詩 歌
我胸の燃ゆる思ひにくらぶれば煙はうすし桜島山
福岡、鹿児島
関連する物語
観光情報
- 平野國臣歌碑
(鹿児島県日置市伊集院町徳重) - 桜島(鹿児島県)
物語の概要
- 福岡藩士平野國臣作。
- 薩摩藩主島津久光に倒幕を勧めようと薩摩入りし、伊集院に滞在したが、倒幕への決起にはならず、涙をのんで伊集院を去ろうとするとき、詠まれた。「煙はうすし」は薩摩藩の倒幕への思いの弱さを詠ったという。
関連観光情報 〜物語には直接出てきませんが、地域やテーマの関連する観光情報です。〜
- 維新ふるさと館(鹿児島市加治屋町)
- 野間之関所跡(鹿児島県)
- 平野國臣生誕地碑(平野神社:福岡市中央区今川)
- 福岡と鹿児島をつないで明治維新にまつわるツアーが可能
詩 歌
山頭火日記『行乞記』
九州全県
関連する物語
- 小説
「どうしやうもない私」 - 小説
「小説 山頭火」 - うんちくの旅
第一巻
39.山頭火と歩く(北九州編)
40.山頭火と歩く(西九州編)
41.山頭火と歩く(南九州編)
観光情報
- 織屋
- 日奈久温泉街案内人の会
- 佐敷宿
- 佐敷城跡
- 飫肥の町並み、飫肥城
物語の概要
- 放浪の俳人種田山頭火が、昭和5年9月10日から日奈久温泉の木賃宿「織屋」に3日滞在し、「温泉はよい、ほんたうによい。ここは山もよし海もよし」と、『行乞記』に書いている。「織屋」は、今は営業していないが観光スポットとなっている。町のいたるところに山頭火の句が書かれた句板がある。
- この旅はこの後、人吉〜小林〜都城〜宮崎、さらに下関〜福岡〜佐賀と続き、各地で詠んだ句が残っている。
- 「歩かない日はさみしい
飲まない日はさみしい
作らない日はさみしい
ひとりでゐることはさみしいけれど、ひとりで歩き、ひとりで飲み、ひとりで作ってゐることはさみしくない」(十月廿日)
よく知られたこの言葉もこの日記に綴られている。
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詩 歌
万葉集
九州全県
関連する物語
- 歌謡・民謡
「万葉集」植木等 - うんちくの旅
第一巻
37.九州の万葉の故地を歩く
第二巻
31.万葉のまほろば(1)
32.万葉のまほろば(2)
観光情報
- 福岡:筑紫野市湯町
- 佐賀:唐津市神集島
- 長崎:長崎市坂本町
- 熊本:八代市水島
- 大分:湯布院町川北
- 宮崎:高千穂碑
- 鹿児島:長島町田尻小学校近く
物語の概要
- 7世紀後半から8世紀後半頃にかけて編まれた、日本に現存する最古の歌集である。様々な身分の人が詠んだ歌を4500首以上も集めている。
- 九州にもたくさんの万葉歌碑がある。
福岡:湯の原に鳴く葦鶴は 我がごとく 妹に恋ふれや時わかず鳴く
佐賀:足姫御船泊てけむ松浦の海妹が待つべき月は経につつ
長崎:かけまくはあやに畏し足日女神の命・・・
熊本:聞きしごとまこと貴く奇しくも神さびをるかれこれの水島
大分:思ひ出づる時はすべな豊国の木綿山雪の消むべく思ほゆ
宮崎:ひさかたの天の門開き高千穂の・・・・・
鹿児島:隼人の薩摩の瀬戸を雲居なす遠くも吾は今日見つるかも
など、ほか多数。
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- 万葉植物園(宮崎県都城市)
詩 歌
花衣ぬぐや纏はるひもいろいろ
福岡
関連する物語
- 小説
「菊枕」(松本清張著)
観光情報
- 「杉田久女句碑」
北九州市小倉北区堺町1-7堺町公園内
物語の概要
- 杉田久女作。本名、杉田久。明治42年、旧制小倉中学の美術教師杉田宇内と結婚、以後、小倉で暮らす。大正5年に実兄からの俳句の手ほどきを受け「ホトトギス」に投句。高浜虚子に師事した。
- 花見の余韻残し、着物を脱いでいく女性の艶やかさが見事に詠われている。
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- 「櫓山荘公園」北九州市小倉北区中井浜
- 森鷗外旧居
- 小倉城
- 松本清張記念館
- 北九州市観光案内ボランティア
詩 歌
乳母車 夏の怒涛に よこむきに
福岡
関連する物語
- 句集
「紅絲」
観光情報
- 「櫓山荘公園」
北九州市小倉北区中井浜 - 上記公園内に多佳子の句碑がある。
物語の概要
- 橋本多佳子作。
- 小倉は多佳子が俳句と出会ったゆかりの地である。多佳子の夫である橋本豊次郎が新築した西洋館・櫓山荘での句会で多佳子は杉田久女を紹介され、俳句の手ほどきを受けるようになる。俳人山口誓子を師と仰いだ。女性の豊かな感情を生き生きと昇華させて、高い評価を得た。
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- 北九州市観光案内ボランティア
- 小倉城
- 松本清張記念館
詩 歌
思ひ出
福岡
物語の概要
- 1911(明治44)年に刊行された北原白秋の第二詩集。序文の最後に「畢竟私はこの「思ひ出」に依って、故郷と幼年時代の自分とに潔く訣別しやうと思ふ」と記し、故郷柳川との決別を宣言した。自然主義の影響を受けて一層現実的で、腐乱頽廃した題材を取り上げながら、官能的な耽美主義的、享楽主義的な詩が多い。スペードの女王をあしらった装丁ともに詩壇に新潮流を起こした。
