国土交通省 中部運輸局

中部運輸局の活動

第16回 中部地区内航海運活性化懇談会を開催しました

2017.02.03

〜女性船員の活用と内航活性化に向けての方向性について議論します〜

平成29年2月3日、名古屋合同庁舎第1号館において「第16回中部地区内航海運活性化懇談会」を開催し、国土交通省海事局、中部運輸局、各内航海運組合などから28名の参加がありました。

内航海運は国内物流の約4割、産業基礎物資輸送の約8割を担う、我が国の経済活動と国民生活を支える物流の大動脈ですが、若年労働者不足に伴う船員の高齢化、中小事業者が99.7%を占める脆弱な経営基盤への対応など、様々な課題を抱えている状況にあります。

中部運輸局では、管内内航海運関係団体との情報交換や意見交換の場として、平成18年10月に「中部地区内航海運活性化懇談会」を設置し、関係者が一体となって中部地区における内航海運活性化のための諸方策について検討を進めています。

今回の懇談会では、「女性船員の活用と内航活性化に向けての方向性」をサブタイトルとし、雇用船員の約20%が女性船員という香川県観音寺市 有限会社三原汽船 代表取締役 三原社長 様から「女性船員の活用」について講演をいただくとともに、海事局内航課から「内航海運活性化に向けた今後の方向性検討会」についての説明、各海運組合からそれぞれの現状について報告が行われ、講演・報告を受けた全体討議が行われました。

女性船員の活用にあたっては、船員を志す女性は覚悟を持って入ってくるので特別扱いはしていない、といった体験談や、結婚・出産・育児にどのように対応しているのか、といった質問にも丁寧にお答えいただきました。  また、内航海運の今後の方向性についても、業界活性化に向けての活発な議論が展開されました。

今後も中部運輸局は、日本人船員の減少・高齢化対策、内航海運の重要性の啓発といった取り組みについて、引き続き関係者と連携していきます。

第16回中部地区内航海運活性化懇談会を開催しました

第16回中部地区内航海運活性化懇談会を開催しました

カテゴリー別情報

 

組織別情報