バリアフリーとは、高齢者や障害者等が生活していく上で障壁(バリア)となるものを除去(フリー)するという意味です。物理的、社会的、制度的、心理的、情報面など、さまざまな障壁がバリアフリーの対象となります。
バリアフリーの質問・回答一覧
Q1 バリアフリーとはどのような意味ですか?
Q2 ユニバーサルデザインとはどのような意味ですか?
ユニバーサルデザインとは、年齢、性別、国籍、個人の能力にかかわらず、できるだけ多くの人が利用可能なように、利用者本人、人間本位の考え方に立ったデザインを意味しています。
Q3 バリアフリー化の意義とは?
高齢者や障害者等が自立した日常生活、社会生活を営むことができる社会を実現することにあります。バリアフリー化を進めるにあたっては、高齢者や障害者等の意見反映が重要です。また、 バリアフリー化促進のため、いわゆる「心のバリアフリー」について国民の理解を深め、国民の協力を求めることも重要です。
Q4 運輸局で開催しているバリアフリー教室とはどのような催しですか?また、自分の学校でも開催してもらえますか?
Q5 街中で見かける点字ブロックについて教えて下さい。
正式名称は「視覚障害者誘導用ブロック」といいます。目の不自由な人に、より正確な歩行位置と歩行方向を案内するためのもので、安全な道すじを示す「誘導ブロック」と一時停止や注意を促す「警告ブロック」のほか、駅のホームなどの端を知らせる「内方線付き警告ブロック」があります。以前は、舗装材のデザインにあわせたものなど、さまざまな種類の誘導用ブロックが存在しましたが、2001年にJIS規格が定められ、突起の形状、寸法、配列などが統一されました。誘導用ブロックの色は原則として黄色とされています。
Q6 街中で見かけるヘルプマークついて教えて下さい。
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない方について、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助が得やすくなるよう東京都が作成したマークです。平成29年7月にはJISの案内用図記号に採用され、全国に普及が進んでいます。
Q7 「心のバリアフリー」について教えて下さい。
様々な心身の特性や考え方を持つすべての人々が、相互に理解を深めようとコミュニケーションをとり、支え合うことです。「心のバリアフリー」を体現するためのポイントは、「ユニバーサルデザイン2020行動計画」では、以下の3点とされています。
@障害のある人への社会的障壁を取り除くのは社会の責務であるという「障害の社会モデル」を理解すること。
A障害のある人(及びその家族)への差別(不当な差別的取扱い及び合理的配慮の不提供)を行わないように徹底すること。
B自分とは異なる条件を持つ多様な他者とコミュニケーションを取る力を養い、すべての人が抱える困難や痛みを想像し共感する力を培うこと。