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- 白秋祭
- 白秋生誕祭
- 柳川観光ボランティアガイド
- 柳川 川下り
詩 歌
わが病ようやく癒えぬと思うまで嬉野の山秋ふけむとす
佐賀
関連する物語
- 小説
「この父にして-素顔の斎藤茂吉」
(斉藤茂太・北杜夫著)
観光情報
- 轟の滝公園内記念碑
物語の概要
- 斉藤茂吉作
- 斉藤茂吉は山形県生まれの医師でアララギ派の代表歌人の正岡子規—伊藤左千夫の上に現代短歌を築いた。茂吉は大正6年から10年まで長崎医専(現在、長崎大学医学部)精神科教授であったが、そのおり病を癒すため大正9年10月に嬉野に滞在し短歌数首を詠んだ。
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- 嬉野温泉
- 虚空蔵山
- 肥前吉田焼
詩 歌
わがひとに与ふる哀歌
長崎
関連する物語
観光情報
- 伊東静雄の詩碑
物語の概要
- 諫早出身の伊東静雄の作品。第二回文芸汎論賞を受賞し、この作品により、日本浪漫派を代表する詩人となった。
- 諫早市の伊東静雄顕彰委員会によって、現代詩を賞する伊東静雄賞が設けられている。
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- 毎年3月には、詩人の高雅なる詩風と孤高の詩精神を追慕し、「菜の花忌」が開催される。
- くじら橋(諫早公園内)
- 眼鏡橋
詩 歌
むらさきに温泉嶽は暮れゆけど夕日けぶれり天草の灘
熊本
関連する物語
- 詩歌
「四郎等の談合の島波洗いうえに夕日さす天主あるごと」与謝野晶子 - 詩歌
『五足の靴』
観光情報
- 雲仙普賢岳
- 有明海夕景
- 天草灘
物語の概要
- 与謝野寛
- 妻晶子と三角から島原へ向かう船上で歌を詠んだ。島原が近くなり夕景に雲仙岳が出迎える様子が詠われている。
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- 雲仙温泉
- 島原温泉
- 島原城
詩 歌
四郎等の談合の島波洗いうへに夕日す天主あるごと
熊本
物語の概要
- 与謝野晶子
- 夫と三角から島原へ向かう船上で歌を詠んだ。大矢野島と島原半島の間に浮かぶ「湯島」はキリシタンの歴史的役割を果たした島である。キリシタンが夜な夜な秘密の談合を重ねた歴史の島。別名談合島
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- 峯公園
- 大江天主堂
詩 歌
ふるさとの香々地にかへり泣かむものか生まれし砂に顔はあてつつ
大分
関連する物語
- 詩歌
「ひとときの君の友とて生まれきて女のいのちまこと捧げん」江口章子 - 詩歌
『雀の卵』北原白秋 - 小説
「ここ過ぎて—白秋の三人の妻」瀬戸内寂聴
観光情報
- 長崎鼻に歌碑。
- 江口家墓所
- 少林寺
物語の概要
- 江口章子。北原白秋の若き日の夫人で、詩人でもあった豊後高田市出身の江口章子が望郷の念を詠った。
- 早発性痴呆症であったという章子は座敷牢で寝起きし、昭和21年10月29日、雪の朝にひとり息絶えた。享年59。
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- 北原白秋記念館
詩 歌
幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく
宮崎
関連する物語
- 牧水紀行文集
- 若山牧水随筆集
- 新編みなかみ紀行
- うんちくの旅
第一巻
49.鹿児島・宮崎の偉人・先哲の旅(鹿児島・宮崎編)
第二巻
33.九州文学ルート〜詩歌と名曲の旅〜
観光情報
- 「牧水記念文学館」
「牧水公園」
(日向市東郷町坪谷)
物語の概要
- 若山牧水作。
- 牧水は、自然を求めて旅をし、多くの短歌を残している。早稲田大学4年の明治40年の夏休みに、岡山・広島など中国地方を旅し、その時に見た遠くまで続く山々の美しさに感動して詠った。(第1歌集「海の声」)
関連観光情報 〜物語には直接出てきませんが、地域やテーマの関連する観光情報です。〜
- 「牧水歌碑」日向市立東郷小学校・坪谷小学校(日向市)
- 「牧水歌碑」(岡山県阿哲郡哲西町二本松峠)
- 牧水祭(9月17日)
- 若山牧水全国子ども短歌まつり(12月下旬)
詩 歌
びろう葉帽子の下で
鹿児島
関連する物語
観光情報
- 愚角庵(熊毛郡上屋久町一湊白川山)
物語の概要
- 山尾三省。1993年刊行の詩集。「歌のまこと」「地霊」「水が流れている」「縄文の火」「びろう葉帽子の下で」と名付けられた、全5部252篇の詩から成る。
- 山尾三省プロフィール〜東京都出身。1960年代後半、社会変革を志すコミューン活動「部族」を始め、インドで1年間暮らした後、1977年から亡くなる2001年まで屋久島の廃村白川山で暮らした。その間、白川山の里づくりの他、田畑を耕し、詩の創作を中心とする執筆活動を行った。
- 主な著作〜「聖老人」「祈り」「狭い道—子供達に与える詩」
関連観光情報 〜物語には直接出てきませんが、地域やテーマの関連する観光情報です。〜
- 大浦温泉
- 布引の滝
- 一湊コーラルビーチ
- 一湊林道