1 移動等円滑化促進方針(マスタープラン)とは  旅客施設を中心とした地区や、高齢者、障害者等が利用する施設が集積している地区において、市町村が面的・一体的なバリアフリー化の方針を示すもので、地域におけるバリアフリー化の考え方を共有し、具体的な事業を位置づけるバリアフリー基本構想作成に繋げていくことをねらいとしています。基本構想の作成にあたっての課題として、具体的な事業に関する調整が難航すること等が挙げられていますが、マスタープランは、具体的な事業を位置づけていなくても、基本構想の前段として市町村全域にわたる方針を示してバリアフリー化を促進することが可能です。 2 移動等円滑化基本構想(バリアフリー基本構想)とは  旅客施設を中心とした地区や、高齢者、障害者等が利用する施設が集積している地区において、公共交通機関、建築物、道路、路外駐車場、都市公園、信号機等のバリアフリー化を重点的かつ一体的に推進するために市町村が作成する計画で、旅客施設等と道路等の施設の移動等の経路でバリアフリー整備が不連続にならないよう、基本構想の作成を通じて施設管理者相互の連携・調整を行い、面的・一体的なバリアフリー化を図ることを目的としています。