10月17日(金曜日)、長崎運輸支局は、九州海事広報協会のご支援を賜り、福岡造船株式会社長崎工場のご協力を得て、長崎市立野母崎小学校3年生17名、教諭2名を対象とした「海事産業見学会」を実施しました。
◇概要
長崎市内には多くの造船所があり「造船の街」として長崎独自の教科書に載っている造船業について、小学3年生が学習をしています。そのような中、野母崎小学校の先生より、見学会を開催してほしい旨の要望があり実施しました。
ご協力いただいた福岡造船株式会社長崎工場は化学薬品を運ぶケミカルタンカーを中心に建造されています。
今回の見学会は、往路のバス車内にて海事産業に関するDVDの視聴が行われ、造船所においては、造船所の担当者による事前説明の後、実際に船が建造される工程を見学しました。事前説明では、福岡造船株式会社長崎工場について説明いただき、児童は大事な箇所のメモをとる等真剣に聞いておりました。工場見学中及び見学後には、事前に準備した質問を含め、分からないことや気になったことを積極的に質問していました。最後には、建造された船の前で記念撮影を行い、児童たちが満足できる見学会となりました。
◇長崎運輸支局からのメッセージ
見学会当日は天気に恵まれ、無事に見学会を実施することが出来ました。
復路のバス車内においては感想会が行われ、「大きな船が見られて良かった」や「さまざまな機械・材料が見られてうれしかった」等の感想がありました。中には、「色んな機械・材料を見られてうれしかった」や「火が出ているところを間近に見られて良かった」等の実際に見てみないと感じづらい部分における感想があり、見学会が有意義なものであったと感じました。
また、「造船所案内の方が優しかった」との感想もあり、福岡造船株式会社長崎工場の皆様には、事前準備も含め見学会に丁寧にご対応いただき心より御礼申し上げます。
長崎運輸支局では海事産業を体験し、その役割等を理解していただくため、児童・先生方を対象に海事産業見学会を開催しております。
長崎県でも同様の取組が開催されておりますが、当支局でも引き続き、海事思想の普及や海事産業の次世代人材育成に結実できるよう取り組んでまいります。
（長崎運輸支局）
