海事振興部
旅客課/九州の旅客船事業
「離島をぶらり」
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トカラ列島(平島・諏訪之瀬島) |
1.平島・諏訪之瀬島の概要 | |
平島は、トカラ列島の中央部に位置し、ガジュマロやビロウが繁る周囲4.5kmの小さな島。島内の原生林にはナドユリが自生し、米も収穫されています。また、畜産も盛んで、天気の良い日には海岸べりでは放牧牛が水浴びをする光景が見受けられます。 一方、諏訪之瀬島は、トカラ列島の中で2番目に大きな島で、島の中央には標高799mの御岳があり、今なお噴煙を上げる活火山島です。 トカラ列島で最も激しい活火山を抱くこの島は、過去に何回となく大噴火を起こし、北西部の溶岩台地には手付かずのマルバサツキが自生し、春には一面赤とピンクの花畑となります。 |
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平 島 |
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2.平島・諏訪之瀬島を観る | ||||||
・大浦展望台(平島) 晴れた日には唯一トカラ列島全島を見渡すことが出来る絶好のビューポイント。 |
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・平家の穴・穴口(平島) 東之浜突端の崖下にある大きな洞窟で、平島に逃れて来た平家の落人が、源氏の追っ手を見張った番所跡と言われています。近くにある「穴口」は、岩場の穴に入り込んだ石が潮の干満によって岩を削って池のようになった丸い大穴です。 |
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・ガジュマロの大木(平島) 亜熱帯性植物のガジュマロ、ソテツ、リュウキュウチクなどが島内各所に繁っており、中でも溜池のそばに生えているガジュマルは樹齢1000年以上と言われています。 |
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・御岳噴火口(諏訪之瀬島) トカラ列島の中でもっとも活発な火山で、火山荒原にはマルバサツキが群生しており、5合目あたりの溶岩地帯までは道はあるが、現在は、火口から半径2km以内は立ち入り禁止で登山はできません。 |
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・作地の温泉(諏訪之瀬島) 集落から陸づたいには行けないので、船で行きます。凪の日でないと船を着けられないのでめったに行けない秘境温泉で、船を降りて涸れ川沿いに内陸に入っていくと、量は少ないが、溶岩の間から熱湯が噴出しています。 |
3.平島・諏訪之瀬島を体験する |
・トビウオすくいツアー 毎年、5月から6月にかけてトカラ列島の各島の湾内に入ってくるトビウオを港からタモを使ってすくうツアーです。 |
・マリンスポーツ 釣り、トローリング、海水浴、キャンプ、ダイビングなど |
※このページは、(財)日本離島センター発行の「日本の島ガイドSHIMADAS(シマダス)」(1998年)の内容の一部を転載したものを含んでいます。このページの一部または全部を無断で複製することはできません。
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