トン数は海の世界では重要な指標です。
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船の大きさ(指標としてのトン数)
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船の世界には、大きさを表す指標としていろいろなトン数があります。
そのトン数には、容積に基づく『容積トン数』と重量に基づく『重量トン数』とがあります。
『容積トン数』とは、一定の基準により船舶の寸法を測り算出した容積に係数を乗じて得た数値に『トン』を付して表したもので、「総トン数」、「国際総トン数」、「純トン数」などがあります。なお、ここでいう『トン』とは、単位としてのトンではなく呼称です。
一方、『重量トン数』は、一定の基準により船舶の寸法を測り算出した数値をトン(1,000キログラム)により表したもので、「載貨重量トン数」などがあります。
「総トン数」、「国際総トン数」は、船舶内全部の容積(斜線部)を算定します。
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「純トン数」は、貨物積載場所等の容積(斜線部)を算定します。
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「載貨重量トン数」は、貨物等を積んだ状態と降ろした状態の排水量の差(斜線部)を算定します。
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その他のトン数として、「スエズ運河トン数」、「パナマ運河トン数」、「責任トン数」などもあります。