海事振興部

旅客課/九州の旅客船事業


 「離島をぶらり」
対 馬 島(つしまじま)

厳原港まつり対馬アリラン祭
1.対馬島の概要
 対馬は日本海の西に浮かぶ細長い島で、北は対馬海峡西水道をはさんで朝鮮半島に面し、南は対馬海峡東水道をはさんで壱岐島、九州本土に面しています。海岸は複雑な入り江を持つリアス式海岸で、その総延長は915kmにもなります。対馬島を南北に分けるように島の中央部に位置する浅茅湾は、大小幾つもの入り江と島々が複雑に入り組んでいて、対馬の釣り客がたくさん訪ねる観光地の一つになっています。
 
 晴れた日には、対馬島の西側から朝鮮半島の山々や建物を望むことができ、地理的に近いことから、古くから対馬島は大陸との交流で重要な役割を持っていました。現在では対馬島と韓国の釜山が定期航路で結ばれ、文化、経済、教育の面などで更に活発な交流がなされています。
 
 また、多くの自然が手付かずで残っており、国の天然記念物「ひとつばたご」別名「なんじゃもんじゃ」や「ツシマヤマネコ」など、対馬島ならではの動植物が今も共存しています。
 
厳原港まつり対馬アリラン祭

烏帽子岳から 望む浅茅湾
烏帽子岳から望む浅茅湾
 
ツシマヤマネコ
ツシマヤマネコ
「写真提供:環境省対馬野生生物保護センター」
2.対馬島を観る
・和多都美神社
 日本神話「海幸・山幸」の彦火々出見尊と豊玉姫命を祭る海神神社で、鳥居のうち2本は海中にあり、その姿は神秘的です。
 
・万関橋
 もとは陸続きだった対馬島を、明治33年に日本海軍が艦船の通り道として人工的に分断し、交通の要所として橋が架けられました。橋の上から見る潮流は絶景です。
 
・対馬野生生物保護センター
 「ツシマヤマネコ」など、絶滅の危機に瀕している野生生物の生態や現状について解説し、また、保護増殖、調査研究を進めています。
 対馬野生生物保護センターアドレス:http://twcc.cool.ne.jp/
 
 
3.対馬島を体験する
 シーカヤック、スキューバーダイビング、バードウォッチング、山歩きなど自然にふれる体験メニューが数多くあります。
 


※このページは、(財)日本離島センター発行の「日本の島ガイドSHIMADAS(シマダス)」(1998年)の内容の一部を転載したものを含んでいます。このページの一部または全部を無断で複製することはできません。

(C)日本離島センター National Institute for Japanese Islands

ページのトップヘ