海事振興部
旅客課/九州の旅客船事業
「離島をぶらり」
|
トカラ列島(口之島・中之島) |
1.口之島・中之島の概要 | |
口之島は、トカラ列島の最北端に位置し、島には純血種の野生牛が棲息しており、島はリュウキュウチクに覆われ、亜熱帯性の植物も多いです。その昔、平家の落人がこの島に流されてきた時に、着物の袂に入れて来たと言われるタモトユリが見られるなど、豊かな自然が息づいています。 一方、中之島は、トカラ列島有人7島の中心島で、島には、トカラ列島最高峰の御岳があり「トカラ富士」の愛称にふさわしい景観です。また、縄文後期のタチバナ遺跡があり、喜念式や入佐式など琉球と九州双方の土器が出土しており、古くから南北交流のあったことを証明しています。さらに、温泉が豊富で、施設は24時間(掃除時間を除く)入り放題です。 |
|
平瀬海水浴場(口之島) |
2.口之島・中之島を観る |
・平瀬海水浴場(口之島) 天然のリーフを掘り込んで造った海水浴場で、潮の干満によってはたくさんの魚達を見ながら泳ぐことができます。また、ビーチハウスには、トイレ・シャワーがあり、利用できます。 |
・タモトユリ(口之島) 口之島の固有種で、6月下旬から7月上旬に純白の花をつけ、県の指定天然記念物に指定されています。 |
・中之島天文台(中之島) 九州では最大級のカセグレン式反射望遠鏡を備えた天文台で、天文台専門の職員が常駐しており、「星空ウォッチングツアー」などを企画・実施しています。 問合先:中之島天文台(09912−2−2338) |
|
・トカラウマ(中之島) 中之島に現在11頭のみいるトカラ馬は、西洋種の影響を受けていない小型の在来種で、鹿児島県の天然記念物に指定されています。明治30年頃喜界島から宝島に移入され、戦後になりトカラウマと呼ばれるようになりました。 | |
・十島村歴史民俗資料館(中之島) トカラ列島の各島の概要や歴史・文化・暮らしを紹介するとともに、土器・漁具・民具などを展示しています。 |
|
中之島天文台(中之島) |
3.口之島・中之島を体験する |
・星空&スローディナー満喫ぶらり旅 潮騒の音を聞きながら天然温泉につかり、地元の食材をふんだんに使ったディナーを楽しむツアーで、九州最大級の望遠鏡での満天の星空観察も行います。 |
・トビウオすくいツアー 毎年、5月から6月にかけてトカラ列島の各島の湾内に入ってくるトビウオを港からタモを使ってすくうツアーです。また、釣り、トローリング、海水浴、キャンプ、ダイビングなども楽しめます。 |
・万能つゆ 中之島のおかあちゃんたちが、地元の椎茸や魚をふんだんに使用して丹精を込めて作ったつゆです。 |
※このページは、(財)日本離島センター発行の「日本の島ガイドSHIMADAS(シマダス)」(1998年)の内容の一部を転載したものを含んでいます。このページの一部または全部を無断で複製することはできません。
(C)日本離島センター National Institute for Japanese Islands