覧下さい。
http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/mail_magazine/pdf/photo/photo_452_1.pdf
◆工業高校生を対象とした海事産業見学会を開催しました!
〜次代を担う人材の育成のために〜
◎ 12月8日(水曜日)佐世保市において、佐世保工業高等学校 機械科1年生40名を対象とした造船業及び関連事業の海事産業見学会を開催しました。小学生・中学生を対象とした10月の見学会に続く人材育成の取り組みになります。
◇内容
・流体工学に関する試験や流体実験装置を開発する株式会社西日本流体技研では、試験を実施する回流水槽や模型船の製作現場を見学しました。
・数多くの船舶を建造・修繕する前畑造船株式会社では、浮きドックの中に入って船底から船を見学することが出来ました。
・両社には同校の卒業生が働いており、先輩達との懇談の場では、「仕事をするうえで一番大変だったことは何ですか?」、「取っておいた方が良い資格はありますか?」などの質問に先輩達が丁寧に答えていました。
◇佐世保海事事務所からのメッセージ
・造船業は物作りの原点だと熱く語られた前畑造船の会長の言葉は、生徒達に深い印象を与えたのではないかと思います。
・見学会を通して海事産業の認知度向上を図り、将来の職業選択の参考となることを期待しています。
・新型コロナウイルスの影響が残る中での開催でしたが、関係者の皆様のご協力に感謝いたします。(長崎運輸支局佐世保海事事務所)
◇見学会の模様は、九州運輸局メールマガジンフォトライブラリーをご覧下さい。
http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/mail_magazine/pdf/photo/photo_452_2.pdf
◆長崎市の小学校の児童に海事産業見学会を開催しました。
〜進水式など普段目にしない現場を見学〜
◎ 令和3年12月10日、長崎運輸支局は。福岡造船株式会社長崎工場のご協力により、長崎市立深堀小学校3年生38名、教諭3名を対象とした船舶の進水式を間近に見る「海事産業見学会」を実施しました。
◇内容
当日は、福岡造船株式会社長崎工場で建造された第2095番船の進水式にあわせ、深堀小学校3年生を対象とした「海事産業見学会」を企画しました。長崎市内には多くの造船所があり、また、学校の授業でも造船業について学習をするなど「造船の街」が息吹いていますが、一方では、学校の先生方も造船についてあまり馴染みがないのも現状です。
そうしたなか、ほぼすべての児童にとって進水式に初めて接することに少し興奮気味の様子でした。まず、運輸支局の担当者より、進水式とはどういうものか、船は一人でできるものでなく、みんなのチームワークで造られるものだと説明しました。
船舶に名前を付ける命名式のあと、「支綱(しこう)切断」によって、第2095番船がするすると造船所の斜路を滑り降り、無事、着水すると児童・先生方から大きな歓声があがっていました。
児童に感想を聞くと、目を輝かせて、「初めて見た!」「すごい!」と興奮気味に語ってくれました。
◇長崎運輸支局からのメッセージ
・参加した児童は、非常に熱心に担当者の説明を聞かれていました。また、「この船はどのくらいかけて造られるのか」「何人ぐらいで造っているのか」など質問も寄せられ、造船業に関心を寄せてくれました。
・長崎運輸支局では、引き続き、児童・生徒等を対象に造船業を含めた海への興味・関心を高める取り組みを進め、海事思想の普及や、海事産業の次世代人材育成に結実できるよう取り組みを進めていきたいと考えています。(長崎運輸支局(本庁舎))
◇見学会の様子は、九州運輸局メールマガジンフォトライブラリーをご覧下さい。
http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/mail_magazine/pdf/photo/photo_452_3.pdf
◆国富町立木脇中学校で出前講座を開催 〜海運と船員の魅力をPR〜
◎ 宮崎運輸支局では、12月14日(火曜日)、宮崎県立宮崎海洋高等学校と連携し、国富町立木脇中学校2年生51名を対象に、海事知識の理解を深めることを目的とした出前講座を開催しました。
◇内容
・前半は当運輸支局の運航・船舶担当職員が「日本の暮らしを支える海運と船員の仕事」と題して、海運の重要性や船員に関する基礎知識について講義を行いました。
・後半は宮崎県立宮崎海洋高等学校の担当教諭による学校紹介の後、同校3年生が学校生活等について紹介すると、受講生から進学の動機について質問があるなど興味津々な様子でした。
・最後に宮崎県立宮崎海洋高等学校の実習船「進洋丸」船長から、捕鯨船に乗っていた頃の体験談や捕鯨用のモリなどの実物紹介のほか、船員の仕事の重要性や魅力について伝えてもらいました。
◇宮崎運輸支局からのメッセージ
・新型コロナの影響で管内では今年度初めての出前講座でしたが、国富町立木脇中学校や宮崎県立宮崎海洋高等学校の皆様のご協力により、無事開催することが出来ました。
・将来、受講生の中から船員を志す者が現れ、海運業を支える人材として活躍されることを期待しています。
