2024年12月9日 更新
【バス】降積雪期における輸送の安全確保の徹底について
令和6年12月9日(月)午前9時43分頃、岡山県真庭市蒜山上徳山の市道において、大型観光バスが積雪のためスリップし、転覆する事故が発生し、乗客11名が負傷するという誠に痛ましい事故が発生した。(令和6年12月9日(月)現在)
道路は雪が積もっており、運行について注意を要する状況でした。
本格的な降積雪期を迎える中、管内のバス関係団体へ輸送の安全確保に遺漏のないよう、周知したところですがバス(旅客自動車)協会に参画されていない事業者についても下記内容を留意いただき、事故の防止に努めるようお願いします。
本格的な降積雪期を迎える中、管内のバス関係団体へ輸送の安全確保に遺漏のないよう、周知したところですがバス(旅客自動車)協会に参画されていない事業者についても下記内容を留意いただき、事故の防止に努めるようお願いします。
記
気象情報(大雪や雪崩、暴風雪等に関する警報・注意報を含む。)や道路における降雪状況等を適時に把握し、以下の対策を講ずることにより、輸送の安全確保に万全を期すこと。
@ 災害発生時の社内における連絡体制を改めて確認すること。
A 気象予報や路面の状況、降雪状況等を勘案しつつ、冬用タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着を徹底すること。
B 冬用タイヤの溝の深さがタイヤ製作者の推奨する使用限度を超えていないことを日常点検時に確認すること。
C 点呼時等において、運行経路の道路情報や、気象情報に基づき、乗務員に適切な指示を行うこと。
D 積雪・凍結時における要注意箇所の把握に努めること。
E 気象状況が急変し、安全運行が確保できないおそれがある場合は、運行の中止等の指示を行うとともに、バスの運休、タクシーの配車の休止、宅配便の集配荷の休止など、サービスの停止に係る情報については、ホームページ等を通じて利用者に分かりやすく情報提供すること。
F 乗務員に対して、スリップの要因となる急発進、急加速、急制動、急ハンドルを行わないよう指導するとともに、道路状況、気象状況に応じた安 全速度の遵守、車間距離の確保について指導を徹底すること。
【自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル】
中国運輸局自動車技術安全部
保安・環境調整官
電話082-228-9144
(※実務及び運行管理に関する相談等については、管轄の運輸支局へお問い合わせください。)