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「中国管内における高齢者の移動を支える方策に関する実態調査」の調査結果のとりまとめについて印刷用ページ

2018年6月8日 更新

〔構成:交通政策部交通企画課〕

 中国地方の各自治体において公共交通網形成計画の策定が進められている中、多くの自治体で高齢者の移動手段をどのように確保するかが検討の中心となっています。
 高齢者の移動手段としては、路線バス、タクシー、コミュニティバス、デマンドタクシーなど、利用者の属性を限定しないものに加え、利用者を要介護者に限定した、介護保険制度による移動支援サービス、福祉タクシー、福祉有償運送が存在しますが、道路運送法の枠組み以外の無償運送も行われています。

 高齢者の実態を見ると、身体が自由になるうちは運転を続ける人が多い一方、身体が不自由になると外出しない、又は介護サービスを利用することとなり、運転ができなくなったから公共交通を使う方向への転換ができていないのが現状です。
 また、コミュニティバスやデマンドタクシーの利用者から、「運転手さんが買い物袋を持ってくれて助かる」との声がある等、「介護未満のちょっとした手助け」を求めている高齢者も多い状況です。

 高齢者の事故が増加している状況を鑑みても、高齢者の移動手段を確保することは喫緊の課題となっていることから、国土交通省においては「高齢者の移動手段の確保に関する検討会」を立ち上げ、平成29年6月30日に中間取りまとめを公表したところですが、 本検討会では公共交通機関に加え、公共交通を補完するものとして、ボランティア団体や地域の助け合い等高齢者の移動手段の選択肢を拡げ、サービスの提供を拡大する方向で具体的な施策の検討を進めていくこととしています。

 本調査では、福祉部門との連携を図りながら高齢者移動支援策を確保していくための方法や課題について、自治体との意見交換や取組事例を踏まえ検討・整理を行うとともに、高齢運転者の事故防止の観点から安全運転サポート車の普及と連携した移動手段の確保の取り組みについてとりまとめましたので、 その結果をお知らせいたします。

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