【資料4】四国運輸局における交通バリアフリーの取組 1ページ目 四国運輸局におけるバリアフリーの取組 四国運輸局 交通政策部 バリアフリー推進課 令和3年7月20日 2ページ目 交通バリアフリーの推進の取組 @ソフト面のバリアフリー推進 四国運輸局では、交通バリアフリーについての理解を深め、誰もが 高齢者・障害者等に対し、自然に快くサポートできる 心のバリアフリー社会を実現するため、平成13年度から バリアフリー教室を開催しています。    平成15年度からは、小学校の総合学習の一環としても開催しているほか、 愛媛県バス協会、徳島県バス協会と共催で、従業員を対象とした バリアフリー研修会を実施。令和元年には、JR高松駅において、 運輸局職員を対象としたバリアフリー研修を初めて企画しました。 同研修は運輸局・整備局職員を対象として今年6月にも実施しております。 今後もバリアフリー法の趣旨を踏まえ、四国各地で継続的に開催をしていきます。 【バリアフリー教室開催状況(平成13年度〜令和2年度)】         平成13年度 開催回数 1回 参加人数 48人  平成14年度 開催回数 1回 参加人数 57人  平成15年度 開催回数 3回 参加人数 271人  平成16年度 開催回数 5回 参加人数 194人  平成17年度 開催回数 3回 参加人数 162人  平成18年度 開催回数 3回 参加人数 137人  平成19年度 開催回数 5回 参加人数 289人  平成20年度 開催回数 7回 参加人数 346人  平成21年度 開催回数 8回 参加人数 484人  平成22年度 開催回数 10回 参加人数 459人  平成23年度 開催回数 7回 参加人数 453人  平成24年度 開催回数 8回 参加人数 418人  平成25年度 開催回数 8回 参加人数 512人  平成26年度 開催回数 8回 参加人数 588人  平成27年度 開催回数 6回 参加人数 333人  平成28年度 開催回数 9回 参加人数 491人  平成29年度 開催回数 10回 参加人数 513人  平成30年度 開催回数 9回 参加人数 552人  令和元年度 開催回数 12回 参加人数 594人  令和2年度 開催回数 3回 参加人数 42人  累計 開催回数 126回 参加人数 6,943人 3ページ目 【バリアフリー教室の主な内容】 T.車椅子利用者疑似・介助体験 車椅子を使って車椅子利用者及び介助者双方の立場で 体験学習を行います。 また、実際に車椅子を利用している方にアドバイザーとして ご参加いただき、ご意見や体験談などを伺います。 U.視覚障がい者疑似・介助体験 アイマスクを着用し、視覚障害者及び介助者双方の立場で 体験学習を行います。 また、目の不由な方にアドバイザーとしてご参加いただき、 ご意見や体験談などを伺います。 V.高齢者疑似・介助体験 加齢に伴う高齢者特有の身体機能状態を再現する器具を 装着して、高齢者の身体的不自由さを体験するとともに、 介助の方法を学習します。 4ページ目 A交通事業者への支援(各種補助制度の活用) 旅客施設、車両等のバリアフリー化を促進するため、 国の各種補助制度により交通事業者を支援しています。 令和2年度に補助制度を活用して整備・導入された旅客施設、車両等  低床式車両 3両  ノンステップバス 12両  福祉タクシー(リフト又はスロープ付き)1両 B自治体への基本構想・移動等円滑化促進方針(マスタープラン)作成支援 市町村は、旅客施設の周辺地区など、高齢者、障害者等が利用する施設が 集まった地区(重点整備地区)について、特定事業を定め、基本構想の 作成ができるとされていましたが、今般の法改正により、 基本構想を作成するよう努めるものとされました。 また、具体事業の調整が困難な場合には、移動等円滑化促進地区を指定し、 バリアフリーの方針を定めるマスタープラン制度が創設され、 作成経費の支援を行うこととしています。 四国運輸局は、これまで6市(丸亀市、高松市、松山市、 高知市、今治市、徳島市)の基本構想策定協議会に参画し、 情報提供や助言を行ってきましたが、未策定の市町村を中心に 引き続き基本構想や移動等円滑促進方針作成を 推進していくこととしています。 5ページ目 Cバリアフリー四国運輸局長表彰 四国運輸局では、バリアフリー化の推進に多大な貢献が認められた個人又は 団体を表彰しています。令和2年度は、四国運輸局が徳島市及び藍住町の 小学校で実施しているバリアフリー教室を長年継続して支援し、地域の バリアフリー教育の推進に寄与した以下の事業者を表彰しました。 徳島市交通局、徳島バス株式会社、社会福祉法人徳島市社会福祉協議会、 徳島県立障がい者交流プラザ視覚障がい者支援センター、 社会福祉法人藍住町社会福祉協議会、社会福祉法人凌雲福祉会、 社会福祉法人青香福祉会 6ページ目 Dバリアフリーに関する県別意見交換会(高知県高知市) 日時 令和3年3月4日(木)14時から16時 場所 オーテピア高知図書館 4階研修室 内容  県別意見交換会開催の経緯  バリアフリー法改正の概要  バリアフリー法に基づく基本方針における次期目標について  意見交換(出席者の意見要望は次項に掲載) 意見交換会出席者からの意見・要望 ・ラウンドアバウトという信号機のない交差点の増加は 非常に困るという事を訴えたい。 横断のタイミングがわからず、視覚障害者にとって危険。 ・バリアフリートイレについて、 公共施設等に設置はされているもののまだ数が少ない。  ・公共交通を利用時に事故や災害が起きた際、 声をかけ助けてくれる方がいると心強い。 緊急時の障害者への具体的なサポート方法を 車内ポスター等で一般利用者に周知を。 ・高速道路出口に無人ETCが増えている。 対応モニターは文字表記ではなく音声説明なので、 聴覚障害者は聞きとることが出来ず後ろに列ができて気を遣う。 ・点字ブロックの摩耗に気付いてほしい。 5ミリの突起を保持という基準を設けた上で整備目標を設定してほしい。 ・お遍路さんやサーファーが、道の駅のバリアフリートイレで 洗髪や着替えをするため、利用者が長く待ったり滑ったりという話を聞く。 移動に関しては観光も絡むので、 意見交換の場に観光部門を追加しても良いのではないか。 ・バリアフリートイレを利用する際、設備が壊れていたという話がよくある。 (特にオストメイト)トイレ設置数が基準に達していても、実際には 機能していない場合がある。 ・車内の見える位置に筆談器の設置をお願いしたい。聴覚障害者だけでなく、 高齢者にとってもあれば助かる。 ・車いすは車両デッキしかスペースがないため、エアコンの設置を要望する。 ・ホームドアの早期設置を希望する。 ・車いすが余裕を持って通行できない歩道が多数ある。 ・難病患者や内部障害者など目にみえにくい障害への理解と、 ヘルプマークの市民への周知をお願いしたい。 ・鉄道駅のエレベーター設置と低床車両の導入を推進していただきたい。 以上です。