・宮崎運輸支局では、今後も出前講座や海事産業見学会などを通じて、将来を担う人材の確保・育成に取り組んで参ります。(宮崎運輸支局)
◇出前講座の様子は、九州運輸局メールマガジンフォトライブラリーをご覧下さい。
http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/mail_magazine/pdf/photo/photo_452_4.pdf
◆「下関市の工業高校生を対象に海事産業見学会を開催しました!」
〜次世代を担う人材の育成のために〜
◎ 12月17日(金曜日)、下関市において、山口県立下関工科高等学校 機械工学科1年生59名を対象とした「海事産業見学会」を地元企業にご協力をいただき開催しました。
◇内容
・生徒達は、株式会社ニシエフでは、特殊な塗装技術の見学と、完成した救命艇の乗船体験などし、技術の習得・製品の装備・性能について積極的に質問していました。
・また、日本プスネス株式会社では、ウインドラス(揚錨機)等の部品であるシャフトとギヤを固定する「焼きばめ」という特殊作業を見学し、完成したウインドラス操作の体験では、レバーの操作指導を受けました。
・両社では同校の卒業生が働いており、両社での懇談会の質問コーナーでは、「この会社に就職を決めた理由は何ですか」「仕事のやりがいって何ですか」「学生の時にやっておいた方がよい事ってなんですか」など積極的な質問が飛び交い、卒業生は丁寧に答えていました。
◇下関海事事務所からのメッセージ
・生徒達は見学中「こんなすごい企業が地元にあったんだ」、「造船に興味が湧いてきた」と熱心に見学していました。
・開催後のアンケートでは、「悩んでいた進路の選択肢が増えた」「地元のいろんな会社を見てみたい」「造船についての勉強を頑張りたい」など、地元の企業が喜びそうな回答がたくさんありました。
・少子高齢化社会の中、海事産業における人材の育成・確保が求められており、世界技術を誇る地元海事産業の見学会を通して生徒達の海事産業への認知度向上を図り、将来の職業選択の一つとなることを期待しています。
・新型コロナウイルスの影響が心配される中での開催でしたが、無事に終えることが出来ました。
関係者皆様のご協力に感謝いたします。(九州運輸局下関海事事務所)
◇見学会の様子は、九州運輸局メールマガジンフォトライブラリーをご覧下さい。
http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/mail_magazine/pdf/photo/photo_452_5.pdf
━━━ 2 お知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆新型コロナウイルス感染症による九州の公共交通事業者・観光事業者への影響
◎ 新型コロナウイルス感染症による九州の公共交通事業者・観光事業者への影響についてデータを更新しましたので、九州運輸局HPをご覧下さい。(交通政策部 交通企画課)
https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/press/00001_00530.html
◆引越時期の分散に向けたお願い
1.背景
トラック運送事業においては、ドライバーの人手不足が深刻な課題となっています。例年、引越事業においては、3月から4月にかけて依頼が集中しており、特に3月は、通常月と比べて引越件数が約2倍となるなど、ドライバー及び車両の確保の観点から対応が難しくなってきております。
2.利用者の方々にお願いしたいこと
各引越事業者においては、計画的なドライバーや車両の確保に努めているところですが、トラブルなくスムーズに引越を行うために、利用者の方々におかれましても、ピーク時期の引越を避けるなどのご協力をお願いいたします。
また、国土交通省においては、「繁忙期における円滑な引越のためのポイント」について周知しておりますので、こちらも参考にしながら、円滑な引越にご協力頂きますようお願いいたします。
加えて、利用者の方々におかれましては、事前に手配した車両やドライバー等の活用が図れない事態の発生を防ぐためにも、直前の解約・延期が生じないようご理解・ご協力をお願いいたします。
https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/gyoumu/jidousya_k/file11b_00001.htm
3.新型コロナウイルス感染予防対策について
新型コロナウイルスが猛威を振るい、感染症リスクが懸念されている中でも、トラックドライバーはエッセンシャルワーカーとして、国民生活や経済活動を支えています。
トラック運送事業では、公益社団法人全日本トラック協会において「トラックにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」及び「新型コロナウイルス感染予防対策マニュアル」を作成し、感染防止対策に徹底して取り組んでおります。(自動車交通部 貨物課)
トラックにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン
