2023年9月29日 更新
北海道運輸局広報誌『北斗七星』第253号(令和5年9月29日発行)
目次
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「貸切バス新運賃・料金制度に関する説明会」を開催しました
北海道運輸局では、貸切バスの運賃・料金を平成26年以来9年ぶりに見直しを行い、令和5年8月25日(金曜日)付けで公示しましたので、バス事業者及び観光関係者を対象に説明会を開催しました。
説明会は、8月30日(水曜日)と8月31日(木曜日)の2回に分けて開催し、30日(対面形式)に約80名、31日(オンライン形式)に約260名のバス事業者・観光関係者のみなさまにご参加いただきました。
【説明会の様子】
貸切バス事業においては近年ドライバー不足が課題となっておりますが、2024年4月から適用される改善基準告示の改正を目前に控え、このドライバー不足がさらに深刻化してくことが懸念されています。
そのため、ドライバーへの処遇改善、安全投資の原資の確保等の取組みを事業者が着実に実施できるよう、全国的に運賃・料金の見直しが行われています。
従来の貸切バスの運賃・料金は、時間・キロあたりの単価に上限額・下限額が設定されており、実走行時間・実走行距離と運送毎の単価を掛け合わせて算出したものが上限額と下限額の範囲内となるように運賃を収受する必要がありました。
今回の運賃・料金の大きな変更点としては、単価の下限額が引き上げられ、従来設定されていた運賃単価の上限額が撤廃され、バス事業者は下限額を下回らない額で運賃・料金を自由に設定することができるようになりました。
説明会では上記の変更点に関する説明や、事前に募集した質問への回答、新運賃・料金の届出に関する内容について説明を行いました。
【当日の内容の総括】
北海道運輸局では、今後も貸切バスの適正な運賃・料金の収受のため、バス事業者・バス利用者双方に制度の理解を深めていただけるような取組みを続けてまいります。
「地域公共交通人材育成研修」を開催しました
令和5年9月14日(木曜日)〜9月15日(金曜日)に、TKP札幌駅カンファレンスセンターホールとWebとの同時開催により、地方公共団体交通担当者を対象とした「地域公共交通人材育成研修」を開催しました。
本年4月の地域公共交通活性化・再生法の改正により、交通事業者のみならず、地域の関係者が連携・協働(共創)し、地域全体で地域公共交通を支えていくことが重要とされ、地方公共団体に求められる役割はますます大きなものとなっています。
このような状況を踏まえ、地方公共団体の交通政策の中心となり得る人材の育成を目的として、有識者による講演や事例紹介、意見交換会などを行いました。
【大分大学経済学部経営システム学科大井尚司教授】 【特定非営利活動法人まちづくり支援センター
為国孝敏代表理事】
【事例紹介の様子】
【意見交換会の様子】
意見交換会では、現地で研修にご参加いただいた自治体職員の皆様と、講師の方々、運輸局交通企画課職員で、各地域の現状や、講師の方々からのご助言、国の補助制度などについて、意見や情報を交換しました。
【個別相談会の様子】
希望した自治体の皆様を対象に、個別相談会を行いました。
合計で、61自治体77名の方にご参加いただき、参加者からは「とても役に立った」との声をいただいております。
北海道運輸局では、今後ともこのような研修を通じて交通施策の中心となり得る人材育成を目指した取組を継続してまいります。
最後に、本研修の開催にあたりご協力いただきました関係者の皆様、ご参加いただいた皆様には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
「鉄道フェスティバルin北海道」を開催しました
令和5年9月23日(土・祝)に、札幌市北3条広場(アカプラ)において「鉄道の日」北海道実行委員会主催による、「第30回「鉄道の日」記念イベント 鉄道フェスティバルin北海道」を開催しました。
本イベントは、日本の鉄道が1872年10月14日に開業されたことを記念して、平成6年に10月14日を「鉄道の日」と定め、毎年その前後の日程で「鉄道への関心と理解を深め、鉄道の発展に寄与する」ことを目的に全国各地で開催されているものです。なお、今年9月で貨物鉄道開業150年を迎えたことから、北海道では9月の開催となりました。
フェスティバルのオープニングでは実行委員会会長(JR北海道綿貫社長)のあいさつを10時30分から予定していたところ、土砂降りの雨のため30分ほど延期するなどハプニングもありましたが、午後からは天気も回復し、ステージイベント、出展ブース、キャラクターのグリーティング、ミニ新幹線乗車体験など賑わいを見せました。
【実行委員会会長あいさつ】
【大人気!北海道観光PRキャラクター キュンちゃん】
【ミニ新幹線乗車】
当日は約5,500人の方にご来場いただき、大盛況のうちに幕を閉じました。
ご来場の皆さま、ご協力いただいた関係者の皆様に対し、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。