海事振興部
旅客課/九州の旅客船事業
「離島をぶらり」
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中 通 島(なかどおりじま) |
1.中通島の紹介 | |
中通島は、五島列島の中で2番目に大きい島です。島からは旧石器時代、縄文時代、弥生時代の遺跡が発見され、平安時代には、遣唐使船の寄港地にもなるなど、大陸交流の拠点として栄えました。 また、江戸時代には、厳しい弾圧によって信仰を隠さなければならなかったキリスト教徒が、新たな生活の場として移住しました。島の産業は、捕鯨、定置網、まき網、養殖など水産業を中心に栄えました。 | |
青砂ヶ浦教会 |
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2.中通島を観る | |||
・青砂ヶ浦教会(国指定重要文化財) 青砂ヶ浦海岸の丘の上に建つ赤レンガの教会で、随所に石材が使用され、重厚さを増しています。入口の左右には、古典様式の石柱、その上に色ガラスをはめた円形の「バラ窓」が美しく、明治43年に完成しました。 |
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・頭ヶ島教会(国指定重要文化財) 人々が水に直接触れることができる個性ある水辺を評価し、快適な水浴場を広く普及することを目的として環境省が実施した「快水浴場百選」に認定された遠浅で、波静かな海岸です。 また、毎年「海の日」の前日には「蛤浜で遊ぼDAY」が開催され、地引網やバナナボート、夜には夜市など多彩なイベントが行われます。 |
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・蛤浜海水浴場 人々が水に直接触れることができる個性ある水辺を評価し、快適な水浴場を広く普及することを目的として環境省が実施した「快水浴場百選」に認定された遠浅で、波静かな海岸です。 また、毎年「海の日」の前日には「蛤浜で遊ぼDAY」が開催され、地引網やバナナボート、夜には夜市など多彩なイベントが行われます。 |
3.中通島を食べる |
・五島うどん 上質の小麦粉に塩を加えて練り上げ、延ばす。この時、ひき油として五島特産の椿油を使用します。コシが強く、のびにくいので煮込みや鍋物に適しています。地獄の釜さながらにグツグツ煮えた鍋から直接うどんをとり薬味を入れたあごだしにつけて食べる“地獄だき”は、五島の手作りうどんならではの食べ方です。 |
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・かんころ餅 さつまいもを薄く輪切りにして、ゆで干しした物で、蒸して、餅、水飴、ゴマ、砂糖を混ぜ合わせ、こねたものです。作りたての柔らかいままでも、輪切りにして、レンジ・オーブンで焼いても美味しくいただけます。かんころ餅は、五島列島に古くから伝わる素朴で懐かしい自然の美味しさがいっぱい詰まった名物です。 |
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五島うどん |
※このページは、(財)日本離島センター発行の「日本の島ガイドSHIMADAS(シマダス)」(1998年)の内容の一部を転載したものを含んでいます。このページの一部または全部を無断で複製することはできません。
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