https://jta.or.jp/member/anzen/coronavirus_top/coronavirus_guideline.html
新型コロナウイルス感染予防対策マニュアル
https://jta.or.jp/member/anzen/coronavirus_top/jta_manual.html
━━━ 3 観光部施策・データ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆九州への外国人入国者数の推移について(2021年12月(速報値)及び2021年10月(確定値))
◎ 2021年12月における九州への外国人入国者数の速報値(通常入国者数のみ)は441人(前年同月比−81.7%、前々年同月比−99.8%)で、2021年の累計(速報値)は6,119人(前年比−98.5%、前々年比−99.8%)となった。(※法務省出入国管理統計の発表を受けとりまとめ)九州運輸局が調査を開始した2003年以降、最低の入国者数であり、2年連続で対前年比9割以上の減少。(観光部 国際観光課)
◇詳細はこちらをご覧下さい。
https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/press/00001_00529.html
━━━ 4 九州運輸局ホームページ・公式Twitter情報 ━━━━━━━━━━
--- ◆報道発表 ----------------------------------------------------------
https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/#HOUDOU
--- ◆お知らせ ----------------------------------------------------------
https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/#OSIRASE
--- ◆更新情報 ----------------------------------------------------------
https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/#KOUSIN
--- ◆公式Twitter(@kyushu_unyu) --------------------------------------
各種セミナー・イベントの開催情報、バスや鉄道など公共交通関係の情報、災害関係情報等を中心に発信しています。
https://twitter.com/kyushu_unyu
/////// 編集部だより ///////////////////////////////////////////////////
今号の現場リポートは、九州各地で開催された海事産業見学会や出前講座の様子をお届けしました。この取り組みは、次世代の海事産業を担う子供たちをはじめ、多くの方に海事産業への理解を深めていただくことを目的として、事業者や関連団体の協力のもと、造船所の見学や海事関係の仕事に関する出前講座などを開催しています。九州運輸局では令和元年度には、約250件開催され、約21,300名の方に参加いただき、令和2年度はコロナ禍の中、約90件が開催され、約4,200名の方に参加いただきました。海事産業を担う船員や造船所の技術者、また、バスやタクシー、トラックの運転手など運輸関連事業をはじめ、多くの業界で次世代の育成が待ったなしの状況です。
見学会や出前講座に参加してくれた小学生のキラキラした目のように、希望の持てる明るい社会の実現のため、これからも積極的に取り組んでいきます。
いつも九州運輸局メールマガジンをご覧いただき誠にありがとうございます。
編集部では、運輸と観光に関する取組や話題、イベントの案内、地域の情報等、本メールマガジンへの掲載記事を広く募集しています。お気軽にご投稿ください。
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■ 目次
1 現場リポート
◆「海運と船員の仕事」をテーマに中学生に出前授業を開催!
◆工業高校生を対象とした海事産業見学会を開催しました!
〜次代を担う人材の育成のために〜
◆長崎市の小学校の児童に海事産業見学会を開催しました。
〜進水式など普段目にしない現場を見学〜
◆国富町立木脇中学校で出前講座を開催
〜海運と船員の魅力をPR〜
◆「下関市の工業高校生を対象に海事産業見学会を開催しました!」
〜次世代を担う人材の育成のために〜
2 お知らせ
◆新型コロナウイルス感染症による九州の公共交通事業者・観光事業者への影響
◆引越時期の分散に向けたお願い
3 観光部施策・データ
◆九州への外国人入国者数の推移について
4 九州運輸局ホームページ・公式Twitter情報
◆報道発表
◆お知らせ
◆更新情報
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━━━ 1 現場リポート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「海運と船員の仕事」をテーマに中学生に出前授業を開催!
