ページトップ

[本文へジャンプ]

四国運輸局 > 総合案内 > 四国運輸局長からのご挨拶 > 四国運輸局長からのご挨拶

四国運輸局長からのご挨拶印刷用ページ

平成25年8月

四国運輸局へようこそ
四国運輸局長  丸山 研一

津波救命艇、商品化第一号を承認

東日本大震災の惨事から2年半近くが経とうとしております。旧盆を迎えるこの時期、犠牲になられた多くの方々への追悼の思いを新たにされている方も多いことと思います。
直接被害に遭わなかった方々の記憶の中にも、津波の惨状は今でもしっかりと焼き付いています。南海トラフの近くに位置する四国沿岸部はもとより、全国各地の沿岸地域では、二度とこのような惨状を繰り返さないためにも、一日も早い津波避難対策が望まれます。

近くに避難の高台などがない方々やお年寄りなど避難が困難な方々の命を救うため、四国運輸局が昨年度開発し、現在も高知市に試作艇を展示しております津波救命艇。一日も早い商品化、そして普及が待たれていますが、今般、商品の第一号となる津波救命艇の原型承認申請が(株)IHIから四国運輸局に提出されました。四国運輸局では、「津波救命艇ガイドライン」に従って審査した結果、全ての技術基準を満足していることが確認できたため、8月21日、(株)IHIに対して商品として問題ない旨、通知致しました。

津波救命艇は避難弱者ばかりでなく、一般の方が自宅などに設置することも可能であり、深夜の災害発生などにも容易にかつ安全に避難できることから、こうした方面での普及も期待されています。一人でも多くの方が津波の犠牲にならないよう、四国運輸局も津波救命艇の円滑な普及に向けて頑張って参ります。

平成25年8月
四国運輸局長 丸山 研一