バリアフリーニュース 六十四号 令和4年3月三十一日 記事1 バリアフリーに関する意見交換会 徳島を開催しました 香川県高松市からオンライン開催 令和4年3月1日火曜日に四国地方整備局と四国運輸局の共催により、 バリアフリーに関する意見交換会 徳島 を、感染症対策としてオンラインで開催しました。 徳島県内の障害当事者団体をはじめ、事業者、自治体、学識経験者等にご出席いただきました。 今回の意見交換会において、列車内で遅れやトラブルが分かるように電光掲示板を設置して欲しい、 障害当事者向けに、交通機関の使い方や、乗車した際のマナーを学べる体験会を企画してもらいたい、 高速バスにバリアフリー対応した車両を導入して欲しいなど、様々な意見・要望がありました。 開催日時 令和4年3月1日火曜日 午後2時から午後4時 開催場所 四国運輸局 会議室 オンライン 出席者 徳島文理大学 理工学部機械創造工学科 藤澤教授 近畿大学 理工学部 社会環境工学科 柳原准教授 公益財団法人徳島県老人クラブ連合会、徳島県聴覚障害者福祉協会、 ヒューマンケア徳島、徳島県自閉症協会、CIL星空、 四国旅客鉄道株式会社、徳島バス株式会社、徳島市交通局、 徳島空港ビル株式会社、一般社団法人徳島県バス協会、四国鉄道協会、 徳島県立近代美術館、徳島県・徳島市・阿南市バリアフリー担当者 三十五名出席 記事2 バリアフリー対策に貢献のあった団体を表彰しました 香川県高松市からオンライン開催 令和三年度四国運輸局優良事業者等表彰 福祉・バリアフリー対策への貢献 表彰式 四国運輸局では、福祉・バリアフリーへの取組について、著しく顕著な功績のあった 事業者等に対し四国運輸局長表彰を行うこととしています。 今年度は、令和4年3月1日火曜日に香川県高松市の四国運輸局において表彰式を行い、 以下の1団体を表彰しました。 被表彰者の取組概要は次のとおりです。   被表彰者 徳島県立近代美術館 写真内容 1枚目 四国運輸局交通政策部長 2枚目 徳島県立近代美術館上席学芸員 竹内利夫さん 徳島県立近代美術館係長 亀井幸子さん どなたもどうぞ 観光のユニバーサルデザイン化を推進 徳島県立近代美術館 徳島県徳島市八万町向寺山文化の森総合公園 館長 桑村光明 取組みの概要 工夫を凝らした定期開催イベント 聴覚障がい者に向けた手話通訳や筆談での鑑賞会 視覚障がい者に向けた対話や触図を介しての鑑賞会 視覚障がいを持つサポーターと聴覚障がいを持つサポーターがナビゲーターを務める鑑賞会 子ども鑑賞クラブ アートイベントサポーター 障がい当事者も含む と共に作成 触図 視覚障がい者の鑑賞の手助け・手話ビデオ・音声ガイド 短い言葉が点字とともに書かれた積み木 感想を伝え合う くつろぎの館内設備 ピクトグラムを用いた簡潔で分かりやすい案内表示 心落ち着く空間を提供する木製家具配置のロビースペース 充実のホームページ 所蔵作品のコンパクトな解説やズーム機能を楽しむことのできるデジタルミュージアム 感覚に優しい センサリーフレンドリー の取り組み 記事3 移動等円滑化促進方針・バリアフリー基本構想の作成支援 及び障害の社会モデルの理解促進に関するセミナーを開催しました 香川県高松市でオンライン開催 令和4年3月十五日火曜日に四国運輸局が主催とし、移動等円滑化促進方針・バリアフリー基本構想の作成支援 及び障害の社会モデルの理解促進に関するセミナーをオンラインで開催しました。 四国4県と二十五自治体、障害当事者団体等にご出席いただきました。 今回のセミナーでは、移動等円滑化促進方針及びバリアフリー基本構想の作成支援に関する説明のほか、 第3回移動等円滑化評価会議四国分科会 令和3年7月 においてご提案いただきました 障害当事者講師によるセミナーの開催が実現しました。 障害当事者である浅見さんを講師としてお招きし、障害は社会によって生み出されるものであり、 これを社会全体の問題として捉え、その障害を取り除くのは社会の責務であるとする障害の社会モデルの考え方や、 具体的な事例等を用いてご講演いただきました。 今後も、障害当事者講師にご講演いただき、心のバリアフリーや障害の社会モデルなどの普及啓発を行ってまいります。 