◎ 11月18日、鹿児島県教育委員会「未来を拓くキャリア教育推進事業」と連携した取組として、当支局より指宿市内の中学校に講師を派遣して、「海運と船員の仕事」をテーマに3年生85人を対象とした出前授業を開催しました。
◇内容
・本事業は、出前授業や講演会等を行うことにより、児童や生徒に学ぶことの意味や楽しさを伝えるとともに、自己の在り方・生き方を考え、将来の社会参画の実現に向けて必要な能力や態度の育成を図ることを目的として実施しているものです。
・授業では、海運業の物資輸送や離島住民の足としての役割、船員の一日のスケジュールなどをプロジェクターを使って説明しました。生徒さんたちは、海運業の担う意味やその重要性に、知識を得ると同時に新鮮な驚きもあったようで、「身近にある飛行機や鉄道より船の輸送が多くてびっくりした」「船員は意外と休みも多く給料も高くていいなと思った」などの感想がありました。
◇鹿児島運輸支局本庁舎からのメッセージ
・本事業での学校への講師派遣は数年ぶりでしたが、講師となった職員の息子さんが実際に船員として働いていることもあり、講義の内容が身近な話題で非常にわかりやすく、船の仕事にとても興味をもった生徒さんもいたようでした。
・船員になったきっかけは、船を見学して船長にあこがれたからだとか。
・この授業を通じて、私たちの日常生活や地域の経済に大きな役割を担っている海事産業の重要性について理解・感心を深めていただき、将来の職業選択をする際の一つのきっかけとなれば幸いです。(鹿児島運輸支局(本庁舎))
◇出前授業の様子は、九州運輸局メールマガジンフォトライブラリーをご覧下さい。
http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/mail_magazine/pdf/photo/photo_452_1.pdf
◆工業高校生を対象とした海事産業見学会を開催しました!
〜次代を担う人材の育成のために〜
◎ 12月8日(水曜日)佐世保市において、佐世保工業高等学校 機械科1年生40名を対象とした造船業及び関連事業の海事産業見学会を開催しました。小学生・中学生を対象とした10月の見学会に続く人材育成の取り組みになります。
◇内容
・流体工学に関する試験や流体実験装置を開発する株式会社西日本流体技研では、試験を実施する回流水槽や模型船の製作現場を見学しました。
・数多くの船舶を建造・修繕する前畑造船株式会社では、浮きドックの中に入って船底から船を見学することが出来ました。
・両社には同校の卒業生が働いており、先輩達との懇談の場では、「仕事をするうえで一番大変だったことは何ですか?」、「取っておいた方が良い資格はありますか?」などの質問に先輩達が丁寧に答えていました。
◇佐世保海事事務所からのメッセージ
・造船業は物作りの原点だと熱く語られた前畑造船の会長の言葉は、生徒達に深い印象を与えたのではないかと思います。
・見学会を通して海事産業の認知度向上を図り、将来の職業選択の参考となることを期待しています。
・新型コロナウイルスの影響が残る中での開催でしたが、関係者の皆様のご協力に感謝いたします。(長崎運輸支局佐世保海事事務所)
◇見学会の模様は、九州運輸局メールマガジンフォトライブラリーをご覧下さい。
http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/mail_magazine/pdf/photo/photo_452_2.pdf
◆長崎市の小学校の児童に海事産業見学会を開催しました。
〜進水式など普段目にしない現場を見学〜
◎ 令和3年12月10日、長崎運輸支局は。福岡造船株式会社長崎工場のご協力により、長崎市立深堀小学校3年生38名、教諭3名を対象とした船舶の進水式を間近に見る「海事産業見学会」を実施しました。
◇内容
当日は、福岡造船株式会社長崎工場で建造された第2095番船の進水式にあわせ、深堀小学校3年生を対象とした「海事産業見学会」を企画しました。長崎市内には多くの造船所があり、また、学校の授業でも造船業について学習をするなど「造船の街」が息吹いていますが、一方では、学校の先生方も造船についてあまり馴染みがないのも現状です。
そうしたなか、ほぼすべての児童にとって進水式に初めて接することに少し興奮気味の様子でした。まず、運輸支局の担当者より、進水式とはどういうものか、船は一人でできるものでなく、みんなのチームワークで造られるものだと説明しました。
船舶に名前を付ける命名式のあと、「支綱(しこう)切断」によって、第2095番船がするすると造船所の斜路を滑り降り、無事、着水すると児童・先生方から大きな歓声があがっていました。
児童に感想を聞くと、目を輝かせて、「初めて見た!」「すごい!」と興奮気味に語ってくれました。
◇長崎運輸支局からのメッセージ
