2023年6月30日 更新
北海道運輸局広報誌『北斗七星』第250号(令和5年6月30日発行)
目次
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- 海からの物流を見に行こう!
〜釧路港で初となる高校生向け物流施設見学会を開催〜 - 令和5年度 観光及び自動車関係功労者等表彰式を挙行しました
海からの物流を見に行こう!
〜釧路港で初となる高校生向け物流施設見学会を開催〜
令和5年6月12日(月曜日)、釧路港では初めてとなる高校生を対象とした「物流施設見学会」を開催しました。
北海道運輸局釧路運輸支局では、就職先としての物流業界を強く印象づけ、労働力の確保へつなげる取り組みとして、昨年度は大学生向けの見学会を行いましたが、今回、釧路市水産港湾空港部、栗林商船梶A協立海上運輸梶A日本通運鰍フご協力により、北海道厚岸翔洋高等学校の2年生4名と3年生4名の生徒計8名、教職員2名を迎えて実施する運びとなりました。
まずはバスで釧路港西港区の第2埠頭に向かい、釧路市職員から港内施設の説明を受けた後、会議室に移動して各社からの説明となりました。釧路市からは釧路港が国際バルク戦略港湾※1として酪農業と強い結びつきがあること等について、栗林商船鰍ゥらは船や船員について、協立海上運輸鰍ゥらは釧路港内の業務や高校OBからのお話、日本通運鰍ゥらは倉庫についてそれぞれ説明があり、生徒達は皆熱心に聞き入っていました。
※1: 資源、エネルギー、食糧等の安定的かつ安価な供給が可能とするよう港湾機能の整備等を実施するものとして国土交通大臣が指定する輸入拠点港湾
釧路市からの説明 栗林商船鰍ゥらの説明
協立海上運輸梶@高校OB(左)のお話 日本通運鰍ゥらの説明
説明会の後、日本通運鰍フ倉庫に向かい、倉庫内の保管品やその積み方などの説明を受けていました。その後、栗林商船鰍フRORO船※2(神珠丸)の船内を回り、船橋(ブリッジ)や機関部(エンジンルーム)、荷役現場などを見学しました。それぞれ、普段立ち入ることが出来ない場所の見学ということもあり、質問も多く出るなど興味を引いているようでした。
※2: 貨物をトラックやフォークリフトで積み卸す(水平荷役方式)ために、船尾や船側ゲートを有する船舶のこと
日本通運椛q庫に向かう生徒達 栗林商船崖ORO船(神珠丸)の船内に向かう生徒達
船橋(ブリッジ)見学 機関部(エンジンルーム)見学
見学会に参加した生徒からは、「海の仕事は人と人とをつなげてくれると思った」、「進路を考える上でとても良い機会になりました」、「ネットで買い物できる理由はこのような仕事があるからだなと実感した」、「初めて見るものが多くたくさんのことを知れて良かった」、教職員からは、「生徒達にとって初めての良い経験をさせていただいた」、「生徒が興味を持ち、将来につながる内容であった」等の意見が寄せられました。
見学会に参加した高校生について、特にまだ就職先が決まっていない2年生の物流業界への認識が高まったことから、就職先が物流業界になることを願いつつ、釧路運輸支局では今後も関係団体等と連携して物流業界に対する関心・興味の醸成を図る取組みを続けていきたいと考えております。
最後に、本見学会の開催にあたりご協力いただきました関係者の皆様には、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
RORO船神珠丸の前で記念撮影
令和5年度 観光及び自動車関係功労者等表彰式を挙行しました
令和5年6月1日(木曜日)に札幌第2合同庁舎9階講堂において、令和5年度観光及び自動車関係功労者等表彰式を挙行しました。なお、表彰式は令和元年度以来4年ぶりの開催となります。
観光及び自動車関係功労者等表彰は、永年にわたり北海道の観光及び自動車関係事業でご活躍されてこられた方または団体等に対して、各分野でのご功績に敬意を表し、毎年6月に北海道運輸局長より表彰状を授与しているものです。
今年度は、「観光関係功労者 1名」、「自動車関係功労者 125名・28事業場」、「安全性優良事業所 34事業所」、「環境に優しい自動車整備事業場 6事業場」の合計126名、68事業所(場)を表彰いたしました。
表彰式には、受賞者をはじめ、多くの来賓及び関係者の皆様にご列席いただくなか、岩城 宏幸 北海道運輸局長の式辞に始まり、表彰状授与、続いて、来賓を代表して北海道自動車整備連合会 会長(当時) 瀧川 雅司 様より祝辞を、受賞者を代表して一般社団法人北海道ハイヤー協会 副会長 近藤 伸也 様より謝辞をいただき、滞りなく閉式を迎えました。
受賞された皆様の益々のご活躍とご健勝、ならびに業界の更なるご発展をお祈り申し上げます。
[式辞]
[表彰状授与]
[祝辞]