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北海道運輸局広報誌『北斗七星』第243号(令和4年11月30日発行)印刷用ページ

2022年11月30日 更新

目次

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海で活躍する女性と壮瞥町の中学生が出会います
〜海に接する機会の少ない壮瞥町において海事講座を開催〜

海事振興部 船舶産業振興官

 10月28日、北海道海事広報協会の協力により、壮瞥町立壮瞥中学校1年生11名を対象に海事講座「船と海運の役割〜フネージョからの海の仕事紹介〜」を開催しました。

 普段は海に接する機会の少ない壮瞥町に暮らす中学生たちに、海で活躍する女性たち(フネージョ)の声を直接届けることで、海事産業への理解を深め、将来の海事分野での活躍へつなげることを狙いとしています。

【壮瞥町立壮瞥中学校1年生11名と講師】

 海の現場で活躍する女性たちとして、スターマリン(株)で遊覧船の船長兼代表取締役の伊藤京香さん、船舶代理店の室蘭海陸通運(株)から小田紫帆さん及び同じく船舶代理店の(株)栗林商会から金森美保さん、商船三井フェリー(株)からアテンダントクルーの立崎加奈さんを講師に迎え、海の仕事を分かりやすく説明する仕事紹介をしていただきました。その後2グループに分かれ、仕事紹介で気づいた点や疑問点などについて講師を交えグループディスカッションし、質問事項をとりまとめたのち発表の場が設けられました。
 
 【各社のフネージョが海の仕事を紹介】
 質問は「タイタニックのポーズ(船首で十字架のポーズ)をしたことがありますか?」「(今夏商船三井フェリーと映画ONE PIECEのコラボ企画があったことから)フェリーにキャラの格好をしたお客さんは来ましたか」など思いもよらないものもみられ、賑やかなやりとりとなりました。

 各質問に対し「海にいるときは楽しい」「船員やお客様から感謝されると喜びを感じる」「とても忙しいけれど船を操縦することは楽しい」といったマジメな回答の他、「フェリーではダメだけど遊覧船でタイタニックのポーズをしてみる?」「キャラの本格的なコスプレで乗船されるファンもいらっしゃいましたよ」といった返答が講師からなされました。 
 
【グループディスカッション・質問を発表】

 生徒の表情は明るく、閉会の際「海に興味を持てた?」との講師からの質問に生徒全員が「はい」と応えてくれていました!
 海事振興部及び室蘭運輸支局では、このような海事海洋教育事業及び女性活躍推進事業を今後も継続して行うこととしています。

釧路初、大学生向け物流施設見学会を開催
〜酪農王国たる北海道は、釧路港を軸とした物流無しではなりたたない?!〜

釧路運輸支局

 釧路港は、北海道の太平洋側東部に位置し、わが国有数の食料供給基地である東北海道を背後に抱えており、東北海道の物流拠点としての重要な役割を担っている一方、物流業界における労働力不足は顕在化しており、釧路港においても例外ではなく、今後も安定的な物流ネットワークを維持するためには、人材の確保・育成は欠かせません。

 就職先としての物流業界を強く印象づけ、労働力の確保へつなげる取組みとして、飼料原料の輸入から生乳の輸送の輸送まで、釧根地区の主要産業である酪農が物流と密接に関係していることから、「酪農王国たる北海道は、釧路港を軸とした物流無しではなりたたない?!」をテーマに、(一社)釧根地区トラック協会、北海道港運協会との共催で、釧路港では初めてとなる大学生を対象とした「物流施設見学会」を開催しました。



協力先各社・団体による物流の説明】
 
見学会は、三ッ輪運輸(株)、川崎近海汽船(株)、ホクレン農業協同組合連合会、北海商科大学、釧路公立大学の協力により、釧路公立大学の学生11名、教職員7名を迎え、まず始めに北海商科大学の相浦教授による物流セミナーで物流の基礎知識を学び、三ッ輪運輸(株)に訪問して若手社員から物流の説明を受け、川崎近海汽船(株)及びホクレン農業協同組合連合会から、ほくれん丸による生乳等に関する輸送の説明を受けた後、釧路港の港湾施設、貯蔵槽倉庫、ほくれん丸の荷役を見学しました。


【国際バルクターミナルの見学】

 見学会に参加した学生から「文系の学生も採用していることを直接企業の方から聞いて業界について興味を持つきっかけになった」、「スケールの大きな仕事で単純にかっこいい仕事だと思った」、教職員からも「釧路だけでなく、日本の物流、世界の物流に興味を持つ学生を一人でも多く輩出できる大学にしたい」等の感想が届きました。

【ほくれん丸の荷役作業見学】

 見学会に参加した大学生において物流業界への認識が高まったことから、就職先が物流業界になっていることを願いつつ、今度も関係団体等とも連携し物流業界に対する関心・興味の醸成を図る取組みを続けていきたいと考えております。

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