・参加した児童は、非常に熱心に担当者の説明を聞かれていました。また、「この船はどのくらいかけて造られるのか」「何人ぐらいで造っているのか」など質問も寄せられ、造船業に関心を寄せてくれました。
・長崎運輸支局では、引き続き、児童・生徒等を対象に造船業を含めた海への興味・関心を高める取り組みを進め、海事思想の普及や、海事産業の次世代人材育成に結実できるよう取り組みを進めていきたいと考えています。(長崎運輸支局(本庁舎))
◇見学会の様子は、九州運輸局メールマガジンフォトライブラリーをご覧下さい。
http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/mail_magazine/pdf/photo/photo_452_3.pdf
◆国富町立木脇中学校で出前講座を開催 〜海運と船員の魅力をPR〜
◎ 宮崎運輸支局では、12月14日(火曜日)、宮崎県立宮崎海洋高等学校と連携し、国富町立木脇中学校2年生51名を対象に、海事知識の理解を深めることを目的とした出前講座を開催しました。
◇内容
・前半は当運輸支局の運航・船舶担当職員が「日本の暮らしを支える海運と船員の仕事」と題して、海運の重要性や船員に関する基礎知識について講義を行いました。
・後半は宮崎県立宮崎海洋高等学校の担当教諭による学校紹介の後、同校3年生が学校生活等について紹介すると、受講生から進学の動機について質問があるなど興味津々な様子でした。
・最後に宮崎県立宮崎海洋高等学校の実習船「進洋丸」船長から、捕鯨船に乗っていた頃の体験談や捕鯨用のモリなどの実物紹介のほか、船員の仕事の重要性や魅力について伝えてもらいました。
◇宮崎運輸支局からのメッセージ
・新型コロナの影響で管内では今年度初めての出前講座でしたが、国富町立木脇中学校や宮崎県立宮崎海洋高等学校の皆様のご協力により、無事開催することが出来ました。
・将来、受講生の中から船員を志す者が現れ、海運業を支える人材として活躍されることを期待しています。
・宮崎運輸支局では、今後も出前講座や海事産業見学会などを通じて、将来を担う人材の確保・育成に取り組んで参ります。(宮崎運輸支局)
◇出前講座の様子は、九州運輸局メールマガジンフォトライブラリーをご覧下さい。
http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/mail_magazine/pdf/photo/photo_452_4.pdf
◆「下関市の工業高校生を対象に海事産業見学会を開催しました!」
〜次世代を担う人材の育成のために〜
◎ 12月17日(金曜日)、下関市において、山口県立下関工科高等学校 機械工学科1年生59名を対象とした「海事産業見学会」を地元企業にご協力をいただき開催しました。
◇内容
・生徒達は、株式会社ニシエフでは、特殊な塗装技術の見学と、完成した救命艇の乗船体験などし、技術の習得・製品の装備・性能について積極的に質問していました。
・また、日本プスネス株式会社では、ウインドラス(揚錨機)等の部品であるシャフトとギヤを固定する「焼きばめ」という特殊作業を見学し、完成したウインドラス操作の体験では、レバーの操作指導を受けました。
・両社では同校の卒業生が働いており、両社での懇談会の質問コーナーでは、「この会社に就職を決めた理由は何ですか」「仕事のやりがいって何ですか」「学生の時にやっておいた方がよい事ってなんですか」など積極的な質問が飛び交い、卒業生は丁寧に答えていました。
◇下関海事事務所からのメッセージ
・生徒達は見学中「こんなすごい企業が地元にあったんだ」、「造船に興味が湧いてきた」と熱心に見学していました。
・開催後のアンケートでは、「悩んでいた進路の選択肢が増えた」「地元のいろんな会社を見てみたい」「造船についての勉強を頑張りたい」など、地元の企業が喜びそうな回答がたくさんありました。
・少子高齢化社会の中、海事産業における人材の育成・確保が求められており、世界技術を誇る地元海事産業の見学会を通して生徒達の海事産業への認知度向上を図り、将来の職業選択の一つとなることを期待しています。
・新型コロナウイルスの影響が心配される中での開催でしたが、無事に終えることが出来ました。
関係者皆様のご協力に感謝いたします。(九州運輸局下関海事事務所)
◇見学会の様子は、九州運輸局メールマガジンフォトライブラリーをご覧下さい。
http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/mail_magazine/pdf/photo/photo_452_5.pdf
━━━ 2 お知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆新型コロナウイルス感染症による九州の公共交通事業者・観光事業者への影響
◎ 新型コロナウイルス感染症による九州の公共交通事業者・観光事業者への影響についてデータを更新しましたので、九州運輸局HPをご覧下さい。(交通政策部 交通企画課)