日時 令和四年三月十五日火曜日 午後2時から午後4時 場所 四国運輸局 会議室 オンライン 内容 移動等円滑化促進方針及びバリアフリー基本構想の作成支援について 国土交通省 総合政策局 バリアフリー政策課 障害の社会モデルの正しい理解に向けて 公益財団法人香川県視覚障害者福祉協会 会長 浅見裕一郎 氏 出席者 CIL星空、四国4県、二十五自治体、四国地方整備局・四国運輸局職員 五十名出席 記事4 四国におけるバリアフリー推進施策 令和3年度 バリアフリー推進体制の整備 令和3年7月二十日、第三回移動等円滑化評価会議四国分科会を開催し、 四国内のバリアフリー化進捗状況評価及び各自治体、事業者の取組の共有、 障害当事者団体をはじめ、事業者、自治体、学識経験者等との意見交換を行いました。 令和4年3月1日バリアフリーに関する意見交換会 徳島 をオンラインで開催し、 障害当事者や事業者との意見交換を行いました。 ソフト面のバリアフリー推進施策 小学生や交通事業者従業員等を対象にしたバリアフリー教室を開催しました。 バリアフリー教室開催実績 令和3年6月九日 対象 高松市立かめおか小学校 5年生 八十八名 令和3年6月二十三日 対象 四国地方整備局・四国運輸局職員 十名 令和3年十月二十五日 対象 徳島市立はちまんみなみ小学校 4年生 百六名 令和3年十月二十七日 対象 徳島市立かみはちまん小学校 3年生 五十二名 令和3年十一月2日 対象 藍住町立あいずみにし小学校 4年生 八十九名 令和3年十一月8日 対象 高松琴平電気鉄道株式会社 従業員 十名 令和3年11月十七日 対象 ことでんバス株式会社 従業員 十名 障害の社会モデル の理解促進に関するセミナーを開催しました。 令和4年3月十五日 講師 公益財団法人香川県視覚障害者福祉協会 会長 浅見裕一郎 氏 対象 自治体 四国4県、二十五自治体 バリアフリー基本構想及び移動等円滑化促進方針 マスタープラン の作成支援 基本構想策定済みの自治体に対しては見直しを、 基本構想・移動等円滑化促進方針 マスタープラン が未策定の自治体に 対しては作成について、四国地方整備局と共にプロモートを実施しました。 令和3年度プロモート実績 令和3年7月 愛媛県新居浜市 愛媛県西条市 愛媛県四国中央市 令和3年十月 愛媛県松山市 高知県いの町 徳島県鳴門市 徳島県藍住町 令和3年十一月 徳島県三好市 高知県馬路村 愛媛県上島町 愛媛県鬼北町 高知県いの町 香川県高松市 香川県善通寺市 香川県直島町 令和4年1月 香川県琴平町 香川県坂出市 高知県南国市 高知県高知市 香川県観音寺市 香川県丸亀市 香川県宇多津町 香川県三豊市 愛媛県宇和島市 香川県多度津町 令和4年2月 愛媛県西条市 愛媛県松前町 愛媛県今治市 徳島県阿南市 徳島県松茂町 徳島県徳島市 愛媛県八幡浜市 令和4年3月 愛媛県新居浜市 バリアフリー化財源の確保 バリアフリー関係補助事業等を活用した、車両のバリアフリー化が進みました。 なお、車両に係る補助実績は以下のとおりです。 令和2年度観光振興事業費補助金 公共交通利用環境の革新等事業 低床式鉄道車両 3両 三億二千三百万円 令和2年度訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金 交通サービスインバウンド対応支援事業 交通サービス利便向上促進事業 ユニバーサルデザインタクシー 6両 補正含む 三百六十万円 令和2年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 地域公共交通確保維持事業 車両減価償却費等 ノンステップバス 十二両 千九百八万三千円 地域公共交通バリア解消促進等事業 福祉タクシー 5両 補正含む 三百六万三千円 旅客施設及び車両等の整備計画 交通事業者移動円滑化取組計画等により、交通事業者の バリアフリー推進計画の把握に努めました。 交通事業者のソフト面の対応 令和3年十一月、高松琴平電気鉄道株式会社及びことでんバス株式会社において、 事業者の乗務員等を対象としたバリアフリー教室を開催しました。 以上