神戸海事地域人材確保連携協議会では、普段、海や港になじみのない小中学生に「みなと」を知り、親しんでいただき海事人材の育成につなげるとともに、子供目線・市民目線で「みなと」の魅力を発信してもらうため、「神戸・みなと体験」を実施しています。
令和3年11月4日(土曜日)、神戸海事地域人材確保連携協議会の主催で、「海上保安庁見学会」を実施しました。
令和元年8月22日 神戸・みなと体験〜神戸港の施設を見学しよう〜
当日の写真と大使の感想で、体験の様子をお届けします。
(神野 七海さん)
私は、乗船体験の中でも特に、バウスプリットを渡るプログラムが楽しくて、3回も行いました。バウスプリットとは、帆船の船首から前方へのびている棒のことです。
最初に説明を聞いている時は、初めての体験にワクワクしていましたが、実際に行ってみると、アスレチックのようで、思った以上にとても楽しかったです。
1回目は説明された通りに進んで、景色を見て戻りました。2回目は、戻る途中、網の上であお向けに寝転んでみました。3回目も、2回目と同じように、寝転びました。寝転んだ時には、背中が網で少し痛かったです。
進んでいる途中は、命綱を着けているけれど下に海が見えるからスリル満点です。先端まで進むと、景色がすごくきれいでした。
1回目に立って見た景色は、遠くの船と海を一緒に見ることができました。
2・3回目に寝転がって見た景色は、1回目よりも海が美しく見えました。海は太陽の光が反射してキラキラしていました。水が、船から逃げていくように動いているのも、おもしろかったです。
私は、帆船に乗るのが初めてでしたが、船員さんたちがとても優しかったので、楽しい時間を過ごすことができました。ぜひまた乗りたいです。
(東本 葉さん)
みらいへで学んだこと
船の上では皆が一つなんだ、私は「みらいへ」に乗ってそう思いました。
船の上で最初にしたのは、マストのロープを引っ張る仕事でした。
その時の私はロープを引っ張ることを甘くみていたのか予想以上に大変でした。
特に風が強い日だったのでロープが固く帆が動かしにくくなるのだとか。
一つの帆に二つ引っ張る箇所があり、二手に分かれ「ツー、シックス、ヒーブ」という最初のかけ声と同時に自分も声を合わせ、夢中に引っ張っていました。
次にバウスプリットという場所に登りました、そこは船の一番前に突き出したところで、周りに綱がありそこを渡りました。
綱がとてもしっかりしているとはいえ、足元を見ると海なので足が震えていました。
三番目は操船。
操船とは船の方向を変えるためハンドルでかじをきるのですが舵角計という船の向かう角度を表すものがあり、その数字に合わせハンドルを回します。
実際にやってみると、とっさに角度を言われハンドルを回すことはかなり難しいと感じました。
船員さんから聞いた話で面白かったのですが「みらいへ」ではなんとヤシの実の表面を使って掃除するそうです。
半分に切られた表面を触ってみるとタワシに似ていました。
行った先で手に入ったものを使うのが素晴らしいと思いました。
ロープを引くのも、操船するのも、掃除をするのも一人ではできません。
仲間と団結することの大切さを学びました。
大きな船は沢山の人の力で動いていると感じれる小さな旅でした。
SUPで学んだこと
今まで名前も知らなかったSUPは本当に楽しかったです。
最初は落ちるのが怖くて、沖の方まで出ると聞いたときは不安しかなかったし、ボードに乗って浜辺から離れた場所へ行き、海を見ると暗く深く、更に不安が増しました。
でも、しばらくするとボードを漕ぐことに夢中になっていきました。
立つときは腰を落とす、弧を描くように腕を動かす、など沢山のアドバイスを貰って一人でも立てるようになった時には、もう不安はなく心から楽しめるようになっていました。