https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/press/00001_00530.html
◆引越時期の分散に向けたお願い
1.背景
トラック運送事業においては、ドライバーの人手不足が深刻な課題となっています。例年、引越事業においては、3月から4月にかけて依頼が集中しており、特に3月は、通常月と比べて引越件数が約2倍となるなど、ドライバー及び車両の確保の観点から対応が難しくなってきております。
2.利用者の方々にお願いしたいこと
各引越事業者においては、計画的なドライバーや車両の確保に努めているところですが、トラブルなくスムーズに引越を行うために、利用者の方々におかれましても、ピーク時期の引越を避けるなどのご協力をお願いいたします。
また、国土交通省においては、「繁忙期における円滑な引越のためのポイント」について周知しておりますので、こちらも参考にしながら、円滑な引越にご協力頂きますようお願いいたします。
加えて、利用者の方々におかれましては、事前に手配した車両やドライバー等の活用が図れない事態の発生を防ぐためにも、直前の解約・延期が生じないようご理解・ご協力をお願いいたします。
https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/gyoumu/jidousya_k/file11b_00001.htm
3.新型コロナウイルス感染予防対策について
新型コロナウイルスが猛威を振るい、感染症リスクが懸念されている中でも、トラックドライバーはエッセンシャルワーカーとして、国民生活や経済活動を支えています。
トラック運送事業では、公益社団法人全日本トラック協会において「トラックにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」及び「新型コロナウイルス感染予防対策マニュアル」を作成し、感染防止対策に徹底して取り組んでおります。(自動車交通部 貨物課)
トラックにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン
https://jta.or.jp/member/anzen/coronavirus_top/coronavirus_guideline.html
新型コロナウイルス感染予防対策マニュアル
https://jta.or.jp/member/anzen/coronavirus_top/jta_manual.html
━━━ 3 観光部施策・データ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆九州への外国人入国者数の推移について(2021年12月(速報値)及び2021年10月(確定値))
◎ 2021年12月における九州への外国人入国者数の速報値(通常入国者数のみ)は441人(前年同月比−81.7%、前々年同月比−99.8%)で、2021年の累計(速報値)は6,119人(前年比−98.5%、前々年比−99.8%)となった。(※法務省出入国管理統計の発表を受けとりまとめ)九州運輸局が調査を開始した2003年以降、最低の入国者数であり、2年連続で対前年比9割以上の減少。(観光部 国際観光課)
◇詳細はこちらをご覧下さい。
https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/press/00001_00529.html
━━━ 4 九州運輸局ホームページ・公式Twitter情報 ━━━━━━━━━━
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/////// 編集部だより ///////////////////////////////////////////////////
今号の現場リポートは、九州各地で開催された海事産業見学会や出前講座の様子をお届けしました。この取り組みは、次世代の海事産業を担う子供たちをはじめ、多くの方に海事産業への理解を深めていただくことを目的として、事業者や関連団体の協力のもと、造船所の見学や海事関係の仕事に関する出前講座などを開催しています。九州運輸局では令和元年度には、約250件開催され、約21,300名の方に参加いただき、令和2年度はコロナ禍の中、約90件が開催され、約4,200名の方に参加いただきました。海事産業を担う船員や造船所の技術者、また、バスやタクシー、トラックの運転手など運輸関連事業をはじめ、多くの業界で次世代の育成が待ったなしの状況です。
見学会や出前講座に参加してくれた小学生のキラキラした目のように、希望の持てる明るい社会の実現のため、これからも積極的に取り組んでいきます。
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