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2024年6月24日 更新

持続可能な観光

我が国の「住んでよし、訪れてよし」の観光地域づくりを実現するため、地方公共団体や観光地域づくり法人(DMO)が中心となって、観光客と地域住民の双方に配慮し、多面的かつ客観的なデータ計測と中長期的な計画に基づく総合的な観光地マネジメントを行うことが重要です。九州運輸局ではこうした背景を踏まえ、様々な取組を行っております。

〇サステナブルツーリズム
 コロナ禍を経て、世界的に「持続可能な観光(サステナブルツーリズム)(※)」への関心が高まっています。そのため、サステナブルな観光を希望する訪日外国人旅行者をターゲットに、地域本来の生活(生業)・自然環境・文化等を保全・活用しつつ、それらの魅力を体験してもらうコンテンツを造成しました。

(※)国際観光機関(UNWTO)における定義
 訪問客、業界、環境および訪問客を受け入れるコミュニティのニーズに対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響を十分に考慮する観光。

令和4年度・令和5年度サステナブルな観光コンテンツ造成事業

<関連サイト>

〇レスポンシブルツーリズム
レスポンシブルツーリズム(責任ある観光)とは、観光客一人ひとりが、訪れる地域の自然や生態系に配慮し、その土地の慣習、マナー、地域住民の生活等を尊重した行動をとることで、持続可能な観光を推進するという考え方です。
観光客のマナー向上によるオーバーツーリズムの解消や、観光客にとって満足度の高い観光の実現などが期待でき、観光地と観光客の双方にメリットがあります。

令和5年度九州運輸局では、レスポンシブル・ツーリズムの推進に関する実証事業を行いました。

また、上記事業で制作したレスポンシブル・ツーリズムの映像を九州運輸局公式YouTubeにて掲載しておりますので是非ご覧下さい。

・【日本語版】ロングver.ショートver.
・【韓国語版】ロングver.ショートver.
・【簡体字版】ロングver.

観光庁においても訪日外国人向けマナー啓発動画を制作しておりますので、そちらも是非ご覧下さい。
マナー啓発動画(観光庁HP)

将来にわたって旅行者を惹きつける地域・日本のレガシー形成事業
本事業は、将来にわたり国内外から旅行者を惹きつけ、継続的な来訪や消費額向上につながる地域・日本のレガシーとなる観光資源の形成を促すことを目的、レガシー形成の実現可能性調査及び今後の事業展開の戦略作成を行いました。 

 令和4年度九州運輸局では、大分県由布市湯平地区に事業を行いました。

○DMOにおける持続可能な観光地経営のための課題分析等支援事業
 本事業は、「持続可能な観光地経営」をテーマに掲げ、同テーマについて課題を有するDMOが課題の分析や解決方法の検証を行うにあたり、運輸局・事務局(別途、運輸局が指定する事業者)が伴走支援を行う事業です。事業を通して得られた事例・課題解決のノウハウを、同様の課題を抱えるDMOに横展開することで、全国のDMOの機能強化につなげることを目的としております。

 令和6年度、九州運輸局では「一般社団法人平戸観光協会」及び「株式会社島原観光ビューロー」をモデルDMOとして選定いたしました。
 
 今後、上記事業の報告書を掲載予定ですので、是非ご